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2012年 10月 28日
八つ当たり
八つ当たり_f0103459_16321371.jpg ニコンは栄光のメディカルニッコールの歴史を持ちながらその後継になるリングストロボを準備していません。(2012.10.3)このことが最初のデジタル一眼レフD1以来、ニコンユーザーの歯科医を苦しめることになりました。無理を承知で Penntaxのリングストロボを使ったり、100個以上のLEDを敷き詰めたリングストロボまがいを作ったりしたあげくに辿り着いたのが、プリミティブなストロボ、ミニリングRWでした。
 TTL自動調光はできないので、口腔内写真の特性を組み込んだ「1/2倍一定倍率撮影作戦」で何とか切り抜けようとしたものです{2005)デジタル一眼のカラーエンジンの未成熟もあって、RAW画像使用との組み合わせである程度の定着は見るようになりました。
ITTL、ETTL、PTTLなどメーカー単位のシステムは少しずつ導入されましたが「ストロボ TTL撮影は可能だが接写では正確に作動しない!」は定説になりつつありました。

 こんな事情もあったからでしょうかニコンはリングストロボを封印してしまいました。それに代わるものとして「ニコンクローズアップスピードライトコマンダーキットR1C1」などと云うオバケを、とんでもない価格で売ってきました。どう考えてもシステムになり得ない製品で、アクセサリー総合カタロクにも小さなイラストしか載っていませんしこの写真を探すのも苦労しました。
  ところがマニアックな人は、こんなモンスターに興味を示すようです。私が悪徳商法と目の敵にしている○○○○○○と風貌も似ています。アクセサリー総合カタロクに小さく載っているだけでも困ったものですが、根絶のためビックカメラで現物を確認してきました。ニコンコーナーでは出向のニコン社員でさえ、カタログを何度めくっても見つけられずにあせっていました。そして同じコーナーにシグマのリングストロボを展示していました。診療室はもちろんのこと技工室でも使用禁止です。

by my-pixy | 2012-10-28 11:07


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