2009年 05月 14日
世にも不思議な物語
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 めったに見ることなどない新聞ですが、こんな記事が載っていました。個人の投稿ではなく中医協のレポートらしいのですが、その内容には唖然としました。誰が資料を作りどんな審議をして、結論を出すのかは知りませんが、あまりにもひどすぎます。一人でもふつうの開業医がこの場にいればこんなことにはならないはずです。横文字、カタカナに弱い云々で済むことではありません。

 手作業軽視は歯科の根源に関わる問題です。最初にその大波をかぶった技工業界で、中堅の人たちの離職が急増、技工士学校の閉鎖、廃校も続いています。中国製のナイロンデンチャーは業績好調と聞いています。歯科医の裁量権問題と責任回避は役人の常ですが、歯科医師も身内の窮状に何の手も差し伸べていません。

 AAPがAAIに変身して20年ほどになりますがその波は歯科全体にも拡がっているようです。先日頂いたメールの一部です。「歯内療法学会にもインプラントの大波が押し寄せていました。抜歯か保存か向こう側が提示する新しい抜歯基準に反論することもなく感謝状を渡す姿は学会としての自殺行為に思えました。ショックでした。」

f0103459_8425946.jpg 左は今朝の朝刊です。社会もみな一杯一杯ですから今どき窮状を訴えても聞いてなんかもらえません。インプラントとシンビで乗り切れると思ったら大間違い。手作業の大切さに目覚めひたむきな努力を続けなければ、1975年の悪夢『歯科110番」はもう木戸口に迫っています。

by my-pixy | 2009-05-14 18:39


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