2011年 07月 03日
2011臨床歯科を語る会
 週末には2011年の臨床歯科を語る会が行われました。詳細は公式HPにアップされると思いますが、こちらは速報版です。金曜日の夕方に集合して日曜のお昼まで深夜にわたる懇親会もさることながら、毎年集まるメンバーで早朝から夕食の7時までびっちり休みなしのプログラムでした。メンバーも若返り、久々に技工士の参加も二桁になり、臨床づくしの内容はなかなかの充実していました。
 新人発表に続く北川原先生の講演は、個別の患者さんと地域に根ざした歯科医療の変遷を、小児から100才寸前まで16人の患者さんの経過を通じて話されました。海外からさまざまな情報や知識が持ち込まれる中、無関心ではないがそれに流されることはなく、あくまでも日々の臨床で観たもので貫かれた成果を淡々と語られました。私達が大切にしてきた長期経過観察のお手本でした。
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 分科会では未だ去らない「すれちがい寸前症例」との苦闘や、インプラントにまつわるトラブルも多数報告され、この会の伝統が継承されつつあることを実感しました。

 最後のハイライトは3日午前のシンポジュームで、会員の演者に加えて徳島大学の二宮雅美先生にも参加して頂き、歯周組織再生治療の現在を分かり易く話して頂きました。200名ちかい開業医の中にたったお一人の大学人という環境は決して居心地のよい席ではなかったかと思いますが、きれいな臨床手技と共に臨床応用間近のFGF-2研究の現状をご紹介を頂きました。ここでも震災対応同様、日本政府の拙速が問題になっているようですが、数年以内に実用というご案内は、私を含む開業医に明るい明日を垣間見させて頂きました。

by my-pixy | 2011-07-03 16:19


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