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2016年 03月 28日
義歯撮影のバック
f0103459_1754515.jpg f0103459_18594484.jpg口腔内写真撮影を始めたのは1960年代のことで、最初のきっかけは、ファインダーとの視差がゼロの一眼レフ、アサヒペンタックスでストロボなどの組み合わせは昨日のブログアップしたものです。

今日の話題は義歯のバックです。義歯の写真の中でボツボツ混ざっている色つき背景が80年頃までの画像で、バックに使うのに何色が良いかと迷いながフェルトの端布を使っていました。なるべく無彩色の物にしたい反面、黒ではメタルとの境界がつかず露出もうまく決まりません。一年、また一年と決定が先送りしになっていて、重い腰が上がったのは合成写真の頻度が増え、被写体への背景色のにじみが気になりはじめました。フェルトの端布は使わなくなりましたが、まだ統一の決断は尽きませんでした。

 今から考えると1999年のニコンD1に始まったデジタル一眼レフの色調はひどいものでした。「溺れるもの藁をも掴む」ということわざ通り、出費に苦しみながら各社の新型カメラを追いかけざるをえませんでした。結果的に10年近くのデジタル一眼レフの迷走のつけはすべてユーザーに回されたのです。
 
 ところが苦し紛れに基準色としたQPカードの写し込み撮影が義歯背景のコピー用紙化につながりました。この時から「義歯の機能と形」を追いかけて背景は白に統一されたのです。高い月謝でしたし、昔の義歯の写真は背景色を変更することはできませんが、フォーマットは決まりました。

by my-pixy | 2016-03-28 17:56
2016年 03月 27日
2016基本ゼミ
f0103459_1544926.jpg 2016臨床基本ゼミ第一日が終了しました。参加者の視点からは静岡支局長からスピーディなレポートが先を越されてアップされています。ともかくそのアクションの早さにはいつも驚いています。ときどき早とちりもありますが、このところやられっぱなしなので、こちらも慌てて昨日の発表スライド一覧をアップしました。マスコミ取材合戦のようですが、両方併せて頂けばオープニングの全容が分かりますので、受講生の方のメモとしては有効活用できるでしょう。
 昨日ゼミ修了後の懇親会出席者は32名で、受講生とこれからの講師、運営スタッフがちょうど同数で賑やかでした。
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初回の宿題として現在使用中の口腔内写真撮影の実際を全員に持参していただきました。数年前に較べると撮影画像のばらつきはかなり少なくなっていました。ただその内容をチェックしていくと、意味が良く分からないISO、ホワイトバランスなどをオートを選択している人が多く、一定の条件で撮影することが必要な口腔内写真の根幹部分があやふやなことが気になりました。オート任せのスマホなどの写真とはその目的が違うことをはっきりさせるには反復学習が必要なようです。

 リングストロボを放棄したニコン、消極的対応のキャノンなど、どのメーカーもマイナーな口腔内写真と取り組もうというスタンスがない中で、怪しげなシステムに引きずられている人もゼロではありませんでした。主催者側も完璧な対応は困難ですから結果オーライで流されそうなことは心配ですが、それでも2000年代の混乱期を思い出せば半年後には何とかなりそうです。

by my-pixy | 2016-03-27 08:02
2016年 02月 29日
2016年もくあみ会
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 写真は自分で撮るもので撮られる方は大嫌いですがまた捕まりました。激戦の二日間でふらふらしながら帰宅しましたが、この会も臨床歯科を語る会と同じで一見のお客さんはごく少数で、それだけに一人一人の顔を見ていくとおもしろいものです。左下のカップもこの会らしい参加者で、それらしいポジションどりです。
明日から3月、間もなく母体の臨床基本ゼミも始まりますが、こちらもくあみ会の企画もほぼ固まりました。

