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2013年 01月 28日
目だけは新品に
f0103459_1814584.jpg 第一印象はこんな感じでした。これまでの視野が50ミリから28ミリに拡がり、はっとして拡がった部分に目を映すと同じ明るさの景色が拡がっています。反対側に目を移しても同じワイドスクリーがつながっています。

 さらなる驚きはこれまで使っていた老眼鏡が無用になったことです。もちろん使えばよく見える距離はあるのですが、ほとんど棟方志功さんのように超近接になってしまいます。ということでまだ麻酔も少し残っているのに、このブログは裸眼で書いています。すこし辛いですが姿勢としてはその方が快適なのです。もしかすると特別の時以外は老眼鏡も拡大鏡もさようならになるかもしれません。

 挿入したのは単焦点レンですが、人の明視距離には巾がありますから被写界深度はたっぷりで、老眼鏡とは大違いです。老いたりといえども生体の素晴らしさには最敬礼です。30年ちかくだんだん進行する老眼に不安を感じなから老眼鏡を作り直したり、眼鏡がない眼鏡がないと一日何度も探し回っていたことを思うとルンルン気分ですが、つい・・・などということがないように気をつけます。

 一昨日のニュースで「まぶしくてしょうがない」とサングラスをかけ国会に登院した人がいました。何時も強気発言が目立つ人ですが生年は争えないものです。それにしても女性ばかりが目立つ眼科によく行ってきたものです。

by my-pixy | 2013-01-28 18:04
2013年 01月 22日
白内障オペ
f0103459_8223720.jpg 少し前から気なっていましたが、アポイントがなかなかとれず越年になっていました。 昨日オペ修了後24時間の変化をイメージ画像にしたものです。実際には色温度も変わり1000 Kぐらい低くなった感じです。(イェローが低くなりシアン系に寄った。)

 まだ右だけですが、時折ダブって見えていたラインやライトなどもなくなりスッキリしました。こんなことなら Zeiss の拡大鏡など買うことはなかったと残念です。(マイクロスコープではありません。)左目も終わったらエンドが好きになるかも知れません?。しかし病院通いも内部部品交換も当分お終いにしたいものです。


f0103459_10235292.jpg術直後のギラギラ防止には昔のスキー用サングラスが
ばっちりでしたが、老眼鏡や拡大鏡との併用には難が
ありました。
翌日からはコンポジット充填がきれいになったなど、
スタッフから嬉しくもない評価も・・・・
いまに見ていろ!オールセラミックスすだって・・・・


ちなみに今回私が選択したのは最先端の多焦点眼内レンズ
ではなく、単焦点眼内レンズです。その拠り所はカメラの
ズームレンズと、単焦点レンズの違いからきています。
手術後も老眼鏡は必要ですが、その面倒さをいとわなければ、
画像はその方が良いに決まっています。

by my-pixy | 2013-01-22 16:03
2013年 01月 19日
書画カメラの応用(電子手鏡 2.)
f0103459_8383172.jpgf0103459_8464036.jpg 2013.1.10 の「電子手鏡」という呼び方ですが、最初の歯科雑誌原稿の時点ではわれわれが多用している拡大鏡を、一歩前進しようという思いであいまいな造語を使いました。

 当時使っていたエルモのDT70は、実物投影機と呼ばれていて、最初はチェアサイドで修復物の修正が主目的でした。その後やや低倍率の機種をテレビへのデンタルX線投影機として使うようになりました。

当時はOHP全盛時代でこれも同じジャンルに入る製品でしたが、OHP衰退とともに存在意義は低下して、呼び名もはっきりしなくなりました。書画カメラという呼び方はそうした中でショボショボ芽生えたものですが、まだ広く認知されたとはいえない状態です。名前も用途もはっきりしないということは左の画像ののように雑多な機種が混在することになってい ます。

 画素数が上がらないデータ・プロジェクタ(これも古い呼び名です。スライドプロジェクターは完全に消えました今はただプロジェクタでよいのかもしれません。)を探して半年ごとぐらいにネット検索は続けていましたが、どちらも成果はありませんでした。

 今回も同じ様なことからELPDC20に目が止まりました。同じ様な形態の3機種がそろってきたことで方向性が出てきたのかなと思いました。特に光学12倍を売り物にした新製品に注目しました。

