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2019年 07月 17日
いくつかの幸運が重なってテレスコープがRPDの中核に
1981年1月頃のことでした。ペリオの成り行きも少し見え始めて、暗中模索ながらテレスコープを使い始めました。既成アッタチメントには限界を感じていましたが、Eichnerの症例集などの見よう見まねで、クラスプサベーヤーだけが頼りでした。最大の適応症は67欠損の片側遊離端義歯でしたが、そん中にこんなケースも混ざっていました。
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既成アッタチメントには限界を感じていましたが17年後、思いもかけずこのような経過に再会し、テレスコープの信頼感は不動のものになりました。海賊版のミリングマシンなどを整備し、二次固定を目指したパーシャル・デンチャー時代が始まります。1998.12.25
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# by my-pixy | 2019-07-17 11:47
2019年 07月 16日
たった2年! どんな保障をしてくれるのか?
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時折カタログなどを散見するものの、最近の技工関係の情報はその気になって見てはいませんでした。臨床歯科を語る会・地酒の部屋で技工士さんと話をしたことがきっかけになって、来週には数人の方達と情報交換をする計画が進んでいます。
 われわれがテレスコープや二次固定にのめり込んでいる間に、世の流れは保険導入などなどを巡って、大きく様変わりしているようです。今更流れを変えることはできないでしょうが、最後の抵抗だけは試みるつもりです。
 上の写真では支台歯のマージンがどこまで再現されているのか全くわかりません。下の写真では失活された支台歯の色調をどこまで隣在歯に適合させられるのかも心配です。これがコマーシャルになる世界の方達とはディスカッションできるでしょうか???。さらに二年間保障というCAD.CAWインゴットは誰が何を保障してくれるのでしょう???。不思議な世界ですがこのメーカーだけのことではないことは明らかです。

# by my-pixy | 2019-07-16 11:00
2019年 07月 15日
全盲のヨットマン光さす海へ
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 海の日の3連休でしたが、われわれの古いヨット仲間も、ちょうど年に一回の同窓会で熱海に集合していました。若かったクルーメンバーも還暦が残り少なってきて、そろそろふた回り目に・・・・などということになりつつありますが、集まっていたいたメンバーはあいかわらずの昔話に花を咲かせていました。

よく朝、タイミングよくBSでタイトルのテレビが放映されました。天草生まれの主人公は14〜15歳で全盲になられてからもヨットに乗りつずけていらしたそうですが、ヨットは素人だったパートナーを得て
サンデイエゴから福島県の小名浜までの航海を想い立たれたそうです。何台かの小型カメラや衛星放送などのアシストはあったにしても信じられない発想で、お母様もお迎えに見えていらっしゃいました。

# by my-pixy | 2019-07-15 15:31
2019年 07月 05日
2019臨床歯科を語る会
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今日の夕方から夏最大のイベント、2019臨床歯科を語る会が始まります。そもそもの始まりは1980年に遡りますが、まだ駆け出しだった火曜会が背伸びをして自分たちの症例集制作にチャレンジしたことに始まります。その前年に出版された横浜臨床座談会の出版物に追いつきたい一心だったからです。

 その後その出版記念会を箱根で老舗旅館で開催し、翌年からは同じ形を踏襲して東京の都ホテルで、日本青年館でと、会を重ねてゆきました。すでに39年になりますので、その間にはいろいろなことがありました。しかしなぜか200人には届かないが、180人は切らないという不思議な歩みを続けてきました。

 40年という年月は半端ではありませんし、その間にはいろいろな出来事がありました。それでもその時々のメンバーの努力で、心を一つにできる開業医が七夕のひと時を過ごすことができたことは、かけがえのないことでしたし、派生的に育ったいくつかの会合の中核としての役わりも果たしてきたようです。

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  深夜にわたる二日間はいつもヘトヘトになりますが、時々の執行部は来年への打ち合わせを終わらせて帰途につくことになります。来年は40周年という節目の時になります。実行委員会がどんな企画を打ち出してくれるのかが今から楽しみです。

# by my-pixy | 2019-07-05 12:27
2019年 06月 24日
夢と野望の人生・嘉納治五郎
f0103459_8595239.jpg現在は2020年の東京オリンピックの話題でいっぱいですが、私にとっては何といっても1964年の「東京」以上のものはありませんが、そんな時代の人間にとっても幻に終わった戦前のオリンピックは気になる話題でしたが、テレビもなかった当時、あまり目にする機会はなく、太平洋戦争に突き進んでいく悲劇ばかりが報道されていました。
 この番組では、そんな最中に柔道を世界に知ってもらうことに精魂を傾けた嘉納治五郎の晩年にフォーカスを合わせていました。すでに70歳を超えて2回のヨーロッパ渡航は容易ではなかったと思われ、2回目の帰途に亡くなられたとのことでした。

