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2016年 06月 24日
書籍の機能と形
f0103459_936335.jpg 今頃になってご紹介しても遅いのですが、臨床ファイルシリーズを合本するとき、あとの利用法を考えて綴じ込まない本を一つだけ作ってみました。
必要なものを何度も見返すのに便利なように、また不要なものまで持ち歩かないでもよいようにと考えたバインダー方式だったのですが、合本にすることで全体としては150ページになってしまいました。
これでは本末転倒なので再分割を考慮し、分けたものはクリアファイルなどで管理するつもりでしたが、それ程の代物ではない絵本にすぎなかったということでしょう。 結局しまいこんだまま活用はしませんでしたが、アイディアとしては悪くなかったと思っています。
 昔、Goldmanの翻訳本が重すぎて2分割して製本した経験からの発想でしたが、紙とデジタル化の関係はそんな簡単なことではなさそうです。

by my-pixy | 2016-06-24 14:37
2016年 06月 24日
独活の樹書房・臨床ファイル
f0103459_1129373.jpg 新刊発行に備え独活の樹書房の在庫整理中です。2013年から始めは単独で、途中からはもくあみ会とのコラボで出版を続けてきましたが、素人商法の悲しさで在庫調整に行き詰まり、昨年6巻が揃ったところで合本した形の総集編も併売しました。

 これにより後からバラバラでご購入頂くよりは、低コストで同じ内容のものを見て頂けるようになりました。こちらも残りは僅か10部になりましたので目的は果たしました。6巻の内容は下のようなものです。今回の「咬合崩壊と二次固定」はそのまとめとして編集にも関わりました。今後の形はまだ見えていませんが、赤枠「パーシャル・デンチャーと機能と形」の再刊予定はありません。

by my-pixy | 2016-06-24 10:41
2016年 06月 23日
ビルはビルでも(再)
f0103459_7492096.jpg画像は2015.3.のものですが、昨夜はこの仕掛け人で、今回ビル内看板のことでもいろいろお世話になったダイビル営業開発部長さんと、29才新婚旅行帰りの部員の方との食事会にお招き頂きました。
この方は京都出身で7年間単身赴任とか、この広告のヒットで表彰の金一封は社内の集まりに寄付されたなど話題は多く、あっという間の二時間半でした。何よりも営業開発という第一線をひっぱっていらしただけに、部下の指導育成などについても金言至言が多く、有名タレントなどに依存したいるわれわれ業界とは大違いでした。私からの情報としては近年の技工士不足のことなどをお話ししましたが、ご自身学生時代ラガーマンで大臼歯部咬合崩壊には悩まれたようでしたが、大阪本拠のビルでもテナントとして3軒の歯科医院とお付き合いされているだけに、きわめて正確な認識をされていることに驚きました。
 これからも時々こうした機会が欲しいと思い、松隈先生上京の折の屋上庭園見学会など、いろいろ提案させて頂きました。村野藤吾先生、京都、工芸繊維大学出身社員など共通項は多い上、年齢、お人柄もぴったりですから、想像するだけでも楽しみです。
f0103459_8563965.jpgこちらは京都にいらしたら是非とお勧め頂いたお寺です。

by my-pixy | 2016-06-23 07:48
2016年 06月 22日
咬合崩壊と二次固定
f0103459_10142740.jpg 今年2月のもくあみ会のテーマは、2011.3.11直後の少人数の基本ゼミからスタートしたものです。手のつけようもない咬合崩壊症例からの脱却のために・・・と9人の受講生と考える中からKA367は生まれました。先日のブログに再録したとおりの状況の中です。

 初期段階から思いのほか多くの方に支持されて、KA367は実用化への道を歩みましたが、若い受講生サイドとの間にあるギャップは気になっていました。頭では分かっているいるものの実体験がともなわないことによるものと思われました。それを埋めるべく企画した今年のもくあみ会でしたが、思いは実りませんでした。

企画の意図を確認し当日の演者とも話し合って、同じ発表をもう一度見直すことで、咬合崩壊とパーシャル・デンチャーの関係を再確認することに焦点を絞ろうと、新たな思いで事後抄録を編集しました。新たに書き原稿にして頂くことで、口頭のプレゼンより問題点はしぼられ、同じ発表も新たな発展が見られました。

