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2011年 02月 07日
フジフィルムとHOYAペンタックス
フジフィルムとHOYAペンタックス_f0103459_8245992.jpg 次の3連休、CP2011とかいうカメラショーが横浜であるようです。英数文字の名称氾濫で何が何かよく分かりませんが、パシフィコで4日間の会期ですからそれなりの規模なのでしょう。メーカーによって温度差はあるようですがちょっとした新製品ラッシュです。
 一際めだつのはフィルムなんかやめて化粧品で稼いでいるフジフィルム。ライカコピーのノスタルジックなスタイルで、コンパクトながら13万円とか。商売上手は相変わらずです。デンタルX線フィルムなども、コダックさんにお任せとばかりとっくにやめてしまっています。根性とか社会的責任なんてまったくないのがこの会社の伝統です。
 この度のX100とやらも根強いライカ神話に甘えて一稼ぎ!しかないのです。F2.0の単体レンズつきと割り切りながら、ハイブリッド・ビューファインダーとかをつけたそうです。わが業界でもハイブリッドレジン、ハイブリッドセラミックスなどハイブリッドは「怪しげ」の代名詞です。立派な光学ファインダーといいながら、液晶表示にも切り替わるとか訳が分かりません。まあこれぞフジフィルムでしょうか。
 一方HOYAに売られたペンタックスは、645などに命をかけている残党もいるものの、全体的にはご覧の通りで、まもなくガチャポン専用になりそうです。それでもきれいなお姉さんお目当てのマニアは集まるでしょう。
 そういえばこのCP2011とかいうイベント、大規模とはいうものの昔の日本カメラショーや、ドイツのフォトキナなどとは何かちがいます。ニコン、キャノンなども横を向いているらしく出品もコンパクト機だけです。デジタル化と共に写真というジャンルも大きく拡がって、カメラが絶対主導権をもてる状態ではなくなったのでしょう。ガチャポンがシンボルになっています。
 
フジフィルムとHOYAペンタックス_f0103459_8513935.jpg もう一つ忘れてならないのはイベントの花形のお姉さんたちです。かって彼女たちは客寄せの目玉でした。ところが中国やインドが労働力の提供者から巨大なマーケットの担い手に変わったように、「男の玩具」だったカメラは、ケイタイを振り回すギャルやかわゆい一眼レフを駆使する女性のものにシフトしているのです。

by my-pixy | 2011-02-07 08:28


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