2010年 09月 20日
故郷の川に戻って
f0103459_15375774.jpg ことしの基本ゼミでは海に下った何匹かの稚魚がふるさとの川に遡上してきました。なかでも今回は自家歯牙移植の大家、下地先生のサポートに、2004年の受講生だった若手が登場しました。

 同じ場所で同じ先生の話をうかがって6年後、著書をテキストに症例を重ね、ほんのお手伝いでも同じ舞台に立つことには、かなりのプレッシャーがあったと思います。それを意識して冒頭に聴衆の笑いをとるサッカーになぞらえた、ケースプレのコンテンツから90分の話しが始まりました。外れたら大変な大ばくちですが、この仕掛けは実に見事に爆笑の輪を拡げました。
 十数ケースが需要側の条件によって順次進められて行きましたが、本来あるべき資料が欠けているスペースにはご丁寧にタグが入れてありました。CT画像導入後のケースは、手技が手慣れてきたこともあって短期ながら見事な術後経過が提示されました。最期は春スキーの月山を背景に、若手へのアドバイスなどを散りばめてのフィナーレでしたが、質問には身振り手振りを加えて開放感を味わっているようでした。
 こうした時間に居合わせることは自分の発表以上のうれしいことです。受講生側にとっても、大家の系統的なお話しとともに、身近な先輩の話には勇気づけられるものが多かったはずです。その中の一人でもまたこうして帰ってきてくれたらば、小さな草の根運動でも、大学や歯科医師会ではできない歯科医生命のリンクが成り立つことまちがいありません。
 興南高校応援で甲子園までお出かけだった下地先生にもしばしの息抜きになったでしょうか。 

by my-pixy | 2010-09-20 15:36


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