2014年 11月 14日
レジン外冠のウオッシュ
f0103459_8301325.jpg今年の3月に始まった前後的すれ違い症例で時々レポートは乗せてきました。経過ははじめの予想を裏切る順調さで、戦略的な抜歯などもほとんどなしで安定した咬合が回復できました。欠損形態は最悪でこれまで再三苦しんできた記憶は拭えないため、レジン外冠のまま経過を見てきました。これぞTheプロビジョナルです。大きな問題はありませんでしたが、外冠の連結部などでの破折の修理や補強などは数回繰り返し、適合は徐々に悪くなっていました。

ただレジン外冠のウオッシュはきわめて危険な作業なのでほとんど行いませんでした。先日のキュアグレースの実験結果を見て暴挙ともいえるウオッシュにチャレンジしました。適合試験でスペースを確認し更に一層を削去してから左右別々に行いましたが、それでも筆積みの場合よりはモノマーを多めにせざるを得ませんでした。

そのため撤去後に硬化不全の部分が残りウオーターバスに入れてもきっちり硬化はしませんでした。このため研磨は不十分でしたが適合は問題なく装着しました。液リッチにすると硬化しない、少なくすればフローが悪くなり浮き上がるのはどの製品にも共通な即重の問題点です。今回は浮き上がりは押さえられ咬合調整は不要でしたが硬化は不全でした。次は遁路やスペースを大きく確保して液を減らすしかないでしょう。内冠マージン部のアンダーカットに引っかかって・・・ということがなかったのは幸いでした。

by my-pixy | 2014-11-14 12:40


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