by my-pixy | 2016-02-29 08:39
2016年 02月 05日
ケースプレにならない症例
f0103459_10241211.jpgもくあみ会まであと3週間になり担当とのやりとりも次第に多忙になってきました。そんななかで思いついたことですが、会員全体で「私の医院の優等生」という症例を募集したらどうでしょう。ケースプレといえば どうしても特異性のある症例が中心になり、すれ違いだ、偏在だ、歯牙移植だ、 智歯だといったことばかりがクローズアップされます。しかし患者さんの歯の形のちょっとした異常で難しくなることもあります。そんな話題を探るためにも普通の患者さんに注目することも必要とではないでしょうか。
あるスタディグループの歩み4の座談会に掲載したような、普通の知り合いの患者さん100人ぐらいを見せて欲しいものです。8020などにはこだわず義歯装着20年なんていう方も大歓迎です。
 リコール予定もあるでしょうから今月末は無理かもしれませんが、来年のエントリーには間に合うでしょう。。正面感、咬合面観、パノラマX線写真、KA367で十分です。審美歯科ではありませんから、必ずしも美貌は必要ではありません。何れ担当をきめてお願いにあがります。
 

by my-pixy | 2016-02-05 10:17
2016年 02月 04日
ひとの経年変化に沿った歯科医療
 突然、機織り機が出てきたりして何を言い出すのかとお思いでしょう。しかし、私にとってはおなじみの縦糸、横糸論のシンボルで、卒後研修といえば登場する話の糸口なのです。1970年代「歯科総合診断へのアプローチ」などというタイトルで書籍化もしたり、ある大学の卒後研修プログラムとして数年にわたり継続してとりあげたりもしました。 まだ40台になったばかりで、一本のクラウンの修復でもエンド、ペリオ、歯質崩壊度などを多角的にとらえるべきだろうという主旨でしたが、問題提起だけで実りはありませんでした。長い長い時が経過し、歯科臨床も進歩してきましたが、そろそろ自分の臨床を締めくくる時になって「日暮れて道遠し」という言葉が実感をもって気になることが多くなりました。

 オーラルリハビリテーションという呼び名は好きになれませんでしたが、そこに謳われる台詞には惹かれて熱中したこともありました。しかし、それが自分の臨床の道筋を決めることにはならず、長期間継続した患者さんからは、これまで見たこともない別なニーズを突きつけられることばかりです。「日々これ新たなり」で生きがいにはなりますが反省も迫られます。
機織り機の周りに散りばめた言葉は、通過地点のモニュメントですが、リニュ-アルされて、生き残っているものもあります。咬耗などのような難問もありますが現在、大半の患者さんの願望は「ぴんぴんころり」で一致しています。そうした対応に追われながら、そこで見かけた出来事をより若い方々にフィードバックすることに努めています。多分それがひとの経年変化に沿った歯科医療だろうと思うからです。

 テレスコープも止めませんし新たな視点でセラミックスも使います。しかしCAD・CAMに頼るようになったら廃業します。二月末のもくあみ会では皆でそんな話しをしたいと思っています。準備のお手伝いを頂いている方からメールがきました。

f0103459_9304325.jpg「天然歯の咬合歯が喪失、咬耗してくると咬合の低下がおこる。咬合の低下は種々の問題を起こすが、初めはそれほど明らかとならないで患者も術者側も放置や状態を深く考えずにしてしまうことがある。咬合が崩壊に至ったときでも、今までの状態をなるべく壊さないでと何故か患者も若い術者も思ってしまう。問題の積み重ねで起こっている事態なのでそこは大きく介入しなくてはいけない。義歯での咬合に変えていく転換点がそこにはあるのだと思う。
ペリオで移動や挺出を繰り返して崩壊に至ったときはカリエスや力でに至ったときよりも問題が複雑に見えやすい。支台となる歯が十分な状態でない場合が多いが、歯としては残せる。それがまた混乱させるが、機能が低下している場合は顎堤に助けを求めるしかないのだと思う。歯の分野だけで片付けたがるが、そうではない局面に達しているという判断を私たちはしていかなければならないのだと思う。」
少し難しくなってきたようです。

by my-pixy | 2016-02-04 08:55
2015年 12月 30日
テストフライト
f0103459_11403851.jpg とても画像のような感じにはなりませんでしたが、農機具エンジンの軽飛行機の後ろでバタバタやっている「グース」という映画のシーンを思い出しました。応援の親鳥たちの目の前で、しきりと羽を動かしたり走ったりしていましたから、そのうち何とかなるでしょう。言葉とイメージに橋を架けたいという思いに間違いは無かったと、ニセ親鳥はかなり満足、年末休暇の仕事は見つかりました。

by my-pixy | 2015-12-30 11:41
2015年 11月 04日
2015臨床歯科を語る会
 f0103459_11534577.jpgこのところ、グノーシス出版にお世話になりっぱなしですが、2015年臨床歯科を語る会の事後抄録が出来上がりました。

