2009年 05月 19日
総義歯に手こずる
f0103459_925775.jpg 今年の正月は稀にみるケースに恵まれ大ハッスルで始まりました。連続3回もブログにアップしたまではよかったのですが、その後、続きをアップしなければ!というプレッシャーは高まるものの思ったようにまとまらずず、ついにはケースプレというタグの存在すら忘れたくなってしまいました。
 長い間避けて通っててきた総義歯に手痛いしっぺ返しを食うことになったのです。上段右の写真は1月末の写真ですが、この頃から前歯の配列に苦しむことになりました。顔貌とのバランスは何とかとれても、口角鉤を入れて写真を撮ろうという気になる配列がどうにも決まらないのです。チェアサイドでいじくり回しては手に負えなくなって次の仮義歯に移行するという反復が続きました。

 最初は唯一の残存歯である左下犬歯の位置や長さに引きずられていました。上唇の位置から上顎前歯を決めようとすれば上段右のようになりますが、安静位空隙はたっぷりあるので下顎前歯がひどく目立ち、喋ってもらうと口中、歯だらけという印象になってしまいます。始めがはじめだけにことさらです。その後、短い鼻下上唇部、パノラマに見られる生中部の骨体の上下巾などに気づいて諦めるまで、空しい時間を使いました。日焼けした顔の色とマッチしないグレーっぽい人工歯の色調も悩みの種でした。
 予定を1ヶ月オーバーしましたが「1本のインプラント」支援を得て左下犬歯の動揺はなく、義歯が安定していることは不幸中の幸いでした。レジンだけの穴あき下顎義歯を再製する機会があればもう一度チャレンジしてみます。(まとめてご覧になる方はタグで「ケースプレ」を選んで下さい。

by my-pixy | 2009-05-19 20:02


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