2018年 04月 13日
AAP1979シアトル・バンクーバー
f0103459_11122919.jpg資料整理にともなう昔話が続きますが、シアトルでの記念写真です。上の画像はすでに対米輸出が行われていたスペースラインのそっくりさんですが、下の2枚はわれわれもペンタックスと開発を進めていた口腔内写真用のリングストロボが色々並んでいます。この翌年にはシステムカメラとしてのLXが市販される寸前のことです。

 勝手の違うペリオの学会、話はよくわからないでじっと座っているのも辛いので、器材の展示を見た後はもっぱら海沿いにメキシコ方面に出かけていました。マリアッチといわれ人たちがギターの弾きがたりをしたり、子供達が自分の海イグアナ手に見せにやってきたりでこちらは退屈しませんでした。
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# by my-pixy | 2018-04-13 11:14
2018年 04月 12日
1979.バンクーバー
f0103459_1564327.jpg 1980年ごろまではもっぱらヨーロッパに通っていましたが、一度だけAAPに日程を合わせバンクーバー .シアトルあたりを歩き回りました。何となくアメリカ東海岸に比べるとヨーロッパの香りがして馴染みやすかったからです。前回のチロルの木の顔とトーテムポールなど何となく繋りがあるような感じがしていました。

 この後AAPは急速にインプラント学会に変貌をしていきますが、この時まではそんな気配はありませんでした。反対に臨床歯科を語る会などの構想がまとまったのは、この時のイメージが大きく影響したようです。

 この数日間RAWデータにしたまま放り出していたデータを整理したところ、お宝画像がいろいろ見つかりました。いずれも静かでほんのりするものばかりです。

# by my-pixy | 2018-04-12 12:45
2018年 04月 08日
1980ザルツブルグ郊外
f0103459_14554610.jpg 今のところは特に仕事もないのですが、夏のイベントに向けての準備を始めました。特別何を!というご注文はないのですが、逆にそれだけ組み立てには苦しんでいます。仕事でも遊びでも新ネタはないので、手持ちの中から何かをひねり出さなければなりませんが、辺りを見回しても美味しそうな匂いはしてきません。
大越流思考法やオオタニ流に触発されることも多いのですが、それで大局を乗り切れるはずもなく、代わり映えはしないのですが、ハードディスクの中身をかき回し始めました。スライド時代から付き合ってきたスライドのイメージはいつも消えることはないのですが、どこかに忘れかけていたものがあればという淡い期待からです。このチロルの風景も数十年付き合ってきたものですが、このショットのはっきりした記憶にはありませんでした。
 それでもカレンダーなどにも使われず、スライドからRAWデーターでハードディスクに詰め込まれていたものの復活プロセスで、いろいろな記憶の一部は色調が戻ってきました。日曜日としてはマズマズの収穫でした。私のリンクは大半が死んでしまいましたが、中には所詮悪あがきとは分かりながらもがいている様子を見ると力づけられます。
 期待のNHK新番組では予想に反して日曜美術館がメンバー一新で迫力がありました。でも今入ってきたニュースでは大谷翔平君が勝ち投手!!!。

# by my-pixy | 2018-04-08 14:11
2018年 04月 03日
1970年
f0103459_126332.jpg 1970年という時代は、われわれの世代にとってはいくら繰り返し語っても語りきれない時代でした。1964年の東京オリンピック、海外渡航の自由化に伴って、高速切削、精密印象、ナソロジーなどが次々と臨床導入され、ひと息つく暇もなくエンド、ペリオなどにも変革の波は広がったからです。当時の状態は外遊から帰られたばかりの石原先生の著作にもはっきり残されています。当時の医歯薬の出版物『補綴と生物学」の中にも、歯科臨床の全てが書き換えられる中で医科から歯科に移られて悪戦苦闘されtる苦衷がまざまざと残されています。

 大波の最後が1970年頃からのペリオの変革でした。そんな大局も良くわかっていない中で、CR-Brによる全額補綴に苦しんで、パーシャル・デンチャーに軸足を移してきたのですが、まさに五里霧中という状態に陥るのは当然でした。最初の難関はすれ違い咬合の症例群でしたが、道筋は全く見えていませんでした。その象徴が大阪万博の太陽の塔でした。先日、そのリニューアルの塔の内部などを見るにつけ、大風呂敷を広げているアーチストの気ままさを悪夢のように思い出しました。

