2007年 09月 19日
美しいアナログ
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 2000年頃よく使った画像でベースはスライドです。90年代前半に苦闘していた文字入れも可能になりましたが、スライドによるプレゼンが終わりになったのは、データプロジェクタが実用になった1998年以降のことです。この頃はまだ、すべての学会でデジタル画像を認めず、大きな2台のプロジェクターに大勢がはり付いて1枚ごとに双眼鏡を使ってピント合わせ等をしていました。スライド作りもかなりな負担でした。

f0103459_1022694.jpg デジカメとデータプロジェクターが揃ってシステムは恐ろしいほど簡略化されました。
 しかし撮影したフィルムを映写機で映すだけだった時代に較べると、便利さゆえの荷物がだんだん肩に食い込んできます。

 撮り終わったら一本まとめて現像してもらえば良かった色調再現が、1枚づつ自己負担になったのです。これが実は大変なことで、カメラの選択、ストロボ購入で後はみんなオートと思いこんだ人たちには大障壁になります。さらにインターネット、メールで安易さに慣れた人たちがパワーポイントにしがみつき、根本的な問題なしに利便性を追いかけて歯科の画像はグチャグチャになっています。
 先日のリクエストに応え小さなデータをお送りした方から「画像は,大変有難い参考です.歯科臨床において,どこをどう進んでいいのかもわからないものにとって,目指すべき基準があるということは,海を漂っていた漂流者がコンパスを拾い上げたくらい,なにものにも代え難い,有難いことです。」と丁重なお返事を頂きました。
 しかしサイズも小さく圧縮もかかったメールのデータなど所詮漂流物です。皆さんのデジカメは最新航海計器であることを再認識して下さい。カメラに続いてパソコンやモニター、ソフトなどすべてをレベルアップしなければならないこと、最後にご自分の眼と感性が問われることに気づかれるでしょう。

by my-pixy | 2007-09-19 10:41


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