2011年 10月 18日
欠損形態の分類.5・Eichnerだって
f0103459_1629282.jpg どんな分類でも完璧ということはありません。多くの人に使われているEichnerの分類にしても、A.B.C.3つのグループのAやCはほとんど使われることはありません。10のグループのうち使われるのはBの4つばかりで、単冠や総義歯の説明にこの分類を使う人はないでしょう。
 さらに同じB2のなかに、下図のような多種の形態が含まれてしまうことにお気づきでしょうか。B2だから楽勝と思っても片側に偏った右上のケースなどはとんでもない難症例になるはずです。
 臼歯部の咬合支持を重視したこの分類では、通常、前歯部は残存しているということで話されることが多いのですが、意地悪な見方をすればこんなことも見逃されています。分類のために一つだけのスケールを使うことの危険性を示しています。
 一つの咬合支持域は2歯ずつを想定していますが、同じ支持域の中で1歯ずつがすれ違っていることだってあるでしょう。分岐部病変で1/3になった分割歯のこと、大臼歯部がほとんど分割歯のケースなんて考えたくもありません。

by my-pixy | 2011-10-18 17:20


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