2014年 05月 21日
三度N.Y.へ戻りデンタルオフィス見学
午後4時のEastern Air LでN.Yに帰る。BostonではDr.Hに色々お世話になった。色々な点でやはり案内者のあることは楽だがやはり思うようにならない事も多かった。Bostonでの食事の中では直径1m程もあるピザを8つ切りにして出してくれる店に2、3度通った。六本木辺りのものより遥かにうまく2切れにコーラが付いて80 ¢前後とすこぶる安くご機嫌だった。

 ラガーディア空港着。M氏のアパートに立ち寄った後Peggyを誘って夜のグリニッジビレッジ見物に出かける。”As Spanish As Spain”というキャッチフレーズのELCHCOとやらで食事をする。どうもアーニーなどとBostonで食事をした時のCHIVASの痛飲がたたったらしく胃の具合がおかしく飲めない。貝や海老が殻ごとまざっているチャーハン様の食事がうまかった。21:30からショーが始まったが1時間にわたって少しも退屈させないのはさすがだし、小さな店であれだけのショーをやってかなりのんで4人で47$とかいうのは日本のクラブなどよりはるかに安い。ショーの途中で引きずり出されたのには閉口。終わると白髪のお年寄りが自分は東京や京都で大変楽しかったなどとわざわざ話にやって来る。お客は10組位でそのほとんどが年配の夫婦だったが、見ていて大変気持ち良く彼らのダンスは正確で美しかった。

 ショーが終わりここを出て他のバーに移る。ここは皆かなり年配のウエイターで、彼らが店の中央のグランドピアノの所へ来てオペラの一部や民謡などを歌ういわばジローのアメリカ版のような所だ。よくわからないが皆なかなか良い声で本格的な歌い方だ。そして他のウエイター達がそれに合わせて合唱になったり掛け合いで歌ったりもするが、そのタイミングの良さなども心憎いばかりだ。店は古いビヤホールのような簡単な造りだが、しばらくいると言葉がよく分からなくてもぐんぐんその雰囲気に引き込まれていく。60を越すのではないかと思われるようなお婆さんのウエイトレスも、自分の出番を待ちかねるようにしてハミングしたり一緒にコーラスに加わったり、先ほどのCHICOと同じく全くアットホームで気持ちの良い雰囲気だ。こういったものや若いアーティストやビートなどからグリニッジビレッジは形作られているらしく楽しい町だ。銀座のオバケ座敷のような雰囲気はどこにもなかった。0時過ぎMに送られ帰る。

1月7日 NYU デンタルオフィス見学
 Dr.Fと待ち合わせてN.Y.U.のHospitalに。Under post graduate courseの補綴部門を中心に見せてもらう。口蓋破裂の処置が切札らしくしばしば話に出てくるが時に目をひくものはない。基礎を忠実にやっているという事は解るが技術的にそう感心するようなものはない。レジン前装のベニアクラウンがやたらに多いが、医局員はあまり実際にはタッチしていないらしく仕上がりはどうも頂きかねる。帰りがけ見せられたオーラルリハビテーション後の顎運動をX rayで撮ったの16ミリは実用になれば結構なことだと思った。
 キャフェテリアで食事をしてプライベートオフィス見学に出かける。No1.は名前は忘れたがタイムススクエアに近くの大きなビルの8階辺りに親子でオフィスを持っている人で、1人が1日30人位づつの患者を見るので、他のDr.と3人で100人近くの患者を見るとの事で、5つのO.Pはほとんど日本並みの設備でRitterのCentury unitのjunier型にMotor chair、Caritron sound masking 麻酔器以外に特に変わった設備はない。RitterのひどくclassicなX rayすら補助的ではあるが使用されている。アメリカの水準をやや下回ると思われるごく月並みなオフィスで早々に退散する。

f0103459_1231037.jpg 次はDr.Silverman Pan AMのビルの近くのオフィス街の1階に独自の入り口をもちその入り口に植え込みなどを持った感じの良い外観で、中に入ると短い廊下の正面は待合室に、横にHygの部屋に通じる別のドアがある。待合室は管理学会などの説通り絨毯を敷きつめた落ち着いた部屋で、表通りに面した所以外には窓がなく落ち着いた部屋である。暫く待つとDr.が現れる。典型的なアメリカのDentistという感じの人でBostonのDr.Gavelとはまた異なった仂き盛りという感じで気持ちの良い人だ。N.Y.U.の補綴の主任教授院長だけのムードを身につけた人だ。そして順次中を案内していただく。いくつかのO.Pはブルー、サーモンピンク、アイボリーなど一つ一つ異なった色彩で統一されている。そして色彩以外はキャビネット、ユニット、椅子など全部がいずれも同じ物に統一されている。一つ一つのO.P Labなどは色彩的なコントロールなどの点を除けばさほどのものはない。ただここの良さは全部の部屋が始めから理想的な状態にアレンジされていることだと思う。そしてそれぞれが皆かなり高い水準でそれぞれの部屋の必要を満たすように作られている。Dr.のプライベートルーム、アシスタント達のrest room、待合室、escape doorなどすべてそうである。患者で忙しそうな合間を見ては大変親切に説明して頂いた。

