2016年 10月 26日
役所は苦手
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f0103459_14125996.jpgf0103459_14131839.jpg 建築家とのお付き合いがエスカレートしています。震源地は同じなのですが今度は文化庁の企画ということで始まる前から緊張していました。
 役所と聞いただけで腰が引ける性癖ですが、文化庁など間違ってもおこえのかかるところではないので、午後1.30分からの開会に遅れぬようでかけました。湯島天満宮のわきということでしたが、地図を片手にタクシーのカーナビも頼りに出発しましたが、入力に手こずっているドライバーに最初の不安がよぎりました。
案内図、カーナビとも決定的な決め手とならず、目的地近くで何度もバック、切り返しなどを重ねました。最後には、同様に遭難されていた来賓の方も拾って、プラカードを持った人を発見しましたが、所要時間30分強、帰途に較べるとタクシー代はほぼ2倍でした。

通路になる広大な敷地の隣には素晴らしい旧岩崎邸庭園などもあり、維持が大変だろうと思いやられました。(写真一番下)
今回は内覧会ということでしたが、パンフレットはおなじみな中野デザインのお仕事がベストなお土産で(写真一番上)、文化庁長官のご挨拶は印象には残りませんでした。(下から2枚目)

 この大高正人さん、私の10年ほど前を生きられた方ですが(1923〜2010)、大学卒業から個人住宅、公共施設、街作りから始まって、横浜ミナトミライ構想から「東京湾海上都市の提案」(資料集裏表紙)まで「建築と社会を結ぶ方法」の中を一筋に生きられたことを教えられました。 

# by my-pixy | 2016-10-26 14:14
2016年 10月 24日
悪いのは日本の役所か!
f0103459_11545766.jpg 少し細かなプライマーの説明が欲しいと思い説明書を探した。薄紙両面に印刷され16折りに畳まれたものが出てきたが、はっきりしない。スキャナーで読み込んで画像調整してやっとこの通り。さらに裏面にも同じ量の記載がある。被着面の処理:セラミックス(陶材以外)・・という出だしで始まったのだが、自分でも私は何を知りたかったのか忘れてしまった。お役所はこういう書式で認可したり、しなったりするのだろうと思うと・・・何ともうんざりしてきた。

 私たちは義歯床のレジンと一部の金属フレームとの接着は期待するが、万能接着剤を求めているわけではない。そのために、この2面に亘る難解な説明書を理解しなさいというのなら、余計なお世話のように思うし、よりシンプルなリベース時に必要な接着剤がほしい。それがゴム糊のような接着剤では困るので、接着用プライマーではあってはほしいのだが、せめてセラミックなどは外したリベースⅢ用の説明だけが欲しいのだが無理なことなのだろうか?

 リベースは一本義歯から総義歯まですべてで必要になる。多くの義歯はプロビジョナルから修理、改造、追加などくり返しながら20〜30年を経過していく。その軸になるのがリベース材とプライマーであることを考えたら、もう少しそれに特化したシステムに向けた材料開発が望まれる。それによって、CAD/CAMより実行力のある医療費軽減も可能になるはずだ。お役所もメーカーも臨床家の悩みをしっかり理解してほしいものだ。「義歯の修理改造」を正面から組止めたセミナーがあってもよさそうだ。レジンコアの話とリベースの話は場が違う。何でもマルチは止めて欲しい。

# by my-pixy | 2016-10-24 11:52
2016年 10月 22日
辻まことさん
f0103459_10513394.jpgコピーした辻まことさんの紙切れはもう10年以上も机の上であちこち散歩しています。 私にとってはお経のような一文で、何度読み返して気持ちを鎮められたか分かりません。手書きのものでも見つかれば額に入れたいようなのですが、コピー用紙の縁はまがりきいろくなっています。しかし3つの言葉は年々重みを増してきています。

  

      辻さんの持ち物が拡がった西湖の小屋も懐かしい光景です。f0103459_10261043.jpg

# by my-pixy | 2016-10-22 10:10
2016年 10月 20日
トクヤマ・リベースⅢ・2
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 余計なお節介をしている。近々火曜会のデモでということでカタログなどを持って見えたが読む気になれない。材料屋さんに配って歩くカタログだというがわれわれにはピンとこない。必要事項ははすべてを網羅しているらしいが、こんなカタログは歯科雑誌と一緒にゴミ箱直通だ。折角の新製品の何をアピールすべきか現場を知らない人たちかを理解させるすべもない。

