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2015年 11月 30日
抜歯の効用?
f0103459_1626643.jpg 暗い日々が続く中 この10年ほどでこれほど嬉しかったことはありません。当院としては珍しい54才の女性ですが、はちゃめちゃな性格でずぼらこの上なしなのですが、一族の末娘で何故か憎めない奴です。昨日も家族の前で「私はお母さんの1日前に死にたい」とかいってひんしゅくをかったそうです。大酒飲みで今回来院時の電話も1回目は「大事な入れ歯を無くした!。」続いて「やっと出てきた。!」です。
 1年半ほど前、左下の6を抜歯したのでその手前の5番が気になっていました。ところがところがどこからか骨を拾ってきたようです。衛生士ともども半信半疑で2014年のパントモはあるのに再撮影をしました。
 頑張っている水平智歯など話はまだまだありますから、お呼び頂ければ即日参上します。本人も声をかければ喜んで付いてくるかもしれません。

by my-pixy | 2015-11-30 16:50
2015年 11月 30日
好天に誘われて
f0103459_1243161.jpg今週こそは良いお天気間違いなしと思われ、矢倉沢の仙人を誘って風籟窯の井上さんのところに出掛けました。初めての訪問からちょうど一年がたち「真鶴湯河原アート散歩」も第2回目でお忙しそうでした。いくつか目にとまるものもありましたは、ぐっとこらえてお二人の窯造りや煉瓦談義などに耳を傾けていました。仙人は先日の突風で隣家の屋根が飛んできて車がぺしゃんこだなどといいながら元気そうでした。
 裏の竹林だったところにも4軒目の家が建ち、周辺の雰囲気もがらりと変わりました。そんな中で今年のマダガスカルレポートなどをして帰京しました。

 写真は井上さんのリビングの一隅にあるフジツボが連なった舫いロープです。この家には滑車、アンカー、ブロックなど漁船がらみの船具類がいくつも置かれています。それもかっての我が家との共通項で、人柄、作品だけでなく一度でお友達になった魅力です。小さな薪ストーブにも火が入って心安まる空間でした。

by my-pixy | 2015-11-30 09:22
2015年 11月 26日
35年目の大ピンチ
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 1980年製のご自慢の片側義歯の患者さんですが、来院が途絶え心配していました。網膜剥離などで入院続きだったそうで突然来院されました。主訴は欠損側の内冠脱落でしたが、あわや大事件寸前でした。ひどいときにはうつぶせで就寝するしかなかったそうですが、義歯は取り外せと再三指示れて数ヶ月続いていたそうですが、この間に8番頬側歯頚部からのコンポジット脱落、顎関節症様の疼痛などが発現したそうです。

さいわい、支台歯の移動などはなく5番の軟象除去後、逐一もとに復旧していくことができました。今回はスーパーボンドの遁路に利用した小ホールを気づきながら放置していたことが、脱落の原因になったようです。
若干の咬合調整だけで決着したので、その後1時間ほどをかけて可撤部のりベースやレジンの置き換えもすませ、全快でお帰り頂くことができました。しかし患者さんも74才、まだしばらくは頑張れそうですが、上顎反対側にも不安はあり、今後さらに長期観察の機会をもてるかどうか気がかりです。

この1症例からは実に多くのことを学びました。
1.始めは義歯の欠損部補綴の強度不足で破折し金属咬合面を追加しました。
2.遊離端義歯だったものに8番のレストを追加し、やがてその補強、カリエス処置などで依存度は高まります。
3.対顎6番の挺出は当初から気になっていましたが手は加えませんでした。進行はしていません。
4。摩耗による5番内冠頬面のピンホールは数年前から放置してきましたが、リン酸亜鉛セメントにとっては歯頚部マージンからの溶解とは異なるダメージになることがはっきりしました。  
5.40才から75才の間に口腔内は徐々に狭くなり、8番は歯列からはみだしていきます。プラコンの良い人でも頬側歯頚部からのカリエスが防げず、ペリオを含め大切な咬合支持歯を喪失する危機が迫ります。(この人は2例目です。)
6.年齢とともに開口量は低下し咬合面などの撮影は困難になります。マクロレンズの変更が必要になるかもしれません。

by my-pixy | 2015-11-26 14:54
2015年 11月 25日
修理リベースも可能、軽量新製品第2号
f0103459_1446754.jpg こちらも12月装着予定の上顎総義歯です。重く吸着が悪い金蔵床の欠点を補いちょっぴり華やかさも持たせたいと思っています。目下サンプル義歯にてリベースや修理の可能性などもテスト中です
右側の欠損熾烈の模型は3Dプリンターで縮尺1/2でつくられたものだそうです。これから鋳造することには難問があるようで悪戦苦闘中の副産物とのことでした。(株式会社横浜トラスト歯科技工研究所)

by my-pixy | 2015-11-25 13:52
2015年 11月 25日
動画とライブビュー機能を省いたカメラ
f0103459_1259313.png こんなキャッチコピーのカメラが来月発売されようです。とうと機能をを省いたことがセリングポイントになってきました。光学的ファインダーはついていますし、主旨に賛同して1台欲しいところですが皆さん募金にご協力ください。

