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2011年 12月 30日
傾斜歯の処置
f0103459_17415411.jpg 28日の続きです。まずこんな設計を考える方はないでしょうが、Tekでも確認していますし懸念はありません。7の延長部は小さな床として負荷はかかりますが、6番にとってはさらなるアップライトの方向です。硬質レジン歯ですから適当に咬耗もするでしょう。間違ってもシーソーのような力は受けません。

 前方への傾斜は歓迎できませんから、小さなピンホールをもったレストを4番に付加しました。高齢者の強みで内冠の形成と同時に無麻酔で行いました。外冠内面の箔は少し馴染んできたら撤去するでしょう。
 欠損を見ればインプラントしか思いつかない置換歯科医には、補綴という素晴らしさを再確認して欲しい設計です。経済的にも肉体的にも少ない侵襲で安心して利用できる可撤ブリッジの適応症でした。

 遅れていた今月10本のアップもこれで追いつきました。

by my-pixy | 2011-12-30 08:36
2011年 12月 28日
傾斜歯
f0103459_11592399.jpg 動乱の2011年も間もなく終わろうとしていますが、今年はカレンダーの仕事から解放されたはずなのにさっぱりゆとりがありません。昨日までの12月のアップはたった5件では「死んでるブログの仲間入り!」といわれてもしかたない状態です。2桁は無理としても何となく賑やかに年末を締めくくろうと悪あがきを始めました。

 このケース、定期診査では見ていたのですが、症状もない状態で手を出すと面倒なことになりそうと横着を決めこんでいました。しかし近心傾斜は次第に強くなるようで患者さんと協議の上、あまり大事にならないようにということでアップライトを始めました。予想よりは早くまずまずの状態になりましたので、有髄歯のままフルクラウンの形成を行い補綴物の製作に入りました。

by my-pixy | 2011-12-28 12:03
2011年 12月 27日
デービスクラウンからジャケット冠へ
f0103459_1542950.jpg カレンダーも打ち上げになり暮れの仕事も楽になると思いきや、雑用に追われブログのアップにも事欠いています。このままお正月ということもならじと、今年最後のケースをアップします。
 
患者さんは私と同世代、デービス冠装着は子供の年齢から推測して、50年くらい昔のことということでした。遠心の食片圧入からから問題が進んでいました。マージンの位置も歯冠部に偏り外観も傷害しているので、クラウンを再生することになりました。エンドは不十分ですが既往歴からポスト撤去のリスクは犯したくありません。

 ポーセレンを撤去しカリエスを除去して古いポスト上にセラミックスのクラウンを合着しました。コンポジットやメタルの影響を受けるので、インゴットは不透明名ものを使いましたがメタルボンドよりはましです。このような再処置を行うとき思うことは、シンビ族ご愛用のファイバーコアはどうなっているだろうかということです。

 メタルコアには破折が多いとか決めつけて省力化が図られていますが、コアをスーパーボンドに変えてから、私の臨床では破折はほとんど起こっていません。歯には弾性があるがメタルは堅すぎるから破折が起こるという推論はマユツバです。それよりもファイバーコアにはにはにはポストとコア部分の結合などにも不安があり使おうとは思いません。

by my-pixy | 2011-12-27 15:09
2011年 12月 19日
KA367モザイク
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 欠損歯列の分類から始まって、咬合崩壊症例のプロブレムリストの内容をあれこれ考える日々が続きました。それが一段落するとこのチャートの名称が欲しくなりました。通称○○などといっている中に通称がそのままになることがよくありますが、それにしてはプロブレムリストという呼称は暗すぎます。

 片側上下16本の歯牙の独自性に注目すること、犬歯と大臼歯を注目して考えることが幹ですが、歯列や咬合も無視はできません。2転3転の末、歯列の中の一本の歯を考えるということで Key of the Arch の頭文字と歯式の番号3.6.7を使うことにしました。

 足場ができたことで、初診よりのパノラマ3枚を2段組で並べながらKA3.6.7の入力を進めました。この段階でもこれまで気付かなかった発見もあり、それほど辛い作業ではありませんでした。この後それぞれのケースの経過の中で特異的な出来事の画像を拾って追加しました。トピックを拾えばよいので、ケースプレの残骸なども利用し1400×1050の画面一枚づつにまとめました。

