2010年 06月 10日
カメレオン・デンチャー2
 だからといって設計の基本方針はこれまでと全くかわりません。テレスコープ・デンチャー以上のパーシャル・デンチャーの設計はありませんからS>B>R の原則は不変です。ただ患者さんの加齢変化は避けられず、セメント質の剥離などといった全く予測しなかった出来事にも直面します。支台歯がそれぞれ単独で上部構造が固定されていない長所はこうした状態で明らかになります。最後の手段として歯牙移植やインプラントが用いられた場合に移行しやすいことも実証済みです。
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 咬合面材料に使われる硬質レジンは、インプラントの上部構造に多用されているものと同じです。5年限定といっても製作時シリコンコアなどは残していきますから、完全リニューアルも可能です。歯根膜もないインプラントの上部構造こそ今すぐ可撤方式に変えれば多くの問題が解決されるはずです。あれはできないこれはだめといっているジルコニアも、レジンとの接着方法などが解決されてくれば仲間に入れるでしょう。

 最小限の侵襲による片側遊離端補綴テレスプ・デンチャーと、レジという素材の長所を最大限に引き出すカメレオン。デンチャーは車の両輪です。

by my-pixy | 2010-06-10 14:14


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