 あげくの果てちょうど見えた患者さんの小さなリベースを見てもらった。これでもどうか分からないが、後は動画配信しかないだろう。しかし相手あってのことそこまでは踏み込めない。せめてりべースは総義歯だけではなく、こんなケースにもキュアグレースより遥かにましなことを理解してもらうだけだ。流れやすい初期、付形成のよい2〜3分後、5分以降の切削研磨、そしてトクヤマお得意の接着だ。

















CASE2
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初期の流動性が高い時期に細部に流し込み、餅状なってからはスパチラで形を整えてから圧接することで研磨前の形状が整えられる。厚みの予測のつきにくいときは、事前にフィットチェッカーや柔らかめのアルギン印象で確認してから行えば、適量のリベース材で床縁の形態などもきれいに仕上げられ、気泡だらけのリベース材で闇雲に行っていた時代とは隔世の感がある。使いこなすと義歯製作時の流し込みレジンに近い材質で仕上げられるので気持ちが良い。こちらが大きく前進しただげにキュアグレースの物性改善が待ち遠しい。f0103459_913287.jpg

# by my-pixy | 2016-10-20 08:00
2016年 10月 17日
軽井沢.2
f0103459_1144689.jpgf0103459_119792.jpg 久しぶりの長野新幹線でしたが今回はスキー場ではなく途中駅の軽井沢で下車しました。近年多くスキー仲間が東京から軽井沢に居を移して大いに気にはなっていましたが、彼らはもともとみな夏は軽井沢生活でしたから私が一緒になるのは冬だけで、私にとっては軽井沢は通過地点でしかなかったのです。

 この日のご案内は9月15日の土竜の記事にも載せましたが、フィンランドのカリスマ的建築家アアルトを巡ってのものでした。文字を読む前に上の写真をクリックしてみて下さい。D500ともどもマダガスカル以来の1枚です。真ん中に生えている木はこぶしですが春スキーの頃には真っ白な花が咲きます。下で固まっている人たちはフィンランドから見えたこの日の講師達で、懐かしい「峠の釜めし」で昼食中でしたが、きらきらするような光にD500もはしゃいでいるような感じで、水没したカメラではこうは行かなかったでしょう。


下の写真は講演会終了後のパーティのおつまみです。シュークリームも柿、リンゴ、チーズなども抜群でしたが、飾り付けの洗練されていることや、たくわんも仲間入りしているところが年期を感じさせました。
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最後は吉村先生の山荘のイラストで思い出した、かっての真鶴のたたずまいとこぶしの花です。20年で大分変わってしまいましたが、フィンランドや軽井沢ナショナルトラストに仲間入りさせてほしいものです。村野藤吾先生に始まって、松隈先生の追っかけになっていますが、まだまだ奥は深そうです。新幹線は立ちんぼでしたが峠の釜めしを食べながらの一時間で帰着しました。

# by my-pixy | 2016-10-17 08:31
2016年 10月 16日
境界線と領域・試行錯誤とヒストリー
 先日の放送大学でも海の国境線を決めるための話が面白かった。北欧、ヨーロッパ沿岸、イギリスなどの領海を時間をかけて平和裏に決めていった歴史などを聞くと、最近の南沙諸島問題などどうしても無理がある。しかし日本政府の駆け込み警護だとかいう対応も苦しい限りだ。

f0103459_14255054.jpg 話は変わって歯科大学の中の境界線は随分勝手に変更されているようだ。われわれの時代は補綴学会は一つで、大学によって2〜3講座に分かれていた。分割しやすい総義歯とCr-Brはそれぞれ一講座を確保しRPDは半端物扱いだった。この分割には不満で、Cr-BrとRPDは一体化すべきだと考えていたので「有歯顎の補綴」という演題をよく使っていた。英文ではFixedかRemovalかだけで明快に分割されるのに、パーシャルデンチャーという長いカタカナは、タイトルとしても何時も苦しんだ。
 しかしこの時期に臼歯部咬合支持という概念がほほ確立していたことが、その後全顎補綴・オーラルリハビリテーションなどの混迷の中に飛び込んでいったときには大いに役立った。