    100万円あればほんの少しお釣りがきます。
    フィルムを使った栄光の時代の思い出です。
   
    日曜美術館のなかでアラーキーが使っていました。

by my-pixy | 2015-11-25 13:07
2015年 11月 20日
片側義歯から両側性へ
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  臨床ファイルⅤでも多くの片側性のパーシャルデンチャーを見て頂いていますが、経過の長いケースでは支台歯やインプラントのロストに伴い、両側性に移行せざるをえないものもでてきています。2015年はそんな年回りなのか4ケースが両側性に移行しました。

 少し苦労はしましたが、金属床義歯の上手な方の協力を得て、コネクター以外のこれまでのコンポーネントはすべて活用し、違和感も最小限で満足に使って頂いています。
 義歯床内部で支台装置とコネクターのスペースとの取り合いになりますが、古い義歯を一部解体しテンポラリーを使って、コネクター以外に余分なものを出さないようにするやりくりは楽しみな部分もあります。院内と外部のラボとのコミュニケーションもだんだん上手になってきました。これぞ「パーシャルデンチャー新時代」です。

by my-pixy | 2015-11-20 13:22
2015年 11月 18日
マダガスカルヘどうぞ
f0103459_12573888.png 先日、最高の休暇をエンジョイしたホテルのアドレスが分かりました。写真は私たちが撮影したものの方が、地元の人やカメレオンも入って楽しそうですが、ドローンの画像はこちらがオリジナルです。

http://ambola-madagascar.com

by my-pixy | 2015-11-18 19:10
2015年 11月 16日
なた豆歯みがき
f0103459_9161230.jpgi以前から患者さんとの雑談の中でこの歯磨き粉のことは聞いたことがありました。先日も同じようなことがありましたが、1か月ほどして義歯の修理で来院された時これまでになく歯肉の状態が良いのに驚きました。それだげでなく、義歯や支台歯も漂白されてきれいになっています。時々使っているということで私も試してみました。確かに渋柿のようにしびれますし口当たりが良いとはいえませんが、2回ぐらいでステインなども落ちきれいになっていてびっくり。何かご存じの方があったら教えて下さい。

たまたま送られてきた某社の歯磨きペーストホワイトの新製品紹介では では「写真は製品の効果を保証するものではありません」と書き添えながら、3日間で中切歯のみ著しいホワイトニング効果を呈示している。強力な漂白効果を持たせることが常識化しているのか、デジタルマジックか、どちらにしても危ない傾向のような気がする。



by my-pixy | 2015-11-16 09:30
2015年 11月 13日
eMaxでノントラブルはエンプレス時代のラミネートベニア
f0103459_9135576.jpgf0103459_10544056.jpgポーセレン・ジャケットクラウンの破折には昭和40年代から悩まされてきたが、その自然観から患者、術者ともなくてはならないもので硬質レジンやメタルボンドが進化しても消えずに生き残り続けた。

1990年代のオールセラミックス騒動でもいろいろ変動はあったが、その中で最も好成績だったのはラミネートベニアでそれほどケースは多くないが事故はゼロである。このケースも十数年を経過し現在も健在である。おそらく舌面の天然歯の部分で咬合接触が保たれているからと思われる。
 エンプレスからeMacsに変わって何症例か予想もしない歯髄症状が発現したことがあった。今も完全には解消していないものもあり適用は急劇にダウンしている。何人か同様なトラブルを経験いている歯科医もあり、抜髄になったケースもあるようだ。先日のデータでもわかるまげ強度の無用な向上が問題と考えられるが、確証はないため撤去のむずかしさをふくめ他の方法に変わりつつある。

by my-pixy | 2015-11-13 09:19
2015年 11月 11日
凶器は口腔内で作り上げられる
先日紹介した文献を書いたとき、分かりやすい物性比較が欲しいと探したが見つからなかった。古いものだったが何となく拠り所になったのはこれ一つだった。十数年を経てより必要性は増したが、こうしたデータは歯科医から技工士の領域に移り、より事態は悪くなっていた。f0103459_7541370.jpg
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1990年代パリで開発され多くの臨床家に支持されていたのはインセラムだった。その開発者の研究室や中核ラボには何度か見学に行ったが、製作工程の複雑さや、おどろくほどの強度などにはなじめなかった。(2006.8前歯部のブリッジ) 適応症と思われたものに2ケースだけ応用した。(10年生存率は50%である。)

by my-pixy | 2015-11-11 08:07