2009年 04月 19日
間もなく30年の可撤ブリッジ
f0103459_852484.jpg 1942年生の女性の患者さんです。76欠損を2本のテレスコープと8番のレストで補綴しました。上顎の6は挺出していましたが修正はしませんでした。約1年で上図のように破折しました。マイナーコネクターはエーカース鉤の場合よりは強度をとっていましたが、義歯のたわみが上回ったようです。頬舌幅を狭め断面をT字型にしたメタル咬合面で前後を鑞着しました。この数年体調を崩されていましたが久々の来院でした。

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 もともとメインテナンスの良い方で、義歯床内面が歯磨剤で削られていることぐらいしか異常は見当たりませんでした。それほど優形ではない8番もレストもまだまだ健在。驚いたのは当時の前装レジンです。テレスコープではマージン付近に破折が見られることがよくありますが、この2本は未だ完璧で変色すらも見られません。加熱型の方が光重合より優れているのではないかとさえ思いたくなります。
 当初、維持力低下のために貼っていた箔もなくなっても、維持力が強すぎるようなことはなく外冠のひずみは起こらないことが順調な一因でしょう。リテンションはなくなりブレーシングと患者さんの慣れが機能を維持していると思われます。

by my-pixy | 2009-04-19 18:05


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