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2015年 07月 31日
一次固定からの解放・1992.6
 大きな骨吸収や動揺が前歯大臼歯部に限られ、一次固定の切削が犬歯小臼歯部に及ばず、残存歯すべてが左右対称な咬合支持歯という幸運に恵まれたことが、この後の経過に大きく影響することになる。
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引退してキャンピングカーでの国内旅行を楽しまれた後、山梨での生活を楽しまれている。この後下顎の5.5が根面キャップになったがこれまた対称的で喪失はなく、パーシャルデンチャーは修理して使われているとのことである。(2015.8) 100才までの予後を見通しても下顎の両犬歯は間違いないだろう。

by my-pixy | 2015-07-31 16:30


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