2013年 01月 06日
新幹線を乗り継いですばやく白馬に移動した甲斐あって、風神は置き去りにできたらしく新雪、好天に恵まれておだやかな正月を過ごすことができました。 ここまでは万々歳なのですが、毎年感じるシーズン初日の不安感は段々厳しくなり、これほど緊張の初滑りはありませんでした。転倒の恐怖や分不相応なスキー靴ラングも動かない体を金縛りにする方に加担し、大して滑らないのにぼろぼろになってホテルに帰ってきました。 翌日は隣のコースでモーグルの練習をしていました。2つのジャンプ台を作って、全日本クラスの人達からこども達までがピョンピョン滑るのを見ていると、高齢者スキー術にも引退宣言を突きつけられた気分になりました。経験と勘で何とかやりくりしている職業のようにはとても行かないのです。 スキー靴調整の名人をもってしても金縛りに一役かっているラングのせいにして、痛い目に会う前に引退を考える時期にきたようです。でも諦めずもう一度と調整のためレーシング・アトリエ・トレトレに行ってきました。 この仕事われわれの義歯調整とよく似ています、痛いの当たるのといってもそれは本人のこと、調整する側にはっきりとは分かりません。それでも長年やっていると、この訴えはこうすればよいという対処法のこつは身についてきます。スキー靴の場合も同じで、こちらの訴えが通じているかどうかも大体分かります。 数日後、調整されたラングが宅急便で送られてきました。雪の上には立っていませんがこちらの訴えはすべて解決していました。これで引退は少し先に延びたようです。
by my-pixy
| 2013-01-06 16:38
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