2014年 05月 30日
待望のチロルへ
f0103459_18144286.jpg1月21日
 6時半起床。7:30のArlberg ExpでSt Antonへ。隣りの国へ行く列車の方が遥かに便利で、昨日Zermattから2度乗り換え6時間以上かかってZurichに着いたのに、St Antonへは乗り換えもなくほとんど同じ距離を僅か3時間で着いてしまう。この辺では急行でも特急でも急行券はないし列車内はかなり良くなる。こういう列車を使わねば全く損だ。初めての国際列車で10:45にSt Antonに着く。St Antonは聞きしにまさる寒村の小駅という感じで線路のすぐ横から上越のスキー場のように広がるゲレンデがなければ全くスキーのメッカとは信じられない。やっと見つけてタクシーでSt Christophへ。ブンデスハイムでシュバルツェンバッハを探すがこれがまたひどくお粗末な建物で入り口も受付もわからず散々苦労する。ようやく12時半頃彼をつかまえる。キビキビと宿の事など面倒をみてくれる。スキー場の印象はスイスのものと異なりどちらかといえば日本的である。勿論スケールは大きいし斜面の変化もあるがスイスのそれが上に行くほど広大となり町の近くは細い山道であったのに反しここはどちらかといえば下に広がった形で幾つかのゲレンデが連絡されているという感じだ。いわばスイスのスキー場は広大な山の斜面から町まで細いコースをつけたものでありここでは前者の要素はなくなって広大なゲレンデがあるという感じである。山のスケールは大分小さくなるがコースは遥かに難しくなる。バンプが多く斜度はきつい。スキー学校はがらりと変わり同じようにコースを列になって滑るにしてもスピードは遅くかつ細かく止まっては注意しながら滑っている。スイスではインストラクターは単にコースの先導者という印象だっただけやはりこの方がピンとくる。新雪の斜面にはおなじみのシュプールがあちこちに残されている。ここのインストラクターの中にも色々程度はあるようだがそれでもさすがに格調ないスキーぶりでそれを見て滑るなかに少しきちんとしたスキーを思い出す。Christophからケーブルでガルツィックへ。そこからSt Antonへ。またケーブルでクリストフへなど2時間ほど滑って早目に帰る。どうもこのところ少しく疲労気味だ。宿の食事はあまり良くないが快適。

1月22日
 雪がさんさんと降っている。ツェルマット以来の悪天候がついてまわっている感じで嫌気がさしてきた。また眠って10時頃起きる。事情は変わらず朝食後前のホテルの床屋へ行ってくる。そして昼食。午後St Antonまで出掛ける。Mr.TachikawaのBMW1800に同乗。ご機嫌な車だ。バッチなど仕入れて帰る。時間潰しに苦労。昼寝3時間余り、これで睡眠不足から完全に回復した感じだ。夜隣のホテルのバーに出掛けて1日を終える。全くもったいない。

1月23日
 相変わらず雪とガス。全く頭にくるがもう眠って暮らすわけにもいかず勇を鼓して出掛けるが面白くないこと甚だしい。上越のようにドカドカ降ってくる。1時間ほどで帰る。引き上げたい気分だが今日Zurichに帰っても明日は日曜日で店もJALも休みだから動きがとれない。土、日曜日を完全につぶされるのは閉口だ。クリスマス、正月を加えもう1週間近くを無為につぶされている。仕方のない事だが苛立たしい。昼休みにホルストを訪問する。相変わらず調子がいい。良すぎて話にならない。ともかく午後から一緒に来いという事で渋々また支度をする。雪、ガス共相変わらずしかもケーブルでガルツィックまで登ると言うので全くおじけづいてケーブルに乗る。頂上は視界10メートル位の一面の乳白色の世界でかなりの風。いよいよ怪我をしなければと祈るのみ。ホルストは生徒を待つからと言うのでMr.黒岩と滑ることになる。ホルストから早過ぎぬようにとの注意がある。全く西も東もわからないのでただ彼の後を追う。流石滑り慣れている彼はどんどん下りて行く。風に吹き固められた新雪がターンと共に小さなブロックになって崩れてシュプールが刻まれる。1人なら当然ボーゲンでもやるところだがメンツもあるし死んだ気になって恐る恐るリュックラーゲで怪しげに曲がってついて行く。彼は見事にまとまったフォームで新雪をぶち壊して行く。いくつかまわる中に少し感じがわかり恐怖心も薄れてきた。ところが今度はコブだ。彼は軽い屈伸をしながら斜滑降して行き適当なコブを見つけてヒョイとまわりこむ。その感じがひどくいい。こちらはコブの上で飛び上がって底にドスンと落ちる。膝がかたいからショックが直接上にきてつぶされスキーがパレる。随分ゆっくり滑ってくれているがこちらは真剣に追う。しかしこれも暫くすると大分良くなった。良い先導者のいることをこれほど有難く思った事はなかった。ともかく午前中はもう2度と滑るまいと思うような天気だったのに大変楽しく悪天候の中でも滑りまくった。昨日の1日を惜しく思った。


by my-pixy | 2014-05-30 08:40


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