2016年 05月 10日
補強線は使わない!
f0103459_10525452.jpg 2015.11.25日のゴールドメッシュ入りの総義歯を見せられたときは南蛮渡来物を見せられたような気がしました。透明レジンとの組み合わせが私の発想にはなかったので、その姿形に魅せられたのです。暫く迷った末、知り合いの総義歯装着者二人にサンプルを見てもらいましたが。反応は良好でした。
 かねてより上顎総義歯には金属床よりレジン床と思っていましたので、使用する加熱レジンのことも考量し、この二人に使ってもらっています。決して良好な顎堤ではありませんが気に入って使って頂いているようです。

 多分、清掃時のルックスが愛用の決め手になっているのだろうと思います。圧印で整形するメッシュが補強効果を持っているとは思いませんが、すべてレジンに包埋されていますから実害もないはずです。メッシュに接着処理はされているようですし、最悪破折事故が起こっても断面に突出したメッシュを切り取れば、レジン破断面頼りで修理は可能なはずです。

補強線を使うのは旧義歯の修理に小さく入れるぐらいで、新規の場合はコネクターを使います。間違ってもゴールドメッシュやファイバー樹脂などを補強剤に使おうとは思いません。下のパーシャル・デンチャーはずいぶん古いケースで最近は拝見していませんが、問題は出ていませんでした。

by my-pixy | 2016-05-10 09:06


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