 先日の山形学会の冒頭のケースにしても、左右的な臼歯部咬合支持の欠落という視点で考えなければ、すれ違い咬合にはつながらなかっただろう。この時点でははっきり意識はしていなかったが、現在ならば臼歯部咬合支持の偏在という視点がはっきりしているが、このことには前後的なすれ違い咬合の経験が生かされている。そして「すれ違い咬合」という概念を明確にしないまま、パーシャル・デンチャーの分類を考えてきた欧米との間には、大きな断層を生むことになった。 
  アイマスクをかけたSchweizerの症例には少なからず筋の緊張が見られ、クレンチングやブラキシズムの存在が間違いなさそうだ。とすれば何はともあれその緩解なしには何も始まらないだろう。その過程で必要なこと、その難易度などが解き明かされれば、事後の対応には大きな指針になっただろう。
 しかし半世紀前にはだれもそこまでの余裕が無かったことは当然で、われわれも何も分からずその症例報告に驚くばかりだった。しかしようやくここまでたどり着いたのだ。

# by my-pixy | 2016-10-16 07:50
2016年 10月 14日
過蓋咬合とDeep over bite
f0103459_15292714.jpg 今週の火曜会でタイトルの定義を巡ってちょっとした混乱があった。若手の過蓋咬合の症例報告をめぐってのことで、二次会でも話題になったらしく、予定が決まっていなかった12月の特別企画でとりあげようということになったようだ。
 私にも症例提供が要請されたが、ボケも手伝ってあまりきちんとした返事ができなかった。始めは何故かなと考えたが、私の思考回路ではDeep over biteは、全顎補綴に取り組む以前に自分の守備範囲から除外して考えてきたことを思い出した。きっかけはここに提示した症例で、2つの遊離端欠損がクロス偏在状態で存在するケースに、安易に咬合挙上を行ったことの無残な結果だった。これだけではないが同種の症例を組み立てて、山形県歯科医師会初の国際学会の「咬合を考える」というシンポジュームでの「咬合高径ー変更の得失」という冒頭のプレゼンを行った。国内演者だけでなくC.McNeillらも同席した会での挑発的な発言は今思うとやりすぎだったが、多くの聴衆のエールをバックに舞い上がっていた。
 2冊の「臨床ファイル」をまとめ、Eichner譲りの臼歯部咬合支持をベースに「すれ違い咬合」に向き合っていた1988年のことなので、さらに20年前のSchweizerの興奮は遠いものになっていた。最近になって多くの咬合崩壊症例を目にしても、私の臨床区分ではシングルデンチャーなどに向かう後期高齢者の後始末としか考えられないので無難な80台、90台を願うことしかない。   

# by my-pixy | 2016-10-14 15:30
2016年 10月 11日
偏在との挌闘7年目
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もうこれ以上はできない!! 無理だ!!ムリダ!! と言いながら、既に大規模改造3回目になる。義歯は自分で削ってしまう、CADで次の改造注文を描いてくるなど、若い頃ならとっくにドンパチになっていたはずなのだが、不思議に的を得た反応も多く、脇で見ているスタッフも不思議がるような、きれぎれの7年間が過ぎようとしている。 今回は、嫌われることを承知の上で、2人のテクニシャンに時間制限なしでも良いからといって無理無理頼み込んだ。コバルトクロームの外冠・フレームなどが絡み合った複雑な設計である。

 眠れぬ夜も過ごしたが、何十年かモヤモヤと暖めてきた「義歯の剛性向上のトライアル」は期待通りの結果が得られた。7月14日以来の長い製作期間だったが、7年を費やして患者さんの要望にも応えられた。無理難題に協力してくれた二人の技工士さんには感謝!感謝!だが、コバルトクロームのワンピース義歯第一号機は、D500とともに進水式を終えた。数は多くないかもしれないが、われわれの想像しなかった義歯の変形や歪みが、患者さんの不快感につながっていたことが分かり、金合金だけでなくコバルトクロームやチタン床などを有効活用することで、患者さんの悩みを減らせそうなことに確信を持ち始めた。

