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2007年 12月 07日
秩父山中 花のあとさき
 地上波デジタルになって、画像がみなハイビジョン並みになったのは良いのですが、番組はめっきりつまらなくなりました。何より番組が追いつかないらしく、再放送ばかりでうんざりします。それも同じ時間帯に何度も繰り返され、コマーシャルまでハイビジョン並みになってしつこさ数倍、辟易して早めに寝込んでしまうことも再々になりました。

秩父山中  花のあとさき_f0103459_10363594.jpg 秩父山中  花のあとさき_f0103459_12201868.jpg秩父山中  花のあとさき_f0103459_12225724.jpg そんな中で久々に心洗われるような番組に出会いました。「秩父山中 花のあとさき」というNHKハイビジョン放送ですが、今週の月曜日に途中から見始め、火曜日にその続きを見ました。段々畑が続く埼玉県秩父 太田部楢尾、戸数5、住人9人、平均年齢73歳という寒村の物語です。
 養蚕で賑わっていた昭和40年代の回想含みで、2回で3時間におよぶ物語ですから解説などはできませんが、むつばあさんの話口には日本のターシャ・チューダー?を思わせるような珠玉の言葉が散りばめられていました。
「年をとって畑の面倒も見きれなくなったので少しずつ山に返さなければならないけれど、そこには紅葉などを植えて外からきた人が足を止めてもらえたらうれしい。」大きく育った紅葉の木の下には石のテープルと丸椅子が置かれていました。
 今回は2007年まで5年間の記録でしたが、カメラマンの百崎満晴さんがこの地に通い出して15年とのこと、その重みは伝わってきました。再放送は12月11日(火)2時から3時半です。録画してご覧頂き不要になったDVDはぜひ当方へ。

by my-pixy | 2007-12-07 10:38


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