余談になりますが、ベルリンオリンピックの記録映画をまとめたレニ・リーフェンシュタール(当時36才)は、戦後、戦犯容疑で逮捕投獄され苦しい日々を過ごすことになります。しかし54歳にしてアフリカに渡り写真集「ヌバ」を出版し世界的な大反響を起こしました。

# by my-pixy | 2019-06-24 08:54
2019年 06月 06日
北米のデナリ大滑降
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またまたオンデマンドを見ていただいた方が良いのですが素晴らしい記録画像です。
昨夜は「むつ婆さん」の最終編も素晴らしかったのですが、このところすっかりテレビっ子です。

f0103459_1022645.jpgこの山のことどこかで見たことがあると思っていましたが、20年ほど前から自宅の本棚に並んでいる、星野道夫さんの初期の書籍の中で見つけました。その後アラスカに自宅を立てられ、現地で数々の大作を発表されたのですが、40代で撮影中の事故で亡くなられました。

# by my-pixy | 2019-06-06 13:02
2019年 06月 04日
レオナルドダビンチの残したもの
f0103459_11545559.jpg4K8Kなどの紹介ということもあってか様々な特別番組が放映されています。たった1枚の自画像の真偽を巡って行われた大々的な追跡調査の記録は圧倒的な迫力でした。オンデマンドで見られるようですが2時間を超える大作ですからお忙しい方々にはちょっと無理かもしれません。

 500年前、内側8面にミラーを貼ったボックスを使って実像を写し取ろうとした画家の努力もすざましいですが、その追試をしていく研究者たちの並大抵なものではありませんでしたし、寡作のレオナルドが生涯手放さず持ち歩いたという「モナリザ」の素晴らしさなどをあらためて教えられました。

発見された自画像の真偽を巡ってありとあらゆる手段を問わず、アナログ、デジタルの最先端技術を駆使していく調査チーム最後の壁はレオナルドの指紋の検出だったようでしたが、DNA発見には届きませんでした。

# by my-pixy | 2019-06-04 11:29
2019年 06月 01日
200年回顧
ブログが具合悪かった間にあれこれ思案を巡らし、歯科臨床はこの200年あまりの間に何を解明したのかを考え直して見ました。私が臨床に入ってきた当時、歯科臨床の第一線にいらした大先輩が明治から大正にかけての方々で、その足跡を辿ることで1800年代末期に落ち着きました。これ以前となると義歯はゴム床で平線咬合器もなく文献的にも見るべきものはありません。
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 200年という年月は歯科医の職業寿命にもまつわる大きな問題ですが、戦争という断絶も含め、咬合というテーマが歯科臨床に取っていかに重すぎる課題であったかが、Gysi,マッカラムなど歴代の大家の足跡からも良くわかります。不遜な言い方を許されるなら、「歯周病」と「咬合」は歯科臨床のパンドラの箱だったのかもしれません。時間軸を変えて見直すと、無歯顎・有歯顎と咬合にまつわる諸問題はその難しさがはっきりします。

# by my-pixy | 2019-06-01 09:11
2019年 05月 31日
ブログの混乱
f0103459_14214283.jpg今に始まった事ではないのですが、この数日ブログがいうことを聞かず七転八倒していました。いろいろ試みてはみるものの思うに任せず、静岡の顧問に相談しても薬石効なくやけになっていましたが、結局は画面共有で落着しました。こんな時にいつも思い出すのは「だまし絵」の話で、独りではどうしても老婆しか見えないのですが、電話の相手は、最初からヤングレディしか見ていないようです。
一応納得して電話をきるとまた老婆だけの世界に・・・ということは何度も経験するところです。

# by my-pixy | 2019-05-31 14:00
2019年 05月 26日
大相撲の大混乱も一段落
f0103459_1441338.jpg予測できない出来事続きの春場所大相撲も14日目でどうやら一段落。千秋楽を前に賜杯の行方も「平幕の朝乃山」に決まってやれやれですが、トランプが帰るまではまだ安心はできません。
それにしても昔からの大きな組織で、場所ごとに様々な事件も起こる中、よく対応していくものだと感心しています。年数回、場所ごとに主力メンバーが集まったり、伝統の部屋別の構成が、形骸化していないからでしょう。
今場所だけを見ていても、新旧交代などを中心に様々な大事件をに直面しながら、しなやかな対応ぶりに驚かされましたが、来場所に向けての楽しみも増えました。


