2011年 07月 19日
アルギン接着材のついでに長年使用してきたトレーを総点検することにしました。総数は77でこの半数が全顎のリムロックトレーで、接着材被害はこれらに集中しています。使用目的はスタ模、ナイトガード、義歯の対合歯などに限られます。 単独から2〜3歯止まりの修復には、保持孔から押し出される印象材に気をつかいながら、片顎のパンチ入りトレーを多用しています。前歯部を加えても10個ほどが日々目まぐるしく回転しています。 今回の第一目的はあいまいで清掃性の悪いアルギン接着材の全廃です。強度のある全顎パンチ入りトレーを探しサイズ形態などが確認されれば移行を進めます。汚染して清掃不能なリムロックは、総義歯用のプラスティックトレーなどととも廃棄し総数は50以下が目標です。 もう一つ重要なことはリムロックのように閉鎖された空間の中の出来事は、途中で確認できないということです。印象材は両側のリムで押さえられていますが、中間の平坦面は接着まかせになります。チェックはできないまま模型はできあがり浮き上がりは誤差に直結します。
by my-pixy
| 2011-07-19 11:59
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