2006年 02月 02日
撮影地
  憑かれたようにシャッターを切りまくって1ヶ月、だんだん元の生活にもどりつつありますが、一方では「夢よもう一度」という気分も消えてはいません。写真を撮るという動機には、前回も書いたような観察的なものもありますが、やはりびっくりするような感動の方がインパクトが強いに決まっています。
 1964年の海外渡航自由化以降、なけなしの小遣いをかき集めてはヨーロッパを歩き回ってきたのは、国内旅行では味わえない景観や異文化との遭遇があったからです。といっても初めのうちは何年かに一度が精一杯で、1年に複数回になるのは80年代以降のことです。中心部のドイツ、フランスなどを皮切りに一つずつ目的地を絞り、北欧やイタリー、ギリシャ、スペインなどに日数をかけるようになりました。ジブラルタルでは、すぐ対岸はアフリカというところまで接近しながら、足を踏み入れる勇気はありませんでした。植民地問題などもあるのですが、あの強烈な音楽や色彩などに出会うことに、得体の知れぬ怖さを感じていたからです。
f0103459_115923100.jpg 同じような怖さはネパールの帰途に立ち寄ったインドでも感じました。長い間あこがれの山々だったヨーロッパ・アルプスが、ヒマラヤを見た後は急に箱庭のように萎んでしまったのです。衝撃はそれで十分でガンジス、ベラナシなどを受け止める余裕はとてもありませんでした。
 いま行ってみたいと所といえばアフリカか南米です。しかしどちらも遠く大きく強敵で、時すでに遅しの感は否めません。手近なところではパプアニューギニアなどですが、何となくバオバブのようなロマンの香りがなく、強面な現地の人たちにも怖じ気づいています。(特別意味はないのですが、最近熱中している場所や樹の名前がよく似ているので図にして見ました。Bが五つ、Aが四つ、Oが三つ、Rが二つで何か不思議なのです。)

by my-pixy | 2006-02-02 16:38


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