 私も片足を踏み込んだばっかりにだんだん深みにはまり、たった4ページですがこれまでにない気合いの入った原稿をまとめました。臨床歯科を語る会に間に合わせるべく準備は完了しましたのでお楽しみに。
表紙の写真は昔のお気に入りの一枚ですがチロルのキッツビエールです。

by my-pixy | 2016-06-22 08:37
2016年 06月 21日
ガサねた?
f0103459_1042242.jpg これまで続けてきた一眼レフによる口腔内撮影に取って代わるなどということではありません。小さくて軽い方が良いという方、写真はスマホで撮るものと思っていらっしゃる方への提案です。現物も見ていませんし使ってみたわけでもありませんが、もしかしたらこんなものが歓迎されるのかなというご紹介です。
LEDライト内蔵でマクロレンズ付きでミラーレス機で等倍以上も可能というのですから騙されても良いかもしれません。7月下旬ということですが、こんなかたちでミラーレス機が新しいシステムカメラに成長していくのかもしれません。
 ただ、キャノンのやること・・・・という不安もあります。
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やっぱりミラー撮影はおろか直接でもムリ!!!

by my-pixy | 2016-06-21 10:38
2016年 06月 19日
仙人の里へ・入り口
f0103459_7423062.jpg いつも戦国時代ばかりなので大河ドラマは敬遠しているのですが、今年は菅平周辺の上田、真田や小田原などが舞台なのでよく見ています。秀吉の陣がはられていた一夜城付近は2〜3年前に歩いてきたので、今回は小田原城を挟んで向かい側にある一帯です。上段はいつも不思議な大雄山線です。ここも不思議な地域で懐かしい昔の仲間、三宅先生や、今通院中の患者さん、そして一番最後にできたお友達矢倉沢の仙人などの地元です。行く先にも途中にもこれといった観光地があるわけでもなし、20キロほどの間に12もの駅がありますから場所によっては前後の駅がよく見えて、ホームを伸ばせば1つの駅になりそうなところもあります。車両もJRとほぼ同じきれいな3両連結ですが、お客はガラガラ、なぜこれを終日12分間隔で運行するのか全く分かりません。普通なら住人からの強い存続の要請があっても廃線、代替バスになっても何の不思議もなさそうです。いくら親会社が箱根登山鉄道だからといってもこの赤字路線が問題にならないはずがありません。
f0103459_162797.jpg 帰途利用した御殿場線は戦前の東海道本線でその中核だった山北でさえ、無人駅でSuicaも使えず駅前はシャッター街になっているにとは大違いです。「不思議発見」です。

写真中段の矢倉沢の入り口ではあじさいがこれでもかとばかりに咲き競っていました。それにカメラを向ける姿をみて、あじさいの群落地へと案内して下さいましたが大渋滞。

私には竹の風鈴の音を聞きながら仙人の新しい窯の話を聞いている方がはるかに素晴らしい時間でした。

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by my-pixy | 2016-06-19 16:02
2016年 06月 18日
書評ではなく賛歌「線を引かない歯科臨床」
 f0103459_1603554.jpg押見一先生が単著に取り組み始めたという噂はちらほらと聞こえてきました。歯科出版界もごたごたが始まってからのことだったので、成り行きが心配で時々激励とも冷やかしともつかない電話をかけたりしていました。妥協をゆるさぬ著者のこと何かことが起こらねば良いがと懸念していたからです。偉そうにいうわけではないのですが私自身書籍の数だけゴタゴタを繰り返して、自費出版に追い込まれたからです。
始めは作業が遅遅として進まない苛立ちでしたが、だんだん諦めにもにた愚痴が多くなり大丈夫かなと心配になりました。電話の回数が減り、励ましとも諦めともつかない会話になっていきました。

 しかし最後に蓋を開けてみれば、著者の言い分はしっかり貫かれていて驚くばかりなのです。普通の著者ではとてもここまでは突っ張れず「まあいいかに」なったであろうことを、独特のこだわりで貫かれていました。発売直後の慰労会でも必ずしも著者のサイドばかりには立てなくなりましたが、両者とも根負けせずよくがんばったものだと感心しました。
 私の時代は出版社、編集者はほぼ一体でしたが、この書籍では三者関係は年代差をふくめ三つ巴で、問題ははるかに複雑だったはずです。著者の思いを捨てれば印刷物は湯水のようにできるでしょう。しかし患者さんに寄り添った線を引かない歯科臨床をまとめるには「経済」という魔物との付き合いが不可欠です。少し意地悪ですが、押見先生が今後のどんなチームでそれを実現されるかを楽しみにしています。先日の技工セミナーのブログもそうでしたが、押見先生と私の年代差は15年です。