 デンタルX線写真だけでなく、カメラのファインダーもズームレンズも、デジタルは美しくないからです。今や消滅の危機にある50吋シャープ亀山モデルですが、私の院内ではケースプレを上回る画像を提供してくれています。HDMIの接続も効果を上げているのかもしれませんが、グレースケールは実にきれいで旧エルモの比ではありません。

by my-pixy | 2013-01-19 08:39
2013年 01月 18日
電子手鏡はいま
 長年愛用してきたプロジェクターが不調になり、エプソンに電話をしたところ「2001年の製品でアフターは完了しました。」と当然のように断られました。カメラに比べると機能的な進歩はほとんどないはずなのに10年でおさらばとは!とかっときました。少し様子を調べてみましたが小型、軽量、高輝度以外には何も進歩はありませんでした。

f0103459_1450821.jpg そんな中で書画カメラの変化が目に止まりました。1998年本格的デジカメ前夜に診療室に導入しようと模索し、土竜のトンネルにも電子手鏡のすすめというタイトルで復刻しています。(2006.4)この間中核として頑張ってきたのはエルモDT70というアナログ機です。

 このエルモ2台は10年以上が過ぎた今も健在で頑張っています。長野オリンピックの時の36吋のブラウン管テレビは交代し、口腔内写真を中心に考えていた画像はすっかりデンタルX線写真に特化しましたが、診療室でのテレビの利用頻度は反対に高まり、患者さんへの説明だけでなく術者の治療用ツールとしてもなくてはならないものになっています。

 エプソンDLP20はエルモより大きくそれほど進化したともいえませんが、3世代目の製品でそれなりにこなれた形態になっています。また光学12倍、フルハイビジョン対応ということの効果か白黒画像は抜群のきれいさです。プロジェクターで腹を立てたのにすぐにまた騙されてしまうことは反省していますが、チェアサイドにはすんなり溶け込みました。

 ブラウン管テレビ時代にはケースプレなどで使っているレザーポインターを自由に使っていましたが、液晶テレビになってからはこれが効かなくなりました。ポインターの出力の大きな物なら辛うじて見えるのですが通常のものはまったく見えません。仕方なく昔の指し棒を使っていましたが今度はパソコンなしでマウスで書き込めます。しかしこれが役立つかどうかはまだ不明です。

by my-pixy | 2013-01-18 18:09
2013年 01月 16日
歯牙移植やインプラントだけが歯列改変ではない.2
f0103459_1228580.jpg この状態でもリーゲルのようにロックする支台装置を使えば現状よりはましになるでしょう。しかし上顎の支台歯には終始牽引力がかかりますから歯は骨を伴って挺出し左右差はさらに拡大するでしょう。下顎が長い遊離端義歯で支台歯も不十分だから下顎にインプラントという選択肢もありますが私は反対です。

 上顎の大臼歯がなくなれば後は初診時から問題なしの下顎前歯群だけ、ここで少々気になるのは挺出傾向にある左下7だけと思っていたところ、歯冠ブラッシで手入れをしているが臭いが気になるという話が出てきました。チャンス到来とその日に抜歯してしまいました。
 
 これで左5が右に移動してくれれば完璧ですが、3のシングラムレストも効いていますからもちろんそこまでは追いかけません。増やすだけでなく減らす改変はお終いです。もちろん上顎の吸着は更に向上するでしょうし、患者さんのメインテナンスも長期的に万全です。

48才の患者さんは75才になられました。

by my-pixy | 2013-01-16 10:32
2013年 01月 15日
歯牙移植やインプラントだけが歯列改変ではない. 1
f0103459_849107.jpg 患者さんは1937生まれの男性で初診は1985年でした。歴代の勤務医が担当し私におはちが回ってきたのは上顎が一歯残存になってからのことです。
 
 ちょうどシングルデンチャーに興味を持ちだしていましたし、上顎の大臼歯1歯残存には悩まされることが多かったので、カルテを見直したりスタッフの聞き込みをしたりして大よそのことが分かってきました。

 びっくりしたのは初診時に大きな欠損はなかったことですが、上顎のペリオへの対処には苦しみ義歯が装着されのは90年になったようです。当時の記録はありませんが、10年後の2001年転倒事故で入院され、大騒ぎになった時の写真が技工室から出てきました。

 院内技工の強みで、これで少数残存歯へ転落の経緯や暗黒の20年がはっきりしてきました。


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by my-pixy | 2013-01-15 19:51
2013年 01月 14日
フィーノさんからの年賀状
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 日本の年賀状が一段落したころ海外からの封書でいつも何だろうと思ってしまいます。f0103459_1375096.jpg
ご本人はフランス語しか話されないので直接の意思疎通はなく、紹介者のDr Jonasや奥様を介しての話になるのですが、ノルマンジーの島の別荘でのこと、サマロでの彼のデザインしたクルーザーでのセーリング、バルディゼールのコンドミニアムでの夕食とスキーなどその一コマ一コマを鮮明に記憶しています。そして毎年の年賀状がそれらをリフレッシュしてくれるのです。

