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2016年 02月 11日
犬歯の修復
 虎の子の犬歯が破折し、片側中間欠損を補っていた前方支台がなくなってしまいました。舌面レストとワイヤークラスプで維持していたのですが、後方のテレスコープは健在なので、何とかこれまで通りの装置で復活させようとパターンレジン直接法で支台築造し(鋳造)これまでのレストとワイヤークラスプ復元作戦に挑戦しました。 
 築造体とクラスプアームの間にレジン前装冠をサンドイッチしようというアクロバティックな作業ですが、久しぶりに熱中しました。舌面レストはこれまでのものを使うので、コアの舌面から前層冠のフレームとの厚みの取り合いはシビアでした。ワイヤークラスプも作り直した方が楽なのですがやせ我慢で古いものを活用しました。技工士も見たこともない重層構造に苦心していました。ちょうど書籍でナソロジーの人たちが、メタルボンドもない中でフルマウスに取り組んでいるケースを見て、その気になったようