2012年 10月 06日
ほとんど非切削、ミニミニデンチャー
 メインテナンスに見えている患者さんは,若年期の修復は多くても欠損はあまり進行しません。それでも不幸にして初めての欠損ができてしまった時どう補綴するかにはいつも迷います。何も壊さず印象を採って1本義歯は無難ですが能がなさすぎます。そうした形で3つの義歯を使って頂いている患者さんには、術者として情けなさを感じています。
 インプラントなしでどうすれば一歩前進できるかを考えることは今でもわくわくします。多少の手を加えるとしてもそれに見合う機能向上が得られるか。着脱や装着感のクレームは大丈夫か。誤飲の危険はなどを考えながら何かを選択します。
f0103459_11275693.jpg
 左のケースでは左上5番DOインレーのマージンが怪しくなっていたので、それだけを撤去し小さな一本義歯を作ることにして、口腔内で作ったレジンのブロックで2週間ほどテストして頂きました。術者も半信半疑でしたからこれがNOになった時は7番の近心をスライスカットしてMOインレーを形成し、半固定のブリッジにするつもりでした。2つめのTEKで小臼歯にはワイヤークラスプ、大臼歯はレジンの床アップに変更しましたが、この時点で大臼歯のエーカース鉤には確信をもちました。
 第一症例が3ヶ月目のリコールも順調だったとき、幸運にもまったく同じ部位が欠損したままの第2症例が来院しました。今度は確信を持って5番のMODインレーを外し前回同様のTEKで確認はしました。しかし意外なくらい何のクレームもなく、大臼歯のエーカース鉤は装着時のガイドプレーンとしても役立っているようでした。これほどのそっくりさんでなくとも今度はトリオが集結できる日を楽しみにしています。
f0103459_8172782.jpg


by my-pixy | 2012-10-06 11:10


<< 鈴鹿・F1世界選手権      2/4犬歯の患者さん >>