2011年 07月 08日
70台の男性です。これまでも両側遊離端義歯を使われていましたが、その鉤歯を喪失し4〜7欠損になってしまいました。咬合支持は残されているものの、左側最後の砦を切削するか、抜歯した小臼歯部に何かを追加するか迷った末健全歯にシングラムレストの形成をしました。 ピンホールの深さなどに熱中していた時は見えていませんでしたが、パソコンで画像を開いて愕然としました。ピンホール周辺のエナメル質に無数のマイクロクラックが入っています。強拡大してみるとちょうどマージンにかかっているものもあります。いやーなシナリオが見えてきました。 始めは犬歯の舌面にしか目がいっていませんでしたが、何日か経つうちにピンは象牙質の中だしインレーともどもスーパーボンドで接着すれば補強になるかもしれないと思えるようになりました。 ところがこの時になって2番舌面のU字型の崩落跡が見えるようになりました。義歯からの力もかかっていないのに、きれいなU字型が印象にもくっきり浮かび上がっています。犬歯も同じ運命をたどる宿命と考えればバカなことを!ということになってしまいます。隣接する中切歯にもその兆しは見えます。
by my-pixy
| 2011-07-08 08:31
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