2011年 10月 20日
今回シリーズの結論です。 上はもくあみ会時点でのもの,下はこのところ毎日手を入れているものですが 、連載も長くなったのでアップしました。 上の画像の2枚の正面観はともにペリオのケースでしたが、この状態になってから20年間時が止まったように変化がありません。左は risk 2、右はrisk 3の代表例です。 下は歯式をフル活用すればそれだけで多くのことが分かるという提案です。一番上の3行は欠損歯列を見るに当たって考えるべき三箇条です。 下の2つの囲みは昨日のパノラマで解説したような見るべきポイントを列記しています。色分けでも分かるように検討はあくまで大臼歯、小臼歯、犬歯、前歯などというように歯種別に行いパノラマとの対比を前提にしています。大臼歯で歯根分割をした場合などはフォントサイズを落として表記すれば実感に近くなるでしょう。 実際に行う作業はパソコンに前図のような歯式を書いておけば、欠損しているところや保存できない歯牙を背景色で塗りつぶしたり、危ない歯は小さめに縮小するだけです。 このケースでは左上犬歯がなく小臼歯も弱体な偏在症例で、何らかの改変を行わない限り全顎に亘る大きな義歯装着が避けられないこと、それとの関連で左下に片側遊離端欠損の処置が必要になることなどがはっきりします。
by my-pixy
| 2011-10-20 08:35
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