2009年 12月 04日
デジタル一眼の10年 1.
f0103459_1091860.jpgデジタル1眼レフが誕生して10年が過ぎました。1999年に始まった興奮と混乱は2004年まで続きました。この間に Nikon D1、Fuji S1Pro、Nikon D1X 、Nikon D100、Pentax IstD、Nikon D70、 Canon 20Dと7台のカメラを使いました。作りや操作性の悪さもありましたが、最大の問題はスライドのような色が出なかったことです。
 しかし2005年から事態はがらりと変わりました。この5年間はD200、D80、D300の3台だけでそのすべてがいまも現役です。前半の7台は影も形もありません。画像はその象徴 D1Xで、D1を補うべく2001年に登場しましたが、太平洋戦争の武蔵、大和と同じで、まったく日の目は見ないまま処分することになりました。後半の3台はこれ1台で購入できたのですが。

 前半、後半を大きく分けたのはRAWの実用化でした。これによって画像調整はまったく新たな次元に入ったからです。その感動を伝えたいと歯界展望にも連載しましたが、実用して頂けた方はごく少数だと思います。JPGでも良くなってきた。データが重い。そこまで面倒だ。衛生士には無理。などというエクスキューズがほとんどで、自分の画像が一変したなどという、うれしいコメントは聞こえてきませんでした。

 カメラとしては素晴らしい仕上がりながら,色は出なかったD1にもRAWはついていました。しかし当時のCapture NXというソフトは未成熟、カメラ、パソコンの処理能力も低く実用にはなりませんでした。しかし2004,2005の時点ではそのほとんどが解決され、すべてのカメラのRAWてデータJPGと同時に作製されPhotoshopで処理できるようになりました。RAWソフトも選択に困るほど豊富になりました。

f0103459_1355762.jpg露出の過不足やそれによる色調のくずれもRAWデータで容易に改善されることを知って欲しいと、先週、若手の数人の方々に処理の現場を見て頂きました。ほとぼりがさめればまた元の木阿弥かも知れませんが、この夜だけは反応があったのでちょっと期待しています。(プロジェクターは使わなディスプレーを多用したのでみんな立ちんぼです。)

by my-pixy | 2009-12-04 11:30


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