バオバブからガジュマルまで海を越えて大活躍してもらっています。

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by my-pixy | 2015-11-04 17:38
2015年 10月 19日
不思議なバランス・しんせん組
f0103459_841213.jpg 10年前の発足以前から、しがらみを重ねた方も少なくないのでオープニングまでははらはらしましたが、いざ滑り出すと新旧メンバーがうまく絡み合って不安はなくなりました。

 前夜からあちこち歩き回って東京とは違う何かを感じていましたが 「京都だ東京だといっても天皇がいたからだけのこと。織田、豊臣、徳川はみんなこの辺りから出て行って城を作ったのだ」 という誰かの台詞が真実みを帯びてきました。そう思えば時々ずっこけるのなんか気にしていないのでしょう。秀吉がいたのであの時代が面白くなったと思っているので目指しているものが違うようです。
上の写真はグループ紹介時のワンショットです。スクリーンのタイトルだけは貼り付けましたが個人個人の位置どりや並びはそのままです。取り残された人も、潜り込んだ人もそれなりで、これが名古屋的なまとまりだなと納得できます。
 
 下の写真は前夜祭の会場で、セミナー会場とは全く違うカッコウの良いレストランでした。3階から川が見えるということで勢い込んで長い階段を上っていったら、最後の落とし穴のステップにやられました。日吉丸流なのでしょう。

by my-pixy | 2015-10-19 08:21
2015年 09月 28日
嬉しいメール
今朝パソコンをつけると嬉しいメールが入っていました。
「半年間にわたる基本ゼミ、本当にありがとうございました。大変多くのことを学ばさせて頂いたのですが、何よりも歯科臨床に対する基本姿勢を学んだ半年間であると感じております。明日からは早速臨床の日々ですが、筋の通った臨床を地道に行い、いずれまた先生方の前で症例発表できるようになりたいと思います。ありがとうございました。」
 最年少組27才の若手ですが大学在籍者が多い中、臨床まっしぐらのスタンスに注目していました。下の画像は彼の最終ケースプレ初診時のものです。難しい咬合崩壊症例ですが怖めず臆せず真っ向勝負していました。まだ詰めには到っていませんでしたが、年内にはきっと結果を出してくるでしょう。
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 彼のプレゼンを見ていたら、無我夢中だった私の1966年のケースを思い出しました。石膏模型の写真しか残っていませんが、写真を見ながらKA367に入力してみるとそっくりです。模型の写真も瓜二つといっても良いでしょう。われわれ歯科医は50年以上も同じような欠損を追いかけているようです。経過の記録はないので参考症例にはなりませんが、
 1. 4犬歯や下顎前歯群の健在
 2. 大臼歯部咬合支持の低下
 3. 咬合位低下とディープ.オーバーバイトなど、ナチュラルヒストリー的には興味深いことです。
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by my-pixy | 2015-09-28 08:27
2015年 09月 27日
2015臨床基本ゼミ最終回
f0103459_16134842.jpg 3月にスタートした臨床基本ゼミは先週末が最終回で、最大の山場、受講生全員のケースプレゼンテーションでした。 これまで聞いていれば良かった立場から一転して自分のケースを話す立場になり、終了後の受講生たちのコメントも様変わりしました。ケースプレをまとめる厳しさを経験して、何気なく聞いていた講師の発表が「美しかった!」というコメントが何人かの口から出てきました。意味するところは少しずつ違うようですが「美しい」という言葉には深みや、若さ故のナイーブさも感じられて嬉しい表現でした。
「あるスタディグループの歩みⅣ」の出版もあってスケジュール的には混乱もありましたが、それを埋めようとする若手の頑張りもあり、何かをし遂げたという共通の達成感から、懇親会は火曜会スタッフにも、受講生全員にも異様な緊張感と盛り上がりを感じました。
 私としても商業主義と一線を画して続けてきたことにあらためて自信を感じ、修了証書をかねてこんなカードをプレゼントしました。(このゾウガメは今回のゼミのマスコットでした。)

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by my-pixy | 2015-09-27 11:48