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2016年 02月 29日
2016年もくあみ会
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 写真は自分で撮るもので撮られる方は大嫌いですがまた捕まりました。激戦の二日間でふらふらしながら帰宅しましたが、この会も臨床歯科を語る会と同じで一見のお客さんはごく少数で、それだけに一人一人の顔を見ていくとおもしろいものです。左下のカップもこの会らしい参加者で、それらしいポジションどりです。
明日から3月、間もなく母体の臨床基本ゼミも始まりますが、こちらもくあみ会の企画もほぼ固まりました。

by my-pixy | 2016-02-29 08:39
2016年 02月 23日
1年間の歯科雑誌
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 購読料はお支払いしていませんが、長年のおつきあいからか4つの歯科雑誌が送られてきます。しかし保存する気になれるのはかなり以前からこの一誌だけです。
 ここも一時は混乱していましたがどうやら年間を通じて並べられるようにはなりました。しかし2ヶ月は無くなってしまいましたし、こうして並べてみると背表紙のタイトルは場当たり的で、編集方針のようなものは感じられません。2016がしっかりした足どりになるかどうかも心配です。しばらくすれば2015年分は半減しているでしょう。

by my-pixy | 2016-02-23 07:36
2016年 02月 22日
今日はネコの日
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何故か今日はネコの日ということになったそうです。最近はネコと言えばNHKを挙げて岩合さんですが、前にもアップした事があるように、南極やタンザニアなどを撮っていた頃の写真には忘れられないものが数々です。

 昨日も他のことで本棚をかき回して、1980年代のセレンゲティの写真集に目がとまりました。お借りしたのは豹の子供の写真ですが、こんなネコがいたら夢中になるでしょうね。ただ生後1ヶ月ですからまさに花の命は短くて・・・。

 それよりもこの時、両親とともに4才のこの子は、1年半にわたり水も電気もない砂漠の中で生活してきたのです。ヌーやリカオンなどが激減していく状態を見て、南極からアフリカへの旅を終わらせた岩合さんの気持ちが今回はっきり分かりました。同時期に出版された「サバンナからの手紙」のなかに「幻想的なヌーの河渡り」など数多くの記載がありましたがそれらはすべて惜別の写真だったのです。そして「サバンナからの手紙」岩合さん自身の、「おきて」の方はもう少しもう少し長い時間軸で考えてもらおうとして朝日新聞と小学館からの写真絵本というかたちになったのでしょう。
 
 対象を人との共存に破れる希少動物ではなくネコにされたこともさすがの動物カメラマンです。

by my-pixy | 2016-02-22 11:06
2016年 02月 20日
ヒストリー
 大河ドラマの大半は完結した物語で主役も信長など3人に決まっていますから、視点を変えても話は出尽くしています。しかし「坂の上の雲」のような近代の物語となると親近感もあり引きずり込まれます。最近の「この国のかたち」なども興味深い番組で、本棚に並んでいた「司馬遼太郎の言葉」やドナルドキーンさんとの対談も引っ張り出したくなります。
 既往歴といわれている患者さんのヒストリーも、解き明かされれば治療方針決定にどれほど大きな助けになるか分かりません。しかし何かが分かればさらにその次が知りたくなるのは常で、考古学にのめり込む人の心境も分かります。時が長くなればそれにつれて知りたいことは数限りなく積み重なっています。

 私にとって1945年からの20年はあまりにも大きな時代でした。1955年に名ばかりの歯科大学は卒業したものの、鎖国はさらに10年続きましたから1964年までにほ日清、日露戦争が終わったのと同じような事でした。当時のことを追体験しようと「トンネルの上の雲」の解明にはまっている人がいます。同じ時期本人はTheory and practice of crown and bridge prosthodontics 翻訳に熱中していてとても手が回りませんでしたが、半世記を経ての再登場を楽しんでいます。
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ちょっと分かりにくい話ですが、著者Schweizerの記録をめぐって、当時の米国人の考え方、移入された日本の状態と受け取り方、その後の日米の変遷対比などです。

