2011年 05月 08日
無茶な遊離端義歯 2
f0103459_7522979.jpg 貴方の話はバイアスがかかっているからデータにならないと良く言われます。おっしゃる通り私が書いたり喋ったりしていることは、昭和も1桁の約200人の患者さんをベースにしたものですから、条件が変わってしまえば何の役にも立たないかもしれません。

 反対に私がよく口にするセリフは「平均値という患者さんはいない」ということです。すべての患者さんには個性があり、相手をする歯科医自体も千差万別です。細胞レベルならEBM は成り立ちますが、ひとに細胞レベルの斉一性を期待することはできません。


 前置きが長くなりましたが、上顎左側の長い遊離端欠損に、1.の両側性義歯を装着しましたがなかなか受け入れられず、犬歯頼みの2.3.の片側義歯に変更しました。2は無理がかかればすぐ破折するだろうというパイロットです。どうやら大丈夫らしいと3.に格上げしました。大過はなかったのですが、犬歯に何かが起こったらというか怖さに負けて、2006〜2007年レジンのパラタルバーを前方に移動してトライし、現在はそれをメタルに変えた下の写真になっています。本来ならもう少し前半を延ばしたかったのですが臨床的安全度に負け、自分だけでもはっきりした結論はでませんでした。

by my-pixy | 2011-05-08 07:54


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