# by my-pixy | 2018-04-03 10:28
2018年 04月 01日
エイプリル・フール
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 昨日からの延長戦でブログと格闘していましたが、AppleCareでも手こずる難問にようやく光明が見え日曜出勤は大収穫の1日でした。自分が何かをしたわけではなく、見るに見かねた我が軍団のチーム力の成果なのですが、5月のもぐら塾に向けて強い見方ができました。

 こんな明るい気分でエイプリルフールの記事を書け、今夜は大越キャスターのサンデースポーツ復活ですから、桜の後も良い季節になりそうです。

ついでながら年度末のNHK番組の◎とXです。昨日のゴースト血管は最悪、ためしてガッテンの残りものでした。
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 それに比べれるとスペシャリティをもつさかなくんはメキメキそのタレントを伸ばし、東京湾を横断する横断道路の構造設計から換気設備の現場見学から、それを取り囲む人工漁礁の案内、地元の大謀網内の周遊、折に触れて発揮する鮮やかなイラストの才能など、多様なタレントぶりで魅了されました。

 東京湾アクアラインに沿って海上から水中からの立体的案内は、住人の魚や海藻たちも引き込んで素晴らしいものでした。オンデマンドおすすめです。

# by my-pixy | 2018-04-01 17:06
2018年 03月 30日
良き時代
f0103459_847547.jpg 昨日アップした2番目のケースですが2011年の上顎の義歯の写真が残っていました。昨日のパノラマと合わせていただくと上顎の義歯の推移が分かってきます。昨年の語る会全体会や今年のもくあみ会でしばしば問題になる、上顎か下顎かという話にも関連してきます。
初診時には明らかに優位だった上顎が急速に崩壊し、今や不要か邪魔者の7番を残すのみになり、下顎の方は外冠内面をレジンでウオッシュしたまま使い続けられています。同様な状態はすれ違い症例の多くで経験することです。欠損は絡みますが上顎と下顎でよく見かける状態です。
 このケースでは顎位低下などが見られず、上顎7番残存による問題は顕在化していませんが、上顎7を無力化するために義歯床内に取り込む必要に迫られることもしばしば見られる状態です。義歯修理を繰り返した痕跡も残っていますが、上顎前歯が残存していたことで一次固定に固執されれば、もっと悲惨な経過になったはずです。条件が厳しければ早めにシングルデンチャーへの移行が必要になったでしょうが、テレスコープによる下顎義歯の安定が幸いしました。

5月13日(日)の第2回もぐら塾は
「二次固定を考える」として、このケースのような話題を取り上げます。受講ご希望の方は mogura@xrh.biglobe.ne.jp 宛にメールにてお申し込み下さい。
会場は前回と同様.ダイビル特別会議室.定員10名で受講料は30,000円 です 


# by my-pixy | 2018-03-30 08:28
2018年 03月 28日
書名を変更したい事情
f0103459_1043742.jpg 昨日、突然に書名を変更したいなどと言い出したことには、根も葉も無いわけではありません。
雑誌連載当時のゴタゴタに始まり、その後にも話題になることはあっても、その位置付けははっきりしてきません。若い頃のクラウンブリッジ、全額補綴、テレスコープなどの足取りがそれなりにはっきりしているのに、この部分だけは10年余の時間経過を持っても評価が決まらないのです。

 反対に高齢化社会などにまつわる患者さんとの関係の変化なども加わると、評価はさらに難しくなります。すでに終了した自分臨床の中でははっきり舵を切っているのですが、若手との話し合いの場でもそれで良いのか?となると微妙になってくるのです。

 経過を待ってその是非を決めるという自分の手法の無力さを痛感する場面ですが、 画像は昨年でお別れした患者さんの2例です。上と下は別ケースですがともに私と同世代の方で定期的に来院されていました。こんな形で穏やかな晩年を過ごしていただけたことに満足しています。その過程では波風もありました。そんな出来事も話題にして行きたいと思います。 少なくなくともこんな方々に◯◯◯◯◯◯が無用なことだけははっきりしています。二次固定讃歌です。

