2016年 02月 22日
何故か今日はネコの日ということになったそうです。最近はネコと言えばNHKを挙げて岩合さんですが、前にもアップした事があるように、南極やタンザニアなどを撮っていた頃の写真には忘れられないものが数々です。 昨日も他のことで本棚をかき回して、1980年代のセレンゲティの写真集に目がとまりました。お借りしたのは豹の子供の写真ですが、こんなネコがいたら夢中になるでしょうね。ただ生後1ヶ月ですからまさに花の命は短くて・・・。 それよりもこの時、両親とともに4才のこの子は、1年半にわたり水も電気もない砂漠の中で生活してきたのです。ヌーやリカオンなどが激減していく状態を見て、南極からアフリカへの旅を終わらせた岩合さんの気持ちが今回はっきり分かりました。同時期に出版された「サバンナからの手紙」のなかに「幻想的なヌーの河渡り」など数多くの記載がありましたがそれらはすべて惜別の写真だったのです。そして「サバンナからの手紙」岩合さん自身の、「おきて」の方はもう少しもう少し長い時間軸で考えてもらおうとして朝日新聞と小学館からの写真絵本というかたちになったのでしょう。 対象を人との共存に破れる希少動物ではなくネコにされたこともさすがの動物カメラマンです。
by my-pixy
| 2016-02-22 11:06
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