# by my-pixy | 2016-10-11 12:55
2016年 10月 10日
トクヤマ・リベースⅢ
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 トクヤマという会社は不思議な会社だ。母体が大きいせいか小回りはきかず製品の改良などはさっぱりだ。最近開発された即重のキュアグレースも変形が小さく注目していたが、本格使用し始めると硬化が不確実で、再三連絡しても改善されない。
一方でシリコン印象材インプリンスの接着剤などは、20年も経っても他社の追随を許さない抜群の性能で、われわれの「臨床基本ゼミ」の基盤にもなっている。リライニング用のトクソーリベースも同種他社製品に水をあけたロングセラーだったが、流石に古ぼけてはきていた。そんな時、頼みもしないのにトクヤマ・リベースⅢを持ってきてくれた。即重キュアグレースの改良がままならない中だったので、そっぽを向いていたが使ってみると驚いた。
前製品に較べると革新的な改良である。キュアグレースの失敗があるので引いて構えていたが、使うほどに魅力にとりつかれている。注目すべきは、1.フローのコントロールのし易さ、2.確実な硬化、3.透明度の高さ、4.気泡混入の少ないことなどで、即重と同じような不満は全くない。ともに即重レジンなのに素材が根本的に違うからだろう。当たれば◎◎外れればさっぱりのトクソーらしい製品だが、このリベース用レジンは◎◎◎で今はこれまでのリライニングに置き換えたりして愛用している。

 一方、下の2枚の画像は1988年から30年ほど悪戦苦闘してきたケースだ。上顎シングルデンチャーを回避しようとして使った3本のインプラントは1本がロスト、2本目はフィクスチャ破折、3本目はスクリュー破折して骨の中で眠っている。インプラント以後に装着した金属床義歯は、軽量化のためチタン床に交替していたが、今回、ノンクラスプ義歯になって蘇った。2本の中切歯はこれまでも顎位を支える砦だったが、トクヤマ・リベースⅢで維持、サポートとも向上し30年間でベストな状態になった。義歯の重量は13.1gで、50%の減量できたこともプラスして、2007年の「新時代」宣言はようやく日の目を見た。

# by my-pixy | 2016-10-10 08:15
2016年 10月 09日
口腔内写真設定調査
f0103459_7175660.jpgf0103459_9254018.jpg私の現在の口腔内写真の設定を送っておいたところ、なんかよう会18名のデータを整理して送って頂きました。予想はしていましたが想像できない部分も多く、とくに18名中ニコンは3人という点は驚きを通り越していました。
Kissなどという名に釣られた5名や、もはや存在意義もない11名のTAMRON、MR14EXなど、お下がりが多数と思われました。このことが口腔内写真への無関心の表れでなければよいのですが、一人づつチェックもできないので、こちらの推奨リストを作りました。

贅沢さえいわなければ、これでパソコンソフトまでふくめ、すべてわれわれと同条件で口腔内写真は撮影できるはずです。来年からの基本ゼミやもくあみ会はさぞかしきれいなプレゼンが期待できるでしょう。われわれがデジタル化に費やした10年余の年月と、膨大な費用がたった15万で全部揃うなんて夢のようなことです。自己流にこだわる中年組も白い目で見られぬよう自己流の設定は見直してほしいものです。









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仙人のブログからの借用です。 3連休こもりきりでしたが、この写真をデスクトップに拡げておくといろいろなことを話しかけてくれました。彼のブログには、ひまわりや彼岸花に混じって雉、蜘蛛や蝉の脱け殻など思いがけない来訪者が沢山やってきて羨ましい限りです。雲、風、雨など写真には難しいテーマも独特の感性で画になっています。陶芸作品が本命でしょうが、ぜひこちらも一覧でみられるようにお願いします。

