2006年 12月 03日
緩圧 ( RPD.4 )
f0103459_13383860.jpg 咬合圧を受けても沈まない歯牙と変形する粘膜、パーシャル・デンチャーはその両方に跨る構造物で、ブリッジが歯牙負担であるのに対してパーシャル・デンチャーは混合負担である。

f0103459_13404518.jpg テキストブックはこの分かったようで分からない説明で始まり、最先端の研究もこれに沿って行われていました。
 何かがおかしい!。こんなことで臨床は片づかない!という思いで一杯でしたが、象徴的な事例として立ちふさがったのが「すれちがい咬合」でした。

 何をやってもうまくいかない難症例との苦闘の中で気づいたことは、パーシャル・デンチャーの設計のランドマークと考えられてきたケネディの分類が、対顎のことや咬合関係などを全く無視した絵空事だということでした。

 そんな折も折、40年前のネディの分類をトレースするような出版物が登場します。執筆依頼などはありませんでしたが、企画段階からその内容は分かっていたので、伝手を頼っては反対運動を展開しましたが、チンピラ開業医の意見などは見向きもされず、補綴学会のお歴々の名を連ねて1971年9月24日、私の40才の誕生日に出版されました。

 100頁にわたる塗り絵集は「すれ違い咬合」などには何の役にも立ちませんでしたが、私にとって最大の反面教師として、長く抗戦エネルギーの源になりました。

by my-pixy | 2006-12-03 13:46


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