# by my-pixy | 2019-05-26 12:12
2019年 05月 24日
ブログのお疲れ
f0103459_945468.jpg基本ゼミに絡んで昔のブログなどを再掲載したり、お友達の記事を借用するなど色々酷使したせいかストライキをおこされてしまいました。昨日はそれでやむなくキーノートの仕事などを始めましたが、今度はここでもストライキ、泣く泣くAppleCareのご厄介になったりしていました。千秋楽間近な大相撲も大混乱で、毎日取組編成会議もグシャグシャになっているようです。
米中貿易戦争も収まりそうもありません。EU問題も大詰のようですしどこを向いてもすっきりした話はありません。

# by my-pixy | 2019-05-24 09:06
2019年 05月 13日
2019 臨床基本ゼミ・エントリー症例
f0103459_1352755.jpg2019臨床基本ゼミ受講f0103459_14155721.jpg16名の問題症例が出揃ってそれらをベースに、治療方針などのディスカッションを行いました。
 
下のパノラマX線写真は上の正面観と同じ症例ではありませんが、このように同種の症例を一覧していくことで、個々の問題や特異性などを比べたり、分類したり、まとめたりすることができるということを実感して頂き、興味ふかいディスカッションができました。

16症例それぞれについては、症例ごとに、先日のような5枚のスライドX線写真で状況説明と対処法などを説明して頂きましたから、相互でのキャッチボールもスムースにできましたし、類型化による処置方針の検討にも役立ちました。患者さんの年齢は60〜70歳が多数でしたが、年齢差も男女別の対応の違いや、術後の経過予測などにも役立ちましたし、口腔内写真の評価などのお土産にもなったろうと思います。

受講生側の足並みが揃えば、こんな風な有効な話し合いができるという、素晴らしい経験でしたし、相互の交流にも役立ったと思います。宿題を残した人もありましたが、9月、最終ケースプレとどんな風に発展していくか楽しみですし、脱落者は出ないだろうと思われます。

# by my-pixy | 2019-05-13 09:02
2019年 05月 12日
花のあとさき
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10年前に見たときも感動のテレビ番組で、長期記録ということもあって、その後臨床歯科を語る会などでも何度かご紹介しました。10年余りが過ぎ昨夜その総集編に再会しました。すでに主人公の「むつばーさん」も亡くなられ、精魂込めて作られて畑などもなくなっていましたが、番組を見て遠方から訪れられる方達のエピソードも交え、長時間番組になっていました。オンデマンドでも見られます。

# by my-pixy | 2019-05-12 08:27
2019年 05月 06日
クラウンブリッジのための調節性咬合器
f0103459_944129.jpgf0103459_8594813.jpg1900年代を総括した石原寿郎先生らの「下顎運動と咬合器」(1950)に次ぐ、クラウンブリッジを対象にした別冊で、下の図は末次先生による咬合器変遷史である。この他にも臨床歯科を語る会などの多くの臨床家が参加し、未成熟ながら1977年の時点での集大成といっても良いだろう。

 私自身は、編集担当としてこの別冊の企画にも参加しつつ、自分自身では別の連載に熱中していた。
1974年「咬合器 私の使い方」である。この連載の完了はパーシャル・デンチャーにも緩圧などいう大きな動きは許容しないリジットな可撤義歯の誕生を予見し始めたからである。
 少数歯を対象にしたクラウンブリッジから、テレスコープなどを活用したより大型のパーシャル・デンチャーへの架け橋は着々と実っていった。その最大の味方はイニシャル・プレパレーション、プラーク・コントロールなどペリオの前進だった。
 大昔の「アンテの法則」を軸に従来のパーシャル・デンチャーはCr-Brの領域に吸収されることになるだろう。私がまだ駆け出しの頃好んで使っていた「有歯顎の補綴」という演題は夢ではなくなった。
「平成から令和へ」の回顧談でした。
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# by my-pixy | 2019-05-06 09:00
2019年 05月 06日
小さな伝記
f0103459_8515196.jpg若い頃ならともかく今頃10連休などと言われてもどうすればよいのだ!仲間内で繰り返された会話でしたが、どうやら間もなく終わろうとしています。