# by my-pixy | 2016-10-09 10:21
2016年 10月 08日
デジタル化に伴う規格の変更
f0103459_1703421.jpg 上段はスライドかデジカメかで揺れ動く90年代の技工室で、まとめ買いをしていたスライドフィルムなども映っている。それほど高価ではなかったので、カメラ雑誌などと首っ引きで話題に上るデジカメを片端から試していたが、心臓部ができないのだから何れも似たり寄ったりで、本格使用には到らず周辺機器の代用に落ち着くばかりだった。
 35ミリ一眼レフ代替機は写真界すべてを挙げての待望だったが、本命のニコンからも、キャノンからも姿を現わさなかった。その日はこれらの画像の直後、1999年ソニーから供給された撮像素子を使ったニコンD1として登場した。65万円という定価は半端ではなかったが躊躇することなく購入し、その後の一歩一歩は開設したばかりのホームページの最大のネタにもなっていった。このカメラの登場は35ミリカメラシステムデジタル化の皮切りであると同時に、誰もが手を染めなかった分野への果敢な挑戦で、フィルム界の巨人コダック、富士フイルムまでを破局に追い込むことになる。

 反面、ニコン自体も35ミリというスタンダードを捨ててAPSCという新しいスタンダードへの乗り換えを踏み切った。「誰がネコに鈴をつけるか」という逡巡の中で日々は終わったのだ。はっきりした明言は避けながらも、鈴の音は業界全体に鳴り響き革命は始まった。

 それから15年も経つのに、スタンダード変更はフルサイズ、FX、DXなどと曖昧な呼び名で語られている。新規格のデジタル一眼レフに最適なマクロレンズが何ミリかというアナウンスもなく、製造にも手を染めないカメラメーカーの曖昧さを縫って、3rdパーティのタムロンやシグマがその空隙を埋めているのもデジタル化クライシスの名残りだ。
 この混乱で退職、離職したひと数知れず、会社の体質も大きく変わった。ある意味では平成の関ヶ原で、誰かがプロデュースしてくれたら充分大河ドラマになるはずだ。

# by my-pixy | 2016-10-08 16:05
2016年 10月 08日
画像のデジタル化は小型カメラで始まった。
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暇にまかせて古い画像を見ていたところ面白い画像が出てきた。1990年代半ばのことでまたー!!といわれそうだが、この間の歴史は先日のカメラ設定のアンケートにも大きく影響している。始まりはいとも簡単に、かにの色がきれいだということで始まった。菅平丸太小屋の一夜である。事実上初めてのデジカメの画像には大満足で、小屋の中で接写の真似事などもしていた。そろそろ20年になるので大御所もみな若かった。

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この後10年近くも泥沼のデジタル化の苦しみが続くとは誰も予想しなかった。 コンパクトでもこれだけの色調再現が苦も無くできるのであれば、それを搭載した一眼レフができてくれればどんなにか素晴らしいだろうと期待するのは当然のことだった。

 しかし、予想は全く外れた。コンパクトデジカメは「これがすべて」で期待したような拡張性はなく、今のスマホにも及ばない用途にしか使えなかった。フィルムの35ミリ一眼レフからの転換も全く進まなかった。基本になるのはフィルムに変わる撮像素子なのだが、小さなコンパクト用の物はできても35ミリ相当のものは不可能ということになり、10年余の年月をかけて鉄道のレール幅変更にも匹敵するAPSCへのスタンダード変換という道に追い込まれた。末端のわれわれとしてはこれに加えて不完全な撮像素子、カラーエンジンなどを押しつけられて右往左往するだけだった。正確なことは憶えていないが、このクラスのデジカメに使われた撮像素子は一辺が数ミリ程度で、35ミリフィルムの24×36ミリなどは、どこのメーカーにとっても夢のまた夢のサイズだったのだ。

# by my-pixy | 2016-10-08 08:26
2016年 10月 06日
放送大学・世界の中の日本
f0103459_1013212.jpg10月に入って放送大学は2学期目に入ったようです。9月11日にレポートした「世界の中の日本」も好評だったのか、毎週水曜日の夜8時から再放送になるようです。全15回で昨夜その予告編をやっていましたが、リニューアルされ見やすくなったようです。
イントロとして、国としてうまくいっているのは人口の少ない国が多いという事例をあげて話されました。アメリカ、日本などは小国が優位な現代に背を向けている事例としてあげらていました。その理由はしては大規模な戦争の時代が終わった現代では大国の有利さは薄れ、意思決定が速やか行われる小さな国が、交易の有利さも踏まえ条件が有利になっていることを挙げられていました。