 そうして昔に閉じこもっているのかもしれませんが、結局、自分が生きてきた時代と無縁にはなれないことを考えると、私の方がそうした時間を大切にしていないと反省させられ、明日には返事を書かなければと思っています。

by my-pixy | 2013-01-14 14:49
2013年 01月 14日
歯科臨床とは
f0103459_9574867.jpgf0103459_9572729.jpg 先日の徳山では検査結果を2時間半ほどで整理してご説明頂き、全データのコピーをいただきました。Windowsとなっていましたが、DICOMデータですからわれわれのMacでも見られました。
 立て板に水で主治医達が話されていた内容はほとんど理解していませんが、同じ医療関係とはいえあまりにも遠い日常で文字通り異次元の物語でした。

 下の装置、脳内の血管撮影に使うもののようですが、そこに使われているレンズはすべて Carl Zessでニコンでもキャノンでもないそうです。明るさが違うそうですが、日本が席巻しているのは民生用のカメラなどだけのようです。何が違うのでしょうか。だからソニーはZeissを使いたがるのでしょうか。これまた趣味ではない異次元の物語でした。

by my-pixy | 2013-01-14 09:58
2013年 01月 13日
スカディ・クラブ
f0103459_14394384.jpg 一番上の写真はこの3連休の初日、山口県徳山のサンセットです。

 ここにはわれわれのスキーグループの重要なメンバーが一人おられます。毛利家側近としてこの地で開業し15代目という歴代の外科医です。1960年代から70年代は一緒にスキーをしていましたが、米国留学後帰郷されてからはその激務からテニスに活動の場を移されるようになりました。もともとスポーツ万能で学生時代には各運動部から応援を求められ、万能選手として活躍されていました。



 2枚目の画像は米国留学中に師事されたドクターの言葉としてその方から頂いたもので。歯科と場は違うもののその下の画像と共に1970年代には私がよく使わせて頂いたものです。

 一番下のふぐ刺しの写真はなかなかスキー場では会えなくなったからと、1989年に10人ほどを徳山にお招き頂いた時のものですが、すでにこの頃には第一線の脳外科医としての躍進が始まっていました。


 専門のことはよく分かりませんが学生時代から、医師としての並々ならぬ情熱やがんばりには強く印象づけられていましたので、何か大事があれば徳山に!と思っていましたが、他のスキークラブのメンバーも70代に入り、徳山詣でをする仲間どもに先を越されていました。


 先日、教室のOB会で上京された機会に20年ぶりでお目にかかり、お願いとも出頭命令ともつかないかたちで懸案の徳山詣でが決まりました。60代の急性膵炎から数年前の腎臓ガンのその後までをMRI、PET、CTを駆使してマグロの解体ショウのように調べ上げ、多少の問題も出ましたが前回同様、ふぐ刺しとひれ酒をご馳走になって帰ってきました。


 約3時間の検査結果を、PETを中心に3種のデータで行われたシームレスなプレゼンはこれぞ先端医療と目を見張るばかりでした。2人の専門医の読像力のの高さもその会話から垣間見ることができ羨ましい限りでしたが、100人近くなるというスタッフの確保は、どんなにか大変だろうとも心配にもなりました。
 
 また患者としては、この精密な検査を継続していたら、なかなか死ねないだろという申し訳ない思いも強くしました。

by my-pixy | 2013-01-13 14:41
2013年 01月 10日
恐ろしい現実は,想定外の事件に
f0103459_1042857.jpg 2011.7.8の記事の後日談です。始めの写真は前回の記事の2年前の初診時のものです。物静かですが反応の少ない方で、プラコンなどへの反応も今一つでした。この後左下の小臼歯2本が無くなって前回レポートになるのですが、原因ははっきりしないままでした。
 ところが定期検診が一度パスになったりして、2012,12月には驚くべきことが起こっていました。ご本人は義歯の方も特別異常はないとのことでしたが、あのシングラムレストは跡形もなくなって下顎前歯を含めプラークと表在性のカリエスで覆い尽くされていました。つい大声を上げそうになるのをじっとこらえて衛生士と交替、技工室でブツブツ言いながら頭を冷やしました。

 この数分間でやはり不定期ながら先日お見えになったご家族の言葉を思い出しました。「最近、健康に良いいからということで何にでもお酢をかける。」という一言です。同世代の後期高齢者の患者さんでは思わぬ方にまでのど飴被害に悩まされていますが、お酢の大量摂取がエナメル質ののマイクロクラックに繋がっていたことにはビックリしました。

f0103459_124969.jpg 根は真面目な方ですから静かに今回の事件をお話しして、この日からお酢は全面停止になりました。シングラムレストは一回り大きくなりましたが何とか復活しました。

by my-pixy | 2013-01-10 10:56