2015年 09月 07日
この舟で帰ってきたわけではなく、10人乗りぐらいのモーターボートでしたが、途中ですぐ近くを鯨とすれ違い、ドライバーはその都度スピード落としてくれました。夢のような2泊3日が過ぎ、再び1時間半ずつのドライブと海路をつないで町に戻りました。この後はこの国唯一の幹線道路サザンクロス街道を、途中2泊しながらひたひたと首都に戻るしかないと思うと、緊張の糸はぷつんと切れました。 日差しが強いのでワンボックスの2列目シートで、カーテン代わりにくジャンバーのフードをかぶっている間にぐっすり寝込んでしまいました。この道は縦に長いマダガスカルの背骨に当たるような地域で,高度も2000メートルを超える時があります。所々にある中都市を巡るツアーもあるくらいのところです。あたりはグランドキャニオンやオーストラリア大陸を思わせるような広大な光景が続きますが、ズームの広角でも入りきらず、それを横につないでみても画になりません。 道路は淡々として140キロで走れるかと思うとこの国特有の凸凹で、ギアをローに切り替えねばならないという状態で数年前とほとんど変わっていませんでした。往路、車を回送してきたガイドたちでも正確な時間予測はできません。途中2泊は変更できませんが、少しでも先に行けるような気配の時は予約をキャンセルしても足を伸ばしました。天国から地獄の2日でしたが時間的にははらはらせずアンタナナリボには到着しました。
by my-pixy
| 2015-09-07 18:44
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