2011年 12月 19日
KA367モザイク
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 欠損歯列の分類から始まって、咬合崩壊症例のプロブレムリストの内容をあれこれ考える日々が続きました。それが一段落するとこのチャートの名称が欲しくなりました。通称○○などといっている中に通称がそのままになることがよくありますが、それにしてはプロブレムリストという呼称は暗すぎます。

 片側上下16本の歯牙の独自性に注目すること、犬歯と大臼歯を注目して考えることが幹ですが、歯列や咬合も無視はできません。2転3転の末、歯列の中の一本の歯を考えるということで Key of the Arch の頭文字と歯式の番号3.6.7を使うことにしました。

 足場ができたことで、初診よりのパノラマ3枚を2段組で並べながらKA3.6.7の入力を進めました。この段階でもこれまで気付かなかった発見もあり、それほど辛い作業ではありませんでした。この後それぞれのケースの経過の中で特異的な出来事の画像を拾って追加しました。トピックを拾えばよいので、ケースプレの残骸なども利用し1400×1050の画面一枚づつにまとめました。

「臨床ファイル2」以来の患者さんがベースですが、亡くなられた方は10名で、55名は現在も通院されている方々です。このプロジェクト本来の目的は治療計画の立案ですが、65名の経過から興味深い結果も見えてきました。初診時に近い段階で犬歯4/4残存は45、3/4を含めると60名に達します。対極は大臼歯の咬合支持で、0が32、1が17でした。データを採る時期で多少の違いは出ますが、花の命は短い「大臼歯咬合支持」、4人のスクラムで最後まで頑張る犬歯という長年の持論はそう間違っていなかったようです。1987年刊行の「臨床ファイル2」以来の患者さんが半数がを占め、「臨床ファイル3」「パーシャル・デンチャー新時代」で経過報告をしてきた集積です。

 まだ、つめが必要ですがこれでお正月休みも終わりそうです。

by my-pixy | 2011-12-19 19:53


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