2008年 12月 11日
すれちがい咬合20年の爪痕
f0103459_2071450.jpg f0103459_20101117.jpg 久しぶりで総義歯を作りました。レジン歯を使った保険の義歯じゃないか。それがどうしたというんだいと思われるでしょう。でも私にとってはようやく辿り着いた総義歯なのです。

2枚の正面観、上の写真は1977年9月のものです。この後、すれ違い防衛のため悪戦苦闘の24年を過ごしました。歯は残すことができました。歯と一緒に周囲の骨も残りました。しかし上顎右側の顎堤は無惨にも吸収し、舌は巨大になっています。
 04年に総義歯に移行しましたが、始めは総義歯の形になりませんでした。4年を経てどうやらそれらしい形にはなりましたが、左右の臼歯部の高さは大きく傾いたままです。こんな悲劇はなくしたいものです。

 1960年代から続けてきた経過観察も、30年40年を経過するものがでてきました。この患者さんもそんな中の一人で、千数百枚の画像を残してきました。そのなかの3枚を眺めながら感じることを、昔の日本人は「もののあわれ」と表現したのでしょうか。少し勉強する必要がありそうです。

by my-pixy | 2008-12-11 20:23


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