by my-pixy | 2016-06-18 15:44
2016年 06月 17日
前方後円墳
f0103459_9233036.jpgこのところケースプレのヒストリーから始まってだんだん昔のことに関心が高まっています。そのせいかNHKでもそんな番組が多くなってきました。お笑い番組とプロ野球などを避けるとそんなところしか行き場がないせいもありますが、見始めると何でこんなことを知らなかったのだろうと思うことばかりです。さいわい歴史ヒストリアなどという番組も時間帯も繰り上がり、内容もリフレッシュされて面白くなりました、
 昨日までこのタイトルの意味もまったく理解していない考古学音痴でしたから、ピラミットより大きな古墳が日本にあるなどといわれてもちんぷんかんぷんで、制作者の思惑にはまりっぱなしの一時間半ほどでした。

  これにくらべればショートショートのデンタルヒストリーですが、パーシャル・デンチャーの流れを追っての「一次固定二次固定物語」も最終段階に入っています。大学からパーシャル・デンチャーの教室が消え技工士もセラミック、ジルコニアにしがみつかざるを得ない現代から見れば、これも考古学入りするのではないかとの焦りで一杯です。

by my-pixy | 2016-06-17 09:31
2016年 06月 16日
2011年3月11日から5年
f0103459_9371884.jpg 終戦の年の3月10日東京大空襲の記憶が蘇る3.11東日本大震災を受けて、自分に何ができるかを自問する日々が続きました。その直後、開催予定の臨床基本ゼミも中止するかどうかに迷いました。しかし、自分にできることは他にない一人の開業医の立場では、大巾定員割れでも実行するしかないと考えました。
 この年、少ない受講生により持ち込まれた高齢者の咬合崩壊症例は、何故か福島の悲劇や父の歯科医院の焼け跡の光景とオーバーラップし、自分が取り組むべき仕事として印象づけられました。
その後5年、咬合崩壊症例は止まることなく続き、何時しか私の最重要テーマになりました。今年2月にももくあみ会のテーマとして同じ問題を取り上げディスカッションしましたが、状況は少し変わりつつあるように感じ始めました。
問題は東北被災地だけのものではなく、歯科医療を取り囲む社会的な変革に連動しているとしか思えなくなってきたのです。KA367は身近な方々には理解されつつあるのですが、そんなことより歯科医師の技工離れや技工士不足が急速に顕在化しているのです。その結果、咬合崩壊症例への対応の第一歩となるプロビジョナルが遅々として進まないのです。セミナーや追加補講でどんなに頑張っても勤務先での診療が進まなければプロビジョナルは進化しません。こうした事態を少しでも減らそうと、臨床基本ゼミの受け皿もくあみ会で事後抄録症例集を制作中です。ほぼ脱稿しましたので臨床歯科を語る会までにはお披露目します。

by my-pixy | 2016-06-16 09:37
2016年 06月 13日
たった15年前だが遠い昔
f0103459_842866.jpg 先週末こんなパンフレットが舞い込んできました。確かこのグループが主力になり、2001年、技工士会や、後援の会社もあって大がかりな講演会が行われたことがありました。同じ時期に臨床歯科を語る会もあったはずだと昔の写真も引っ張り出してみました。ちょうど私の臨床ファイル3出版直後でいろいろ多忙な時期でした。







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 しかし今日の話題は少し違います。この会が30周年の記念発表会を迎えられるということですが、私がお招きいただいたのちょうどその中間の15年目のことでした。土地柄のちがいもあるのでしょうが、2001年の時の盛況を忘れることができないからです。大きな会場は満員盛況で溢れた人を収容するために急遽、ビデオ中継をする部屋までが設けられましたが、そちらに収容されたほとんどは、歯科技工を目指す若い人たちでした。その人達の熱気に支えられてお話ししたことを、つい先日のことのように覚えています。
 今回のテーマ「臨床の礎」〜も模型を読み、咬合を考える〜も素晴らしいテーマです。古参のメンバーの後押しがあってのことでしょうが、日本歯科医師会に掲げて開催して欲しいようなテーマです。問題はそれが空しい響きになって聞こえてしまう昨今の状態です。たった15年の年月がこうした変化を呼び込んだことそれが問題です。

by my-pixy | 2016-06-13 08:37