by my-pixy | 2016-02-20 09:36
2016年 02月 19日
ワールドカップ・女子ジャンプ総合優勝
f0103459_7565241.jpgf0103459_18274757.pngほぼ100メートルというジャンプを二本揃え、堂々の総合優勝でした。チームメートも3位で表彰台に花を添えてくれました。時差もなく悠々のテレビ観戦でした。いつもジャンプ台下で見守る父親も、心は来年の同じ場所での世界選手権でしょう。

by my-pixy | 2016-02-19 18:27
2016年 02月 11日
犬歯の修復
 虎の子の犬歯が破折し、片側中間欠損を補っていた前方支台がなくなってしまいました。舌面レストとワイヤークラスプで維持していたのですが、後方のテレスコープは健在なので、何とかこれまで通りの装置で復活させようとパターンレジン直接法で支台築造し(鋳造)これまでのレストとワイヤークラスプ復元作戦に挑戦しました。 
 築造体とクラスプアームの間にレジン前装冠をサンドイッチしようというアクロバティックな作業ですが、久しぶりに熱中しました。舌面レストはこれまでのものを使うので、コアの舌面から前層冠のフレームとの厚みの取り合いはシビアでした。ワイヤークラスプも作り直した方が楽なのですがやせ我慢で古いものを活用しました。技工士も見たこともない重層構造に苦心していました。ちょうど書籍でナソロジーの人たちが、メタルボンドもない中でフルマウスに取り組んでいるケースを見て、その気になったようです。
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by my-pixy | 2016-02-11 09:04
2016年 02月 07日
一人わが道を行く
f0103459_855014.jpg小さな巨人、高梨沙羅選手の強さは抜群です。まるでひとりだけ風洞実験装置の中を飛んでいるような安定したジャンプです。前回冬季オリンピック前にもこれに近いことがありましたが、もう一人のサラと激しく争っていましたし、ジャンプ台の形の変更にも悩んでいたようでした。しかし今シーズンの強さは当時の比ではありません。魔女軍団の中にもぐり込んだ小さな女の子が、鬼退治をしているようでこんな気分の良い勝ち方はあません。その上表彰式の後マイクを向けられ明日のラージヒルも大丈夫かとでもきかれたのでしょう。返事は「I hope so」ですからしびれます。
(少し気になることはジャンプ台以外にはまったく雪がないことです。)

by my-pixy | 2016-02-07 08:35
2016年 02月 05日
ケースプレにならない症例
f0103459_10241211.jpgもくあみ会まであと3週間になり担当とのやりとりも次第に多忙になってきました。そんななかで思いついたことですが、会員全体で「私の医院の優等生」という症例を募集したらどうでしょう。ケースプレといえば どうしても特異性のある症例が中心になり、すれ違いだ、偏在だ、歯牙移植だ、 智歯だといったことばかりがクローズアップされます。しかし患者さんの歯の形のちょっとした異常で難しくなることもあります。そんな話題を探るためにも普通の患者さんに注目することも必要とではないでしょうか。
あるスタディグループの歩み4の座談会に掲載したような、普通の知り合いの患者さん100人ぐらいを見せて欲しいものです。8020などにはこだわず義歯装着20年なんていう方も大歓迎です。
 リコール予定もあるでしょうから今月末は無理かもしれませんが、来年のエントリーには間に合うでしょう。。正面感、咬合面観、パノラマX線写真、KA367で十分です。審美歯科ではありませんから、必ずしも美貌は必要ではありません。何れ担当をきめてお願いにあがります。
 

by my-pixy | 2016-02-05 10:17
2016年 02月 04日
ひとの経年変化に沿った歯科医療
 突然、機織り機が出てきたりして何を言い出すのかとお思いでしょう。しかし、私にとってはおなじみの縦糸、横糸論のシンボルで、卒後研修といえば登場する話の糸口なのです。1970年代「歯科総合診断へのアプローチ」などというタイトルで書籍化もしたり、ある大学の卒後研修プログラムとして数年にわたり継続してとりあげたりもしました。 まだ40台になったばかりで、一本のクラウンの修復でもエンド、ペリオ、歯質崩壊度などを多角的にとらえるべきだろうという主旨でしたが、問題提起だけで実りはありませんでした。長い長い時が経過し、歯科臨床も進歩してきましたが、そろそろ自分の臨床を締めくくる時になって「日暮れて道遠し」という言葉が実感をもって気になることが多くなりました。