# by my-pixy | 2018-03-28 16:15
2018年 03月 27日
10年を経てようやく思いついた新書名だが
f0103459_14475649.jpg 年齢のせいで頭の回転がすこぶる悪くなり、出版時にはどうしても思いつけなかった書名に10年を経てようやくたどり着きました。ブログのタグ名では一歩進歩していたのですがまだまだでした。このところもくあみ会などで散々いじくり回されてもぴったりきませんでしたが、「インプラント」という言葉を使わないこの書籍で言いたかったことが突然浮かびました。書籍原稿前段の部分で強調したかったことは可撤性であっても動かない補綴ということでしかなかったのに、出版社とのゴタゴタの中で曖昧なまま締切になってしまったのです。
 
 お買い上げいただいた方には大変申し訳ありませんが、表紙の赤字を黒マジックででも塗りつぶしていただければ大変幸せです。背中の赤文字ぐらいになればわれわれの思いに近づけそうです。遅ればせながら、もぐら塾、臨床歯科を語る会などのラストチャンスを通じて申し開きはさせていただきます。もともとはFixとRemovalで分けられていた英文に戻っただけと言ってしまえばそれまでですが、歯周補綴、一時固定、二次固定、などとの使い分けもスッキリするように思います。

# by my-pixy | 2018-03-27 08:02
2018年 03月 26日
2018臨床基本ゼミ
f0103459_1024154.jpg 例年のことですが私たち火曜会のメンバーによる全6回12日の臨床基本ゼミがスタートしました。お申し込みお申し込みをいただいた16名の先生方からは、このセミナーへの期待やご希望などを提出していただいています。しかし卒後2〜3年の方がら40歳越えの方までその内容は様々ですしわれわれにできることも限られています。あれこれ思い悩んでもシナリオは決めかねる中で当日が来てしまいますが、今年はなぜか想像よりはスムースに初日を終わらせることができました。不思議なことに自己紹介に見るそれぞれの想いは、予想していたよりは距離感がないことように感じられました。

 上の写真はこのゼミ定番のイニシャルプレパレーション千葉先生のエンドのお話ですが、その深みと難しさが本当に分かるはずもない若手には、当然のこと!!と素直に受け取られていたようです。こちらは今にその怖さが分かるだろうとニヤニヤしていました。

下の写真は1日目が終わっての懇親会のスナップですが、トップバッターがのびのびと良いプレゼンをしてくれました。そのおかげで終始和やかに進行しましたが、あまりのんびりしているので、最後にマイクが回って来た時に10月のそれぞれの最終ケースプレが楽しみだ!」などと言ってしまいましたが、それほど和やかな第一日目でした。

# by my-pixy | 2018-03-26 10:24
2018年 03月 19日
新潟で再会
新潟では大勢の懐かしい方々にお会いしました。極寒の歯科医師会館もなく、今をときめく歯科医師会長も一番若手だった頃のことでしたが、それから熊本勢などとも合流し、1980年以降はメンバーは変わりながら真鶴に集まっていました。
2000年台になると全員がDTPも身につけて、会合記録が続々と若手により製作されました。静岡で火がついた競作は3年間趣向を凝らして製作されました。トンボではじまった会名も時々で変わってボウフラだ蟻地獄だと変わっていきましたが、それなりに思い入れはあったようです。
来週は2018の基本ゼミで、何かのヒントになるかと読み直していますが、最近の商業誌よりは読みでがあります。
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# by my-pixy | 2018-03-19 16:47
2018年 03月 19日
素晴らしい会場で、もくあみ会 In Niigata
f0103459_9452761.jpg 会が終わると記念写真!という号令がかかるのがいつものことですが、今回ほどスムーズに進行したことは初めてです。成功の要因は室温の低さで、配布されたホカロンも切れて凍りかけていた全員が、一刻も早く外に出たかったからです。宴壇上ではなく客席前列を使用したことも大成功でした。これが終われば暖かい室外に出られるという希望が全員の一致協力を産みました。

