2015年 07月 28日
一次固定こと始め 1.
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このケースの初診は札幌オリンピックが行われた1972年のことす。まだクラウンブリッジに関する諸問題を、英文のTheory and practice of crown and bridge prosthodontics Fifth Edition 片手に挌闘していた時代ですから、それどころではなかったのですが、2年前の大阪万博の時、片山恒夫先生のご自宅にうかがい、強烈な洗脳をうけたばかりでしたので、簡単に抜歯してパーシャルデンチャーというわけにもいきませんでした。

 この翌年には,すれ違いや咬合器の連載などを始めていますから、その前段階として連結、固定などに見通しをつけておきたかったのだと思います。古いカルテを見ながら当時のことを思い出していますが、ともかくペリオは不得意種目で西も東も分かりませんでした。
片山先生からのGoldman思想と暫間固定、永久固定が、4つの臼歯部と前歯部に展開されるという太平洋戦争のようなことが始まりました。中でももっともホープレスだと思われた右上6番はワイヤーを引きちぎって自然脱落しました。
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by my-pixy | 2015-07-28 10:15


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