# by my-pixy | 2016-10-06 10:08
2016年 10月 05日
口腔内写真カメラと設定
f0103459_8541655.jpgf0103459_9175324.jpg自分のカメラ買い換えに絡んで、製品や使いかたをいろいろ再考してきましたが、それぞれキャリアや理解度によって受け取り方はさまざまです。始めて取り組むときはカメラからストロボまで新品でベストを選ばれたでしょうが、それが何時だったかによって買い換えや交換も起こります。フィルムからデジタルへの変更のようなことはないにしても、記録媒体のSDカードだって目まぐるしく変わっていくくらいですから、電話相談を受ける時もよく相手のヒストリーを聞かないととんだ勘違いが起こります。

上の画像はD500取説の最初のページですが、いつも冒頭に並んでいたような項目は何もありません。ストラップをつけたらいきなりライブビュー撮影だ! 動画撮影だ! で、まるでビデオカメラのようです。誰が誰に向けて書いているのかと不思議になりますが、世の中はこれぐらい変わってしまっているのでしょう。新しいカメラの初期設定にもスマホを使うなど、11年前に冗談半分作った展望のタイトルは現実になっています。

その後カメラコントロールはワイヤレスのスマホに移りかけています。デジタル一眼レフはミラーレスを通り過ぎてアクション・カメラに移行しつつあります。ニコンのホームページを見ても静止画カメラの衰退は明らかですが、その中でも口腔内写真はさらにさらにマイナーな存在になっています。

# by my-pixy | 2016-10-05 08:54
2016年 10月 01日
自分の口腔内写真のレベルダウン
f0103459_8292829.jpg 昨日、書き始めた義歯をセットしてその写真を整理しながら、口腔内写真の恐ろしい事実に気づきました。この画像はD500のXQDカードを封印してからSDで記録したセット時の画像です。上段の美しい正面観に対して、中段からは見るも無惨な上顎咬合面観が並んでいます。一体これはどういうことなののだろうと半信半疑で画像調整をしていましたが納得できず、だんだん昔にもどっていきました。かって自主製作して使い続けてきたミニリングはその後ニッシンMF18にその場を追われることになりました。マニュアルで頑張ろうという志の高さは正道でしたが、オートに流れる世間に棹さすことはできなかったからです。(この頃からマニュアルにこだわる反骨精神は徐々に萎えて行き、オートフォーカス可能なマクロレンズMicro Nikkorで反骨精神は地に落ちてしまったようです。 かってのわが相棒や、今回のビッグカメラのアドバイザーの意見も聞きながら、今回撮影した画像を見直して、問題はミラー撮影周辺に潜んでいることが分かってきました。進化はそれなりに認めながら、掛け違ったボタンは元に戻さなければならないのです。)
メモリカード問題
 まず、比較的簡単なメモリーカードの問題です。新しいデジタル一眼レフを導入しなかったことや、35ミリフルサイズ機や動画、高速連写機能を必要としなかったことで、記憶媒体(メモリーカード)についての認識が決定的に遅れていました。D500の2つのスロットのうちの1つがXQDカードに切り替えられるほど普及は進んでいたのに、混乱の収拾策としてXQDカード封印を決断しましたが、これは私の無知のなせることで、世間の流れには逆行するものでした。このカードの普及は急速に進み、ビッグカメラの商品展示もこの1ヶ月ほどの間に、5階のハードディスク売り場から地下2階のカメラ売り場に大移動し、商品の種類もメーカー、容量など急速に増えています。 そんな中で私がD500のスロットを封印するなどということは真っ当なものとは言えません。では何故、今回のようなことになったかと考えると、私のSDカードオンリーの使用法が乱脈なものになっていて、それに新企画のXQDカードがマッチしなかったためだったようです。
 具体的にはカードからパソコンへ移した画像をそのままパソコンのPSDで加工し、加工したデータを名称変更せずカードに再度に戻すといった乱脈操作を平気でやっていたようです。セミナー受講生の画像などが受講生から、セミナースタッフへ、私へとデータが渡り歩くことは日常的になっていました。その都度名称が確実に変更されたり、もとのカード上書きしなければ問題ないのですが、ルーズになった感覚で、XQDカードへのデータ出し入れもしていたことは否定できません。
「自称お化けデータ」はオリジナルデータと、同名のまま上書きされた加工データの、XQDカード内でのバトルの産物だったようです。いつもの癖でバタバタとXQDの新画像をブリッジ上で加工し、そのまま元へ戻したりすれば、同名の2つデータ間でバトルを起こるのも当然でした。
f0103459_881441.jpg 左は昨年買ったもの、右は先日購入したものです。どちらも同じSDカードですが接点は2倍に増え、カードリーダーも高速になっていますが、しかし次になんといって買えばよいのかは分かりません。机の上にはもっと多品種が転がっています。フィルムを選んで買い、撮影現像後あれこれ言っていた時代とは何という違いでしょう。この接点の増加ぶりをみれば、新規格のメモリカードが次々出てくるのも分かりますが、現代はすべてが同じなのかと思うと気が遠くなります。

