2010年 06月 26日
ジルコニアとレジン
 なんで突然テレスプだカメレオンだとわけの分からないことを言いだしたのだとお思いでしょう。その経緯は縷々述べさせて頂きますが、まず1枚目の画像をごらんください。
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 エステならぬCAMで磨き上げられた絹のようなお肌にはお化粧も施されています。白さゆえ一見きれいそうでもその滑らかさはミリングマシンで仕上げられたメタル内冠外壁に及ばないこと、これまでの素材に較べればかなり丈夫ですが薄すぎれば割れること、ポーセレンとの結合はメタルボンド以下らしいことなどは覚えておいて下さい.。
 さらにさらに重要なことはこの方たちの主な職場は宮廷の晩餐会ではないということです。「私どもはインプラント上で前歯を専門にモデルさんのようなお仕事をしておりますので・・・。」なんて言っている人は今すぐにでもお引き取り下さい。私たちが期待しているのは下の画像のような現場のたくましい担い手なのです。
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 だから可撤性なんかにしないでブリッジにすればよいのにという方とは別室でゆっくりお話ししましょう。私たちはそんなことは百も承知でこのケースにはこの設計を選びました。それにこの現実を避けてきたことがジルコニアなどというわがまま娘を生んだこともよく考えなおして下さい。やがて人の親になる頃には何とかなることが多いでしょう。しかしそうばかりとはいえないことも起こっているようです。
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 もし次々と現れる診素材がもう少し現場の悩みを理解してくれれば、多少でも改善策は出てくるはずです。しかし現状では、遊離端欠損や少数残存にインプラントを応用しても、同じ問題に突き当たります。プロテンプやナイロンデンチャーまがいのクラスプを使ってでもという試みは苦しい苦しい模索なのです。
 この話題は来週の第30回臨床歯科を語る会のシンポジュームとも関連しています。欠損歯列へのインプラントの応用にはそのベースとなるさまざまな問題を整理することが必須です。その一助として当日まで何回か話題にします。
 といいながらこの後一週間何も書かなかったとか、これまで歯肉縁開放を強く主張しながら舌側を閉鎖したとか非難の声も聞こえてきました。それでは非切削でどうしてサポートを確保できるのでしょう。しかも頬側、隣接は空いていますからオーバーデンチャー(大馬鹿デンチャー)とは大違いです。よく見てよく読んで下さい。いま10日後にも加筆しているのです(7.7.七夕)

by my-pixy | 2010-06-26 16:22


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