プレゼンテーションの内容は新人の積極参戦もあって例年にない白熱ぶりでしたが、凍りつきそうな室温のなか「忍」の一言でしたがそれが緊張感を呼び込んでいたのかもしれません。遠路はるばる熊本から前泊を重ねて参加して頂いた方々に加え、レギュラーメンバーではない現地参加の方々も加え、懇親会は明け方まで続いたようです。

今回参加はしていただけなった福島の方々への思いも込めた最後のスライドも何とか伝わり、
私としても思い残すことはありませんでした。

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# by my-pixy | 2018-03-19 09:45
2018年 03月 15日
俯瞰と細密描写
f0103459_11454940.jpg 3週間ほど前の日曜美術館の番組です。ちょうど有名な 青木繁の「海の幸」が取り開けられた後だったと思いますが、画家の人柄は対照的だったようです。千葉と大島という漁村に住み着いてというところだけは似ていますが、その画風は対照的でした。





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# by my-pixy | 2018-03-15 11:39
2018年 03月 09日
実物とおもちゃ
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左側は1980年台に初めて買ったアップルのプラスで、臨床スライドの整理に使い始めた頃のものです。まだモノクロでHDも外付けでしたが、すべての始まりになった思い入れの1台でした。そんな形をゴムのミニチュアにしてデスクトップの小物にしたものを見つけました。こういうものには目だないので、以前からネットではよく見かけていましたが、御茶ノ水にお店ができたらしいので早速出かけてきました。雨の最中で時間も朝だったのであれこれ1時間ほど質問ぜめにした上、いくつかをぶら下げて帰ってきました。assistonというお店です。f0103459_9143479.jpg

木工製品にもにも面白いものが少なくありません。スマホで写真を撮る気にはならないのですが、こんな仕掛けがあれば少し気分が変わるかもしれません。邪魔になることは覚悟の上ですが、もくあみ会のお供になるかどうか、週末のお楽しみです。

# by my-pixy | 2018-03-09 12:47
2018年 03月 06日
ノーベル賞より早かった
昨年の暮れのノーベル文学賞にはびっくりしました。全部は読みませんでしたが3作は読んでいましたから、慌てて丸善、ブックセンターなどということにはなりませんでした。来日の際のテレビも全部見ていましたから、作品の理解にも役立ちました。そして このことがその後の福岡伸一さんの著書の理解にも役だったので、イニシャルプレパレーションや二次固定への流れにも役だったと思います。
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# by my-pixy | 2018-03-06 14:39
2018年 03月 02日
間もなくもくあみ会 in NIIGATA
 月が変わって間もなく新潟もくあみ会です。こちらはインプラントと欠損歯列を巡って混迷が続いてい流ようです。総合タイトルには「欠損隣接歯が弱体化している局面」という枠がかけられましたが、
それでも明確に決まらず「隣在歯が弱体化・・・」というサブタイトルもついています。

 一口腔単位では決められないから、片顎もしくは部分的に視野を絞って話をしようということです。
上顎か下顎かが決められないなら、1本でも弱った歯を見つけてそれを軸にものを考えようということですから、すれ違いや偏在への対応を最優先してきたわれわれとは正反対のスタンスです。

 これを臨床経験の差と捉えることもできますが、私は術者側の問題ではなく患者サイドから考えるしか歯科臨床の実力は煮詰まっていないと思います。インプラントの30年は動乱と混乱の歴史だったことを思い出すべきでしょう。生き残ったのは過剰な埋入が大半だったはずですが、これを成功例として
カウントしたらとんでもない結果になります。
 最も大切なことは、その患者さんの流れがどうであったかということとと、その流れをどれだけ食い止めることができたかということです。それを知るためには初診時の推論と、その後の経過観察をおいて
他にはないはずです。
 この30年余りの間に数々の予測しなかったトラブルを経験しました。インプラント体の強度が不明であったことや、術前の状態と術後の経過を継続的に捉えられないことも大きな壁でしたが、70歳、80歳という患者さんの加齢が、相乗的に重なったことも評価を困難にしました。