結局、古いブログをかき回したり、書棚から昔の本を引っぱり出したりしただけなのですが、それで日々が過ごせたことには何よりでしたし、多少の片付けにもなりました。

今日の話題は古き写真の話題ですが、歯科医だった緑川洋一さんなどとも交流があり、日曜美術館などでも何度か取り上げられ、近年故郷の鳥取に美術館もできたようです。ほとんどの写真が鳥取砂丘をバックにした家族や知人の記念写真風なのですが、それでいて何とも言えないほっこりした感じの写真を、手をかけて撮り続けたふしぎな写真家でした。

# by my-pixy | 2019-05-06 08:52
2019年 05月 05日
1978年「総合診断のアプローチ」
今ではリタイアの身となりましたが、当時は出版社の企画会議でもチンピラの企画者が大風呂敷を広げ、諸先輩にお願いして歩いて、シリーズのオープニングを担当させて頂きました。
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怖いもの知らずの40代半ばだからできたことでした。持て余し気味の10連休に当時の資料などを見直していましたが、この後の40年余りの社会の変遷には驚くほかありません。特に後半の歯科臨床を担当して頂いた諸先輩は、日頃臨床のイロハを教えて頂いていた方々で、恩を仇で返すような仕打ちではなかったかと深く反省しています。特に「診断と術後経過」というくくりで巻末をまとめて頂いた3人の先生には
何とも申し訳なく、自分の症例記録をまとめるこの頃になって深く反省しています。最後の片山先生が引用されていた、20年後の長命地獄「日本老残」という書籍は、痛い苦しみを繰り返す度に忘れられないものになっています。

# by my-pixy | 2019-05-05 12:46
2019年 05月 04日
「平成」を生きた練るコーナー
10年が過ぎ、その機材は散りじりになりましたが、ここで得られたものは現在はもちろん、CAD/CAMや光学印象の時代になっても厳然として生き残るでしょう。
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# by my-pixy | 2019-05-04 14:28
2019年 05月 03日
第一歩はトレーと接着剤の総点検(復刻版再掲載)
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# by my-pixy | 2019-05-03 14:24
2019年 05月 02日
アルギン酸印象材にまつわる「平成」大実験
f0103459_147358.jpg先日の基本ゼミの印象のイロハを見ていて、10年ほど前のことを思い出しました。ことの始まりは長年続けている作業模型と対合歯の不一致でした。部分的には石膏の硬化膨張などに絡んで、何度も繰り返してきた問題なのですが、あちらを立てればこちらが...でスッキリはしていなかったからです。
 その全体像は左のようなものでしたが、技工室だけの問題ではなく診療室全体の問題として、不退転の決意で取り組むことにしました。その経緯は総てブログに書き残していますが、その後10年技工室と診療室の乖離は進んでしまっているので、まとめ直すことにしました。ただ面倒を厭わずタグをタグって見てくださる方は良いのですが、若手の勤務医の方には勤務していっらしゃる医院、病院のシステムにかかわることですから、実践は無理でしょう。ただ知って頂くことは必要なのです。
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1.最初に気付いたことはメーカー任せのアルギン酸用の接着剤という「怪物」でした。
2.次のステップは接着剤なしでのトレーとの接着でしたが幸運にも恵まれてそれが
確保できた時作戦は一気に峠を越えました。(メーカーとの確執はありましたが)

# by my-pixy | 2019-05-02 12:54
2019年 04月 21日
受講生の悩みは「理想的な補綴設計」とのことだが
f0103459_9463932.jpgわれわれのチームで症例の募集をして頂いている方からタイトルのようなメールが届きました。こちらとしては「どんなケースに困っているのだろう」がいつも頭から離れないクエスチョンですが、その対極にあるのがこの悩みだとすると何かすれ違いを感じます。最大の問題は「悩み」と「究極の補綴設計」の間にあるギャップです。
 上の画像は昔々、クラウンブリッジが一段落してパーシャル・デンチャーに足を踏み込んだ頃、当時の心境をイメージ化しようと苦心した時のものですが、その後も欠損歯列という壺の中身をめぐって何度か使いました。
 中身は多少変わっても、入り組んだパーシャル・デンチャー絡みの問題を話し合うには、これしかないかと再登場させました。中の歪んだ文字にもそれぞれ意味があります。

 ただ甘やかしてばかりでもいけないので、可愛いい受講生のポートレートも1枚!。マナーも知らないと美味しいご馳走にはありつけないのはイレバも同じです!。
個歯トレーは試してみましたか ? ? ?。次回その画像もぜひ見せて下さい。

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# by my-pixy | 2019-04-21 08:52