2012年 08月 20日
デジタル1眼レフ15年
 本格的なデジタル1眼レフが登場したのは1999年だが、その後2〜3年間はデジタル画像の混迷期が続いた。35ミリスライドの撮影機材は1980年代には成熟していたにもかかわらず、デジタルへの移行がスムースに行かなかったのは、フィルムに代わる撮像素子にまつわる技術開発が試行錯誤状態だったためである。この時期のデジタル一眼レフに愛想をつかして、スライドからスキャンニングというステップを踏んでいた人も少なくない。
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 私自身もやや強引にデジタル一眼に踏み切ったものの、2003年頃までは幾つかのメーカーの間を右往左往することになりフィルム時代のF100を懐かしむことが多かった。 デジタル一眼もう一つの問題は、カメラメーカー各社が35ミリだと称しながら、撮像素子の大きさを一回り小さいAPS-Cというサイズにしてしまったこともある。このためにレンズの焦点距離や画角の決まり事もグシャグシャになってしまったし、ファインダーも小さく見づらいものになってしまった。
 製造上の理由で勝手に決まり事を変更しておきながら、数年が過ぎるとこれまでの35ミリは「FX」新しいAPS-Cは「DX」と呼び名を変え2つの規格にしてしまうとは横暴としか云いようがない。この点はニコンもキャノンも裏でしっかり手を組んでいるようです。

f0103459_17385024.jpg 一時はこの作戦を察知して35ミリはすでに亡き者と諦め、すべてを「DX」にしようと心に決めていたのですが、結局、敵の術中に陥ってしまいました。
 それにしても片やフィルム、片や最新デジタル、両者の間に20年近い年月が過ぎているとは思えないそっくりさんです。とくに好きなのは左側のダイアルに埋め込まれたボタンのレイアウトでD1にも使われていましたが操作感、グリップ感なども快適です。
 ただ口腔内写真にこのD800を切り替えるつもりはありません。ただ2000年よちよち歩きを始めたデジタル一眼レフがどこまで進化し、われわれに何を与えてくれるのかを確認しようと思っているだけです。余計なお節介の準備はできましたから実際の確認作業に入ります。

by my-pixy | 2012-08-20 20:16


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