f0103459_1295268.jpg 次いでDr.Mittelmanのオフィスを訪れる。ドアを開けるとすぐかなりの広さの待合室でその一部に受付用の大きなデスクと必要なの事務用品がありアシスタントが坐っている。待合室のテーブルにはパンフレットやSound maskingがお得意とみえてその切り抜きの貼ったアルバム、そしてわれわれにもおなじみのSimplification in D.Practice.が置かれている。マークされた所を開くとこのDr.の原稿と写真が載っている。self P.R.のうまい人を予想する。現れたDr.は大体想像通り小柄で頭の真中が禿げ上がったちょっとずるそうな目つきの人で、早速Sound m.に関するパンフレットを渡される。彼のオフィスは今までのものと異なって一つのO.Pがかなり広い。そして同じく広い壁面には一杯に淡い色彩の画が書かれている。その反対側の入り口に近い部分にcontor cとDentimo L型のキャビネットなどが接近して置かれている。従って画に近い方にはかなりの広さの空間がありその一つの隅に彼のデスクが置かれている。O.Pはこれ一つで暗室などを挟んでもう一つのHyg用のO.Pがあるがこれもほとんど同じ広さ空間をもっている。ここにはテレコと連動するオートスライドが椅子のすぐ横にあり、またSound m用のテープが各種並べられている。それには各種の音楽が録音されそのところどころに口腔衛生普及用のナレーションが挟まっている。Sound mの講釈をHygから一式聞かされる。アメリカではLab、Hygなどが早くいえば大変威張っている。特にHygはほとんどが自分のO.Pをもちネームプレートなどをそこに張り付けている。Dr.の治療ぶりを拝見する。L型キャビネットの一部が移動式になっていて彼はそれをすぐ横に置き椅子を水平に倒し排唾管を入れて上顎のPreparationをやっていたがなかなか具合が良さそうだ。Hygは別のO.Pに、アシスタントは受付の方にいて彼は全く1人で治療をしている。したがってDr.のまわりをC.Tray、 M.Cab、Dentimoなどがとりまいている。SuctionのMouth tipはミラーの柄の中が中空になって鏡の部分で開口しているものが使われている。面白い。Kilpatrikなどと同じグループらしいところが随所見られる。今まで見てきたものの中では最も進歩的で面白かった。
 次いで日本に交換教授として見えていたDr.Landaのオフィスに行く。大変喜ばれたが内容はご高齢の方で何もなく早々に退散。18時頃ホテルに帰りMと会いPeggyの所へ出掛ける。地下鉄に初めて乗る。ブレッソンの写真を思い出す。大変便利な乗り物で15¢で何処までも早く行けるし終夜運転だとの事だが、階段を降りて行くと鼻をつく悪臭と電車の汚さは大変なものだ。また猛烈に沢山の線があるので一寸案内者なしでは利用出来ない。Peggyのアパートは1つのフロアを3人で利用していてMのように綺麗ではないが広さも設備も充分だ。食事をしながらまた食後にも色々話す。途中から帰って来た彼女の友人が大変面白い人で結構面白かったが、会話の難しさは1対1の場合より大勢になるほど大変だ。結局ついていけず黙ってしまうことになる。いい経験だが大変くたびれた。明日はスキー場で会ったTed達がヘリコプターでN.Y見物をさせてくれるとの事で楽しみに帰る。

1月8日
 朝目を覚ますとひどいガスと雨。がっかりして何をする元気もなくなる。昼近くまで色々整理などして約束の時間にMのオフィスに行く。地下鉄で逆に3倍もの時間がかかる。ここでTomに会い食事をご馳走になり、その後彼の案内でウォール街などを歩く。忙しくなったMとは途中で別れる。雪がないのは残念だったが大変お世話になった。2時間ほどウォール街を歩きまわってTomと別れる。N.Y空中見物が流れたのは全く残念だった。M宅に帰り荷物をまとめ彼の車で清子夫人に送られて空港へ。
 飛行機は満席。ひどく窮屈だし前の中国人らしい2人連れが大変不愉快だ。スチュワーデスは頑張っているが満員になるとさすがサービス満点とはいい難くなる。7時半に出て9時着(翌日)だからかなり時間があるようでも、7時間の時差があるから2度の食事などでほとんど眠れない。隣りのスウェーデンの人と色々話しをする。ひどいなまりだが割合よく解る。スチュワーデスやスチュワードの英語も大変わかり易くかつ通じ易くなりぐっと気が楽になる。

by my-pixy | 2014-05-21 16:10


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