2014年 05月 13日
12月25日 ワイキキの浜辺を
f0103459_8362175.jpgお決まりの手続きのあと日航の駐在員らしき人の手を離れ、さてこれで当分日本語ともお別れかと諦めタクシーに乗る。下りるときチップの計算などをしている中に5$あまり巻き上げられる。日本のタクシー運賃の2倍位の感じだ。次はフロントとポーターへのチップと緊張し先ずフロントへ。ところが飛び込んできた第一声は「いらっしゃいませ」。シメタと思うより飛行機のトイレの水洗液と同じで意表をつかれて、二の句がつなげなくなった。ただその後は何かあるごとに相手を読む苦労が加わった。荷物を部屋に放り込んでカメラ片手に寝不足もものかわ直ちに外へ飛び出す。

 水族館でも見ようかと歩き出したが、物珍しさから立ち止まる頻度がだんだん多くなり、8ミリフィルムはどんどんまわっていく。あちこちで初めてお目にかかるサーフィンが気になるが一寸距離が遠すぎる。反対側は一面に広がるヤシ、ソテツなどの木々や芝生の緑が目に痛いようだ。そのヤシの木立の間を写真でしか見た事がなかった車が流れていく。ムスタングがアルファロメオがバラクーダがコルベットが、片面4つドアーのリムジンも面白い。なんと云ってもスポーツカーがやたら多く気が散ることおびただしい。なかでもムスタングがスポーツカーの中では圧倒的だ。バラクーダのリアウインドーはヤシの実でも落ちたらと気になる位大きく美しい。ブルバード次いでフェアレディもちょこちょこお目にかかるが他の日本車はあまり見かけない。その中でベレルを見つけた時はガッカリした。なにも海外まで恥をさらすこともあるまいに。とにかく車種の多さは全く驚くばかりだ。レンタカー1日5$というのはすごい安さだ。それもれっきとしたシーヴーなどだから、たとえマイル当り5$とかのチャージがあっても、1日乗り回して10$位だろうからタクシーの料金とはひどくアンバランスだ。  
f0103459_12283245.jpg ヤシの木の背の高いことに驚く。大きなのは10階の窓位まで達する。あれから実が落ちてきたらと心配する。何しろ街中でも店の屋根に丸い穴など開けて繁らせるくらいそこら中ヤシだらけなのだから、時には頭に当たって急死などという人もでるのではないかと思うのだが。ソテツも奄美で見たのとは大違い。奄美のものが台風で痛めつけられ、殆ど幹がなかったのにここではヤシと同様野放しに育っている。浜を歩いて磯の臭いがまったくないのは不思議だ。岩場がなく海草類がないせいだろうか。砂がすごくきめ細かく淡いベージュ色をしてる。砂の細かさはザラメと普通の精製糖位の違いがある。そのせいか足が潜らず大変歩きやすい。多分これは砂のもとになるものが珊瑚だからだろう。

 浜で体いっぱいに陽をあびて多様な人種が思い思いのポーズを繰り広げている。最近の日本の海水浴場はよく知らないが、こういうシーンは映画や写真でよくお目にかかってははいるが、現実にその中に自分をおいてみるとやはり肌に感じてくる何かがある。夢中でカメラを振り回しているとだんだん酔いがまわるように彼らが味わっている気分が体の中に染み込んでくる。しかし裸足で裸の人間しかいない浜を、重い革靴、冬のズボン、シャツで暑さにフーフー言いながら指が痛くなるほどカメラをまわしている奴は、完全なストレンジャーである。カメラなど放り出して海パンで頭にバスタオルを敷いて、サーフィングボードなどを乗せてやってこなくては駄目で、街を歩いてもダークな洋服は全く冱えない。最低、半ズボンにアロハである。車といい着ているものといいカラフルなのでわれわれの服装はポリスかそれ以下だ。後で思いついたことだがせめてスキー用のブルーのエラパンで裸足で歩けば良かった。こんな風だから例のムームーなどというやつが、ひどく派手な色彩をまき散らしてもちっとも気にならない。そのムームーもわれわれの知っているようなのとは違って全部裾を引きずる位長く、かつ巾も大変たっぷりしている。いうなればアロハイブニングドレスだ。

by my-pixy | 2014-05-13 08:40


<< 1964年・12月25日 ホノ...      1964年12月25日 羽田 >>