2013年 06月 17日
16名への個別対応を終えて
f0103459_11333735.jpg私が担当した2日間の2013年基本ゼミが終わりました。前回の記事でも予想していたことですが「パーシャル・デンチャーで困っている症例」をという呼びかけで募集したのですが、集まったのは9/16が咬合崩壊症例でした。
 残りの大半はプラークコントロールが定着しない中で悪戦苦闘されているようで、こちらは患者と術者の問題で、患者さんの悩みには応えることは当然ですが、歯科医として自信をもってアドバイスすべき指導力に?があり、年上の患者のわがままに引きずり回されているような感じでした。
 30代になるとこうした傾向は改善されるようですが、大学組の出足は象牙の塔のご利益で一歩遅れるようです。性格や経歴にもよるでしょうが年齢差は顕著で、唯一の40代は抜群のプレゼンで「どんなもんだ賞」をゲットされましたが賞品や賞状は出ませんでした。南はアグレッジブという地域差も目立ち被災地を間近に苦しむ東北新潟などを尻目に、語る会新人発表リハーサルを兼ねた発表などは、こどもの喧嘩に親が出てきたような感じさえしました。
 
 私としてはマンツーマンのセミナーを強く意識し、発表原稿へのてこ入れや参考症例の準備などには時間を割きましたが、だんだん進化するパソコンやソフトについて行けず、どこかからのサイバー攻撃かなどと思うような不手際もありましたが、パートナーの演者はノートパソコンの機種や接続法による色調変化に悩まされていました。

f0103459_1537396.jpg   これからは入賞は逸した中間層のおなじみ咬合崩壊症例です。情報提供者に許可は取り付けていませんがご一覧下さい。横2枚づつがお一人のケースですが、何れ劣らぬ難症例で主催者も一緒に困っただけで、有効な処方箋は出せませんでしたが、大半には「そういえば私にも症例」は見て頂きました。少しは同病相憐れむことに役立ったかも知れません。
 
 左右偏在が進めばすれ違いに、上下偏在はシングルデンチャーへ、どちらでもなければ激しい咬耗へと逃げ場はありません。これで入れ歯にしたくない、これ以上歯は抜きたくない。昔の容貌を復活したいといわれたら逃げるしかないという逃亡のすすめを乱発ました。

 一日目怪訝そうにしていらした方々も、2日めの私の長期症例を見て頂いてからは、逃げ支度の心の準備ぐらいは始めて頂けたような反応でした。

by my-pixy | 2013-06-17 09:34


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