2017年 04月 04日
変身
f0103459_12592641.jpg4月に入って残る臨床の日々も数えるほどになりましたが、終了に伴う雑事に追い回されているせいか、落ち込んでいる暇もありません。少し前であれば今頃は連休直前で、旅行の計画にうつつを抜かしているはずですが、今はより大きな解放を夢見ています。

昔々、歯科臨床の目標を求めての内科診断学、冲中先生の著書などを読みあさる中で、内科とは違う歯科臨床の目標を経過観察以外にないと定め、火曜会40周年もそれを総合タイトルとして企画しました。

 それは間違いではなかったのですが、加齢変化が進行していくなかで、慢性疾患がくり返される中で歯科の臨床の認識には少し無理があったようです。長期経過の中には口腔内の問題を越えた様々な要素が大きく、年月とともに加齢にまつわる周辺の問題にウエートが移ることを見せつけられて、歯科医療の限界を痛感することも多くなりました。

 メインテナンスの継続は大きな成果を上げたのですが、長期持続は終わりのない戦いだったのです。視力も衰え、手先の動きも鈍くなる中でそれを続ける辛さからの解放が、変身の最大のご褒美のようです。

by my-pixy | 2017-04-04 10:08


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