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# by my-pixy | 2018-03-02 11:26
2018年 03月 02日
ミニリングが懐かしい
f0103459_1535164.jpg  まもなく2018年基本ゼミが始まります。そんなこともあってキャノン.ミラーレス機に魅力を感じてビッグカメラなどに通っています。もう新たな口腔内写真を撮ることはないのですが、この形を見ると昔の血が騒いでしまいます。すでにいくら探しても新しい道具はないのですが、アジトのガラクタの中に残っているミニリングを引っ張り出して見るとこれぞ昔のハレノヒです。 TTL機能はありませんが総てはぴったりで右側のニッシンMF18の巨大さには目が眩みます。
 キャノンからも苦肉の LEDつきのマクロレンズなどは発売されているのですが、28ミリマクロとおもちゃのようなLEDでは試写する気にもなれません。昔を懐かしんで涙を流すだけです。
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# by my-pixy | 2018-03-02 10:39
2018年 02月 18日
金子歯科技工室OB会
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f0103459_1443238.jpg 暫くぶりで歴代技工士の人たちが集まりました。前回は2013年の真鶴でしたから5年ぶりでしたが、雪とインフルエンザで2名が欠席になっただけで懐かしい顔が揃いました。
私が絡んだ集まりではプレゼンがつきものですが、今回も最近の仕事の一端を持参いただきました。会場の都合でプロジェクター持ち込みはできませんでしたが、それなりには盛り上がりました。
 
 中段の小さな画像は長野から出かけてきてくれた滝沢正さんのものです。10年前の真鶴のこの会でもインプラントと真っ向勝負し、大変な苦労をされたいる様子も見せていただきましたが、今や「インプラント技工変遷の概要」いうタイトルで「プロミネント滝沢流」のスタイルを確立された様です。

 CAD/CAMからハイブリットレジン、ジルコニアポーセレンなどを自在に駆使し、顎堤と補綴物の大きなギャップにまで挑戦したプレゼンには大きなインパクトを受けました。やや引き気味で「新時代」に対応してきた私の歩みと比べると、同じ未完成機材との葛藤の中で、次の世代を担う旗手として堂々たるスタイルを確立しつつあると大いに頼もしく感じました。

 技工士に依存して恐る恐るアプローチを始めた火曜会の現状などと比べると、明らかに地に足がついた借り物ではない逞しさを感じました。「老いては子に従え」の一言ですが、われわれの歩みからインプラントのパーツやその術式を眺めると、オーバーデンチャー時代の手法に回帰している様にも思われました。インプラントのパーツの進化や、ジルコニア、CAD/CAMの助けをもってしても、最後に口腔内の状態を最終義歯にトランスファーするには、プロビジョナルなしには不可能なことを物語っているとも思われました。
 10年前、真鶴でみんながギャフンといったインプラント・テレスコープのフルブリッジの画像を発掘しました。その症例から今回のプレゼンに至る苦闘の歴史を、近日ロードショーしてもらう約束を取り付けました。 ことの始まりは 「もぐらのトンネル」タグ「歯科技工」2008.8.24〜25日をご覧ください。たった10年前ですがまだみんな元気でした。この後の10年間、長野と東京、軸足の置き方を巡って異なる歩みを続けてきましたが、「プロビジョナルが鍵」という事実は不動でした。

# by my-pixy | 2018-02-18 10:16
2018年 02月 15日
スキーは持たない奥志賀高原
f0103459_942311.jpg ニセコに味をしめて2年続いてきたかスキー合宿ですが、3年目は担当者が交代したこともあって難産だった様です。私のところにも再三お誘いはありましたが、圧迫骨折の心配もあって年貢は納めてスキーもブーツも処分した後のことでなかなか良いご返事はできませんでした。新任担当の異常とも思える熱意で、シーズン中の連休にニセコ並みのスキー場ということで企画は始まった様ですが、最初から最後まで苦戦の連続だった様です。

背景には火曜会メンバー自体の高齢化が進んでいる中で、北海道まで行かないで近間でまとめたいという個別対応がネックになっていた様です。ハイシーズンの最中で快適なホテルで個別対応!!ということは「すれ違い咬合崩壊症例への一次固定」と同じ難関でした。

