2011年 06月 15日
2011火曜会ケースプレ
 昨日の私のプレゼンです。この1ヶ月、司会もぴったり寄り添って協力して頂きましたが、演者のタイムオーバーなどもあり、思い通りの成果とはいきませんでした。たった20名の会員ですが、その年齢差は最大50才、時代も変わる中、40年をふり返る長期術後経過を伝える難しさを思い知らされました。いずれ火曜会HPにも担当がアップすると思いますが、罪ほろぼしと機先を制して、もぐら流事後抄録です。
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 6.11に並べた過去20年間のプレゼンをふり返っても、その大半は同じ素材を、同じような調理法でいじくりまわしてきたことが分かります。その時々にはそれ以前に比べ、何かを進められたようなつもりで発表してきましたが、聞く側になれば「同じ様な話しを!」と思われてきたことでしょう。
 今回も相変わらず「すれ違い」に始まる70年代のオールディズでした。しかしはっきり変わったこともあります。加藤周一さんの言葉をかりれば「幽霊はいうことが変わらない」世界に入ってきたからです。術者もそうですが共に旅してきた患者さんも同じです。亡くなったムツばあさんの気持ちも痛いほど分かるようになってきました。

 一方、若くはつらつとした基本ゼミの人たちの宿題と直面すると、確信を強めていることも確かです。彼らはほぼ親の世代が残した生き残りと格闘しています。日常の患者さんはそれらとは違う口腔内環境に変わっているしょうが、私が「すれ違い」に目を見張ったように、彼らは戸惑いの渦中だろうと思います。でもそれでよいのです。
 10日後には40年の年月を経て二つの症例群が対面します。はじめて聞く人たちへの解説は必要でしょうが、多くの症例は支台歯の偏在や、咬合挙上など同じ問題を抱えています。オールディズがビートルズと聞こえるか演歌になるかちょっと楽しみです。

by my-pixy | 2011-06-15 08:28


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