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2010年 09月 04日
バイオミミクリー
バイオミミクリー_f0103459_11112875.jpg 昨夜見たテレビ番組からですが、自然と生体を真似るという意味の造語のようです。少なくとも永田町のドタバタ劇よりははるかに面白い長時間番組でした。
 普段から自然や動物などの観察記録ものは第一優先なのですが、ジンベー鮫に発信機をつけて広いインド洋追い回したりして何になるのかという疑問もないではありませんでした。この番組で農業や牧畜業などから始まった人類の自然利用が、形を真似たり、機能を真似たりする段階を超え、自然の生態系全体を真似るところにきているという指摘には大きなインパクトを受けました。
そうした流れにつれ,概念を端的に表現するネーミングとして「バイオミミクリー」が生まれたようです。写真は提唱者でもありこの番組の主役でもあったジャニンベニュスの著書です。最近のトレンドにもなりつつある自然保護の具体的な在り方として大きなインパクトを受けました。

最近、私がよく口にする一本のインプラント、テレスプデンチャー、カメレオンデンチャー、歯根膜の魅力などという考え方は、すべてバイオミミクリーと同じ発想であることを痛感しています。 またこの著者がしばしば口にするoptimumという言葉も、 かって、われわれが大切にしてきたものです。リンクにあげた彼女のプレゼンも素晴らしいものです.たった15分で地球環境問題をあれほど明快に話されたものを聞いたことはありません。遅ればせながら私も目標にしていきたいと思っています。近々ご一緒する方がたは、しばしば引き合いに出されるのでご留意下さい。
http://www.ted.com/talks/lang/jpn/janine_benyus_biomimicry_in_action.html

by my-pixy | 2010-09-04 12:06


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