ミラー撮影
 正面観と咬合面観の色調の違いは、通常のストロボ撮影とミラーを使ったストロボ撮影だけの違いです。一定な条件を維持しやすい正面観にくらべ、ミラー撮影は被写体、ミラー、口角鉤、カメラなどが一体になって動くことは不可能です。開口量なども年々低下しますから撮影条件は年とともに難しくなっています。左右差などがあれば舌や口唇などをコントロールして異物を排除した画面を撮ろうと、いよいよむずかしくなります。
 問題は一般撮影ではあり得ないレアチャンスをどうとらえるかですが、AFや自動測光などを味方につけるか敵に回すかでも違いができます。 私たちは常に3人体制ですが、それでもその一人一人のキャリアや理解度などが結果を左右します。左右一体のアングルワイダーでカメラは片手持ちなどはサーカスとしか思えません。マニュアルをうまく使いこなすことが最後の秘策でした。

# by my-pixy | 2016-10-01 08:18
2016年 09月 28日
昔読んだ本
f0103459_9101231.jpgf0103459_9151747.jpg1970年代に読んだ本を引っ張り出しました。当時もかなり難解で何度か努力しては敗退した記憶はあるのですが、活字は小さく壁はさらに高くなっていました。ところどころに残っている鉛筆の後などを頼りに、ボルタリング気分です。
当時からなぜ、こんなテーマに取り組み、こんなことが書けるのかと不思議だったのですが、今はその動機だけは理解できるようになりました。何か藁をもつかみたい気持ちはあるのですが、今度は目と頭がいっぱいいっぱいです。

今日のきっかけは骨粗鬆症でホームに入られて10年近くになる方のお元気な声を聞けたことです。すでに90台にはいられたはずで、もう普通にお話しはできないかと恐る恐るのアプローチでした。

そんな気持ちにさせたのは、若手のプレゼンで咬合崩壊症例のヒストリーへの健気なアプローチです。自分の患者さんの現状とも合わせて、今後基本ゼミなどの中心テーマにもしようとスライドも作ってみました。

# by my-pixy | 2016-09-28 13:47
2016年 09月 27日
蜘蛛の糸でD500に結着
f0103459_10592190.jpg 事実上ビッグカメラに入り浸って1日が過ぎました。全品まとめて返品手続きを始めたのですが、最後の最後で荷物はまとめて持ち帰りました。帰ったときは午後8時を過ぎていました。朝一番はニコンイメージングセンターとのやりとりでした。かねがねAdobeとNiikonの対応の悪さは分かっていたので避けてきたのですが、返品問題で火がつきました。

 既にこの件では新品交換の処理をしてもらっていたのですが、ビッグカメラに出向しているニコン社員の方を通してのことだったので、同じルートを使わず正面きってやろうとしたことが間違いでした。デジタル化以前にはいつもニコンのサービスセンターにお友達がいて親しくお付き合いし、歯科雑誌の連載なども共同でやっていました。しかしデジタル化以降こうしたお付き合いは禁止になり、個人的接触は電話さえもできなくなりました。1900年までのフィルム時代とはすべて変わり、お友達は一人また一人と退職して行かれました。

