2014年 05月 10日
口腔内撮影用マクロレンズ 3
f0103459_8222853.jpg 来訪者の足どりを見ると一時期のニッシンMF18から一歩もどって、マクロレンズが繁盛している。一般のカメラ関係では、昨年突然ヨーロッパで発売したフルサイズD600のトラブルで、ニコンの権威も地に落ちた感があるが全体的にも低調なようだ。 流行り物ばかり追いかけるカメラメーカーの象徴で、 APSC主体でデジタル一眼を作りながら、マクロレンズはフィルム時代と同じ100ミリだけで、後はタムロン、シグマにお任せというキヤノン。栄光のメディカルニコールもリングストロボも放棄したニコン。

 35ミリフィルムからAPSに変わって15年、撮像素子の小型化により撮影レンズの構成はほとんど変更された。フォーマット変更に対する対応はそれを断行したメーカーの責任のはずなのに、うま味がないマクロレンズなどはサードパーティのタムロン、シグマに放り出して、自分らはレンズキットなどという安物ズームレンズの抱き合わせ販売で、シェアを守ろうとするカメラメーカーのスタンスは醜い限りだ。長い歴史をもつ35ミリフィルムというスタンダードを自分達の能力不足で放棄し、大混乱を呼び込みながら、ひとたび体勢が整えばやれFXだフルサイズだと偉そうに宣伝する。厚顔無恥としかいいようがない。

ニコン、キヤノン両者を合わせてもわれわれが使える新しいマクロレンズは、ニコンAFS85ミリ1本だけだ。この1本だけがニコンから発売されたのか不思議なくらいだ。何も作らないキヤノンよりはましかもしれないが、このレンズの作りにも大いに不満はある。しかしないよりはましだから使っているが、∞でストップしないメリーゴーラウンドみたいな距離目盛りなど、マクロレンズの基本設計としては許せない。必要もない小型のV1とかミラーレスなどにうつつを抜かす前にやることはあるはずだし、今やその余裕もあるはずなのに、大手2社が揃ってこうだから業界自体まで無法地帯だ。
 しかしオート指向が強い若い歯科医のことそちらへの道は閉ざすべきではない。それを救ってくれたのはニッシンMF18だということをニコンもキヤノンもちっとも分かっていない。自分らのフォーマット変更で大混乱を起こした大混乱を、タムロン90ミリが救ってくれたのと同じ大メーカーの横暴だが、われわれは口腔内写真がそれほどマイナーなことを認めざるを得ない。
 マイナーであることは認めてその中で生きていく術を考えるしかないので、苦労して作ってきたミニリングもあきらめてMF18に移行したが、同様にタムロン、シグマ頼みよりはましだからニコン85ミリに移行したに過ぎない。欠点はあっても、取説を読んでフォーカシング・ポイントの使い方などを習得すればすれば一歩前進はできる。あまり推奨したくもないのでAF・AEのことは詳しくは触れなかったなかったが、このマクロレンズのことは2010年から何度か書いてきたし、私自身も視力低下の折から迷いながらもAF,AEの使用は増えている。 それにはキヤノンとタムロンを捨てる勇気があればの話しで、それが決まれば墓石ストロボ14EXと物干し竿タムロン90ミリマクロに縛られているよりましなはずだ。書き換えをくりかえしたので流れが悪くなった。


by my-pixy | 2014-05-10 11:36


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