2008年 05月 23日
オーバーデンチャー
f0103459_8295378.jpg 1本のインプラントで気がつきましたが、一般にはオーバーデンチャーといわれている義歯が、臨床ファイル2の中に20ケースほどあります。オーバーデンチャーというと高齢な方が多いだけに20年を経てご健在の方は少なくなりました。5.20のケースはその中ではとび抜けて若い方でした。他にも2ケースを「パーシャル・デンチャー新時代」に使っています。先日のブログが Case 85、他はCase 96とCase 92です。
 写真は87年の臨床ファイル2のコピーと最近の状態です。大分みすぼらしくはなっていますが、右の32二本が守りの要になっています。初診時には保存が危ぶまれる歯がたくさんあり、それらを残して丈の短い内冠にしていました。しかし無理な保存をした歯はすぐに失われ、この2本だけになりました。86年、短かった内冠の丈を伸ばしてから22年、患者さんも現役は引退されましたが、この二本のために半年ごと検診に見えています。
 こうした症例を見るにつけ、多数のインプラントを使った無歯顎対応には違和感を感じます。見習うべきはこの2本の経過です。

by my-pixy | 2008-05-23 12:36


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