今回、お世話になったビッグカメラの方はおそらくそんな中で、出向社員という道を選ばれたのだと思いますが、新型カメラ購入の時だけは頼りにしてきました。これまでも数々のアドバイスを頂いてきましたが、昨日も控えめながらこちらの心情を理解し、お化け画像の原因分析を個人として進めて下さいました。それらをふまえて私の方もXQDカード封印でD500を使うという決断をしました。長く使ってきた7000シリーズには何の魅力もなかったからです。 消去法でリスクも残るが魅力もある方を選択しました。

# by my-pixy | 2016-09-27 07:56
2016年 09月 26日
再三のお化け画像でニコンと決別も
f0103459_15202023.jpgいろいろ取り込んでいるD500ですがソニー製XQDカードにも同じトラブルが発生し、クレームに対する対応の悪さもあって、今回購入した全製品を返品し、今後可能な限りNIKON離れをする覚悟を決めました。
 SDカードに特に問題が無いのに、何故新しいXQDカードを新採用したのかは全く分かりませんでしたが、D500は明がにこちらがメインになるような基本設計です。しかしこれにともない不明なトラブルに見まわれていることも事実です。さりとてXQDカードを封印し、ファインダーのクリアさだけでこのカメラを選ぶ気にもなれません。答えはなかなか見つかりませんでしが、動画、連写対応らしくキャノンも別規格でC-fastというカードを準備していることも耳にしました。

# by my-pixy | 2016-09-26 11:23
2016年 09月 26日
2016基本ゼミ終了
f0103459_8375526.jpg 6ヶ月10日間に亘った臨床基本ゼミが終了しました。落後者もなく16名全員熱心に受講して頂き、同期生のチームワークもよく和気あいあいのフィナーレでした。来年のもくあみ会にも皆さん参加して下さるとのことでした。
ここまでは万々歳なのですが、最後の難関受講生からのケースプレは、われわれの主催者側の期待を大きく外れる結果でした。普段からお付き合いのあるスタディグループからご紹介の何人かは、20台という年齢も考慮すればまずまずだったかもしれません。しかしわれわれが思い描いたような「このゼミでの成果を自分の臨床に取り入れて」というプレゼンはほとんどありませんでした。

 担当講師も全員参加しての最終回もそれぞれどんな心境だったでしょうか。受講生をはるかに超える演者、お手伝いのSGメンバーの思いは聞くことと発表することの大きな違いです。取り入れやすそうなテーマは前半にならべ、発表内容や画像のまとめは手取り足取りでお世話してこんなものかという失望からの再起はわれわれ例年の課題です。

# by my-pixy | 2016-09-26 08:24
2016年 09月 23日
SONY製XQDカードへ
f0103459_1054308.jpg  水没したカメラの廃棄にも到らぬ中で、D500のテストにつまづいています。前回も悩まされた原因不明の不良画像の出現に、XQDカードの交換、SDカード以外の使用中止からカメラ本体の交換まで行って一段落したばかりなのにです。
ソロソロ一段落したのでXQDカードの再挑戦をはじめたところ、またまた怪事件が起こり始めました。撮影した記憶もないブルーセピア調画像の再来、露出補正の乱調、読み込み不全のためのメインスイッチの機能麻痺などです。連休が続くなか担当者を追いかけてのビッグカメラ通いが続きます。

長年にお付き合いのニコン担当者のカンで、今回は2回目のREXER・XQDカードを戦犯と特定し、最近発売されたSONY製XQDカードに全面切り替えることになりました。これが大当たりでシルバーウイーク前半のの電気的混乱は一挙にけりがつきました。こんなことなら前回のD500本体の交換は不必要だったのかもしれません。ニッシンストロボまで疑われてのドタバタ劇でした。まだまだ安心はできませんが、これでけりがついたらREXERはもちろん許せませんが、それを推奨してきたニコンも共犯です。

# by my-pixy | 2016-09-23 11:08