 結果的に人集めに苦労し、基本ゼミ、もくあみ会、などに枠を広げても本体の方が、欠席、中途参加、遅刻、早退だらけで私ならとっくにわめき散らしていたでしょう。私ははるばるやってきた名古屋のジープに拾われて、昔の足跡を辿って歩きことなきを得ましたが、ターミナル湯田中の駅温泉、高天原の野猿の群れなど、信じられない出来事に年月の重みを痛感しました。

唯一の救いはお気に入りのホテルグランフェニックスの健在で、嬉しくなってバーゲンのダウンコートなどを買い込んでしまいました。「良いものは変わらない」の典型は、ジープで訪れた野沢温泉にもちらほら見られました。

# by my-pixy | 2018-02-15 10:29
2018年 02月 07日
一夜明けて「ひとくちは」に出もどり
f0103459_13594594.jpg昨日の続きですが、特にこのところ気になっているのは全体設計は決まらずに、闇雲に小文字を並べまくるヤングペリオ軍団の横行です。
全顎的な設計が決まれば、それに寄り添って生きながらえることもできるでしょうが、それを決めないでお経ばかりあげていても救いの手は伸びてきません。それどころか味方のつもりの残存歯や支台歯の数本が欠損側に回ればとんでも無いことになります。欠損歯列の症例はいつもそうした崖プチに立たされているのです。
 この症例でもかなり多数のグレーな残存歯が残っていますが、敵味方は逆転の瀬戸際を超えています。それをはっきり認識して頂くには、現在のKA367では不十分なことにわれわれは焦っています。応急策ですがかなり守りの陣を引かなければ防御はできないことを分かって頂くのにどうするか、それが課題です。

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一夜明けてどうどう巡りでしか無いこと気がつきました。ブログのアクセスも良好ですがそれに安心などはしていられません。
歯医者もスキーも引退しましたが、週末からは志賀高原だそうです。相手をして頂けることには感謝!感謝!ですが、圧迫骨折が怖いので絶対スキーは履きません。

# by my-pixy | 2018-02-07 15:13
2018年 02月 05日
視座・視点・視線
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f0103459_13185642.jpg2018第一回もぐら塾は重い足取りで始まりました。メンバー確定に手間取っていたことが最大の原因ですが、直前のご不幸などが大きく影を指して集中を途切れさせていました。

しかし日曜日の定刻9.00最初の発表者の若々しいプレゼンが重苦しい雰囲気を一気に吹き飛ばしてくれました。怖めず臆せず予定の30分を使い切ってのプレゼンテーションが終わり、場の空気は一変しました。 新興勢力は火曜会、なんかよう会ルートを使って静岡、山梨エリアに広がり、北は新潟、南は名古屋につながりつつある様です。雪で動けないもくあみ会新潟は新モグラルートをリニアとドッキングすべく行動を始めている様です。雪下ろしに明け暮れているよりはマシかもしれませんが。

 ただ、事前に予測していた問題点への対応という点では、極めて重い責任を負わされていて、それが難解なタイトルになったことも否めません。何をもぐら塾の話題にするかは昨年からそのテーマが問題だったのです。理想咬合追求から始まった全額補綴・高齢者の咬合崩壊と二次固定その間に橋はかけられるのかという課題です。
 その助けにと考えたKA367もその無力さを露呈することになりました。特にその理解を助けようと考えた5本柱の中核をなす嵌合位の読み解き方については、無力さ以外の何もありませんでした。
この項目にプロットするために事前教育の不足です。私としては顎位低下にプロットして欲しかったのですが、(咬合平面乱)などというヘルプが足を引っ張ったのでしょう。大臼歯の咬合支持は0歯で、4犬歯は2/4にプロットされながら、採用された治療方針はそれとは全く無縁なものでした。隣在歯する前歯の状態に何の顧慮もはらわれず、70歳という患者年齢もどこにも生かされていなかったのです。もし演者に2〜3年のキャリアがあればこんなことにはならなかったはずですが、結局何の役にも立ちませんでした。術者による視座・視点・視線とキャリアの違いですが、わがもぐら塾では徹底伝達可能です。

# by my-pixy | 2018-02-05 13:24