「臨床ファイル2」以来の患者さんがベースですが、亡くなられた方は10名で、55名は現在も通院されている方々です。このプロジェクト本来の目的は治療計画の立案ですが、65名の経過から興味深い結果も見えてきました。初診時に近い段階で犬歯4/4残存は45、3/4を含めると60名に達します。対極は大臼歯の咬合支持で、0が32、1が17でした。データを採る時期で多少の違いは出ますが、花の命は短い「大臼歯咬合支持」、4人のスクラムで最後まで頑張る犬歯という長年の持論はそう間違っていなかったようです。1987年刊行の「臨床ファイル2」以来の患者さんが半数がを占め、「臨床ファイル3」「パーシャル・デンチャー新時代」で経過報告をしてきた集積です。

 まだ、つめが必要ですがこれでお正月休みも終わりそうです。

by my-pixy | 2011-12-19 19:53
2011年 12月 15日
一夜が明けて
f0103459_1117378.jpg 何となく予感がして昨日の記事になったのですが、まさか一晩でとまでは予想しませんでした。今朝からは一転して定員オーバーの対策に事務局ともども大わらわになっています。
 それにしてもこれから半月後、雑誌広告をご覧になってご連絡頂いいた方はどう思われるでしょう。会期まではまだ3ヶ月もあるのに、はじめて目にされて「すでに満員」とお返事したら、おとり商法!と思われないか、それも心配のたねです。

by my-pixy | 2011-12-15 11:08
2011年 12月 14日
2012年臨床基本ゼミ
f0103459_8482791.jpg 楽しかったが少し淋しくもあった2011基本ゼミにこりて、新事務局が体制を整備してくれたせいでしょうか、今年は公開後1ヶ月以内に早くも2桁のお申し込みを頂き、早くもその後の心配を始めました。
 例年、年を越しても一桁!には慣れっこでしたので、気乗りがしない雑誌広告なども準備しているようですがその必要はなかったようです。これでだめならと頑張ったとかいう広告原稿は見せてもらえませんが、私にはその仕上がりの方がよほど心配で、キャンセルできないかなどと勝手なことをいっています。やらなければ努力が足りなかったといわれるし事務局も大変ですが、何れにしても昨年の雑誌広告からの参加は1名でしたから、犯人一覧のような顔写真入り広告は、恥さらし以外の何ものでもありません。

 一夜明けて一気に15名の定員に達してしまいました。月末に出る雑誌広告を含め本気で対策検討が必要になりました。

by my-pixy | 2011-12-14 08:47
2011年 12月 04日
今度は西へ
f0103459_19244483.jpgf0103459_19542794.jpg あまりにも良い天気。カレンダーもなくなったり、これでまた籠もっていてはならないといい聞かせて西伊豆の戸田に出かけました。何処からか富士山を見たかったのですが、やはりヨットの思い出もある海越しの冨士にしました。

 ダイビングでも通った道ですがいつも車でしたので、単線の伊豆箱根鉄道ははじめて。ローカル色は満点でした。しかし津軽同様、最後に修善寺でバスに足止めされました。西伊豆に行く人はみな土肥、堂ヶ島方面で、海岸線に道路はできても戸田に行く人はいないようです。

  2時間待ちには耐えられないので小型タクシーと交渉、約一時間、レンタカー料金なみで交渉成立しました。60才のドライバーは筋がね入りのカメラマニアで、つい最近までニコン唯一のフルサイズD700を使っていたとかで、いろいろ御指南頂きました。
 富士山はもとより、そのすぐ横にまっ白な南アルプスまで見えて大満足。4時過ぎには巣にもどりブログを書き始めたというわけです。

by my-pixy | 2011-12-04 19:25
2011年 12月 01日
12月 オーレスン   ノルウエー
f0103459_11201129.jpg 10年間お付き合いいただきましたが、いよいよ最後の一枚になりました。今年の2月と同じノルウエー沿岸の町オーレスンの朝です。かもめのけたたましい鳴き声に目を覚まされされ、漁師たちの叫び声のなかに空が明るくなってきます。今年もお誘いがありましたが、そっと思い出の中に鎮めておきました。
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いささか名残惜しく1980年頃、一番左の6×7で撮影した写真などをスキャンニングしてみました。被写体や図柄などはまずまずで、あと2〜3年!などと思ったこともありましたが、さすがにデジタルに慣れた目にはその色調の淋しさが隠せず、予定通り打ち切りとしました。

by my-pixy | 2011-12-01 11:21