 オーラルリハビリテーションという呼び名は好きになれませんでしたが、そこに謳われる台詞には惹かれて熱中したこともありました。しかし、それが自分の臨床の道筋を決めることにはならず、長期間継続した患者さんからは、これまで見たこともない別なニーズを突きつけられることばかりです。「日々これ新たなり」で生きがいにはなりますが反省も迫られます。
機織り機の周りに散りばめた言葉は、通過地点のモニュメントですが、リニュ-アルされて、生き残っているものもあります。咬耗などのような難問もありますが現在、大半の患者さんの願望は「ぴんぴんころり」で一致しています。そうした対応に追われながら、そこで見かけた出来事をより若い方々にフィードバックすることに努めています。多分それがひとの経年変化に沿った歯科医療だろうと思うからです。

 テレスコープも止めませんし新たな視点でセラミックスも使います。しかしCAD・CAMに頼るようになったら廃業します。二月末のもくあみ会では皆でそんな話しをしたいと思っています。準備のお手伝いを頂いている方からメールがきました。

f0103459_9304325.jpg「天然歯の咬合歯が喪失、咬耗してくると咬合の低下がおこる。咬合の低下は種々の問題を起こすが、初めはそれほど明らかとならないで患者も術者側も放置や状態を深く考えずにしてしまうことがある。咬合が崩壊に至ったときでも、今までの状態をなるべく壊さないでと何故か患者も若い術者も思ってしまう。問題の積み重ねで起こっている事態なのでそこは大きく介入しなくてはいけない。義歯での咬合に変えていく転換点がそこにはあるのだと思う。
ペリオで移動や挺出を繰り返して崩壊に至ったときはカリエスや力でに至ったときよりも問題が複雑に見えやすい。支台となる歯が十分な状態でない場合が多いが、歯としては残せる。それがまた混乱させるが、機能が低下している場合は顎堤に助けを求めるしかないのだと思う。歯の分野だけで片付けたがるが、そうではない局面に達しているという判断を私たちはしていかなければならないのだと思う。」
少し難しくなってきたようです。

by my-pixy | 2016-02-04 08:55
2016年 02月 01日
天然歯の咬合喪失
f0103459_17275858.png 月末のもくあみ会まで一月を切ることになりました。歯周病ケースなどで残存歯が少なくなったときに、欠損を補うとともに更なる咬合の低下をいかにして守るベきかは極めて重要な問題です。大臼歯部に始まった咬合支持の減少は、次第に前方の小臼歯などにも波及し、患者さんの要望に対応することも難しくなってきます。その最後の攻防が前歯部の外観、装着感などをめぐる攻防で、長持ちをさせたい気持ちは同じでも術者側の可撤性にしたいという要望はなかなか受け入れてもらえません。
 私たちの年代になれば場数も踏んできますし、年齢的に共有するもの増えてきますから話の糸口も見つかりますが、お年寄りに説教をするような役回りはいつも大変でした。そんな時の特効薬などあるはずもありませんが、ただひたすらに問題を共有して話し合うしかないでしょう。可撤性を容認してもらえるかどうかは最もハードルが高い局面ではありますが、プロビジョナルを含めて手技としては良いトレーニングの場になるはずです。
イラストは縦糸と横糸が絡み合う臨床の難しさ、面白さを表現したつもりです。

ただ、歯科臨床で咬合を追求する試みは、Gnathology、顎関節症、下顎運動、クレンチングなど、どの事例を見ても、エンドやペリオのように成果は挙がらなかったように思えてなりません。AAPという権威ある団体がインプラントに呑み込まれていったり、ガレージで生まれたスティーブ.ジョブスの夢も、経済という怪物に変身しなければ生き残れないのが現代なのでしょうか。

by my-pixy | 2016-02-01 17:28