2009年 04月 24日
人はなぜ
 ゴールデンウィーク明けから各カメラメーカー合同しての企画のようです。中にはすでに生産は行わなくなったメーカーも入っていますが、再生への祈りもこめてこのタイトルは好きな言葉です。
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 しかしあらためて考えてみるとこの言葉にこめられた旅へのあこがれは、次第に希薄になりつつあります。松尾芭蕉の時代にまで戻らなくても、1960年代、旅に出るときの心のときめきは今でもはっきり覚えています。ひとの話やわずかな情報をたよりに旅に出て行きましたが、予備知識が乏しい分だけ旅には感動がありました。回を重ねても出かける前のときめきはそれほど変わりませんでした。ヨーロッパに通いつめても行く先々で出会うものは違いますし、今度は!と期待することはあっても飽きることなどありませんでした。
 f0103459_13114683.jpg 表通りから外れたところばかり歩きたがる人間にとっては、ツアコンに連れられて歩くパッケージツアーは信じられない旅で「金魚の観光旅行」だなどと悪口を言っていました。しかし今はそれどころではありません。テレビなどに紹介されれば、秘境といわれていたところにもどっと人の波が押し寄せ、グルメとエステを完備した至福のホテルが立ち並んでいるようです。有名観光地は世界遺産で箔をつけてさらに人を厚め、それに外れたところはエコツアーです。テレビで見るくらいなら良いでしょうが、なけなしの時間と資金をなげうってお説教やお勉強はまっぴらです。ボランティアの人たちはことのほか教育熱心なものです。
「人はなぜたびにでるのだろう」◎◎ツアーやいやし旅行は花盛りですが、「たびにでること」は過去のものになったようです。

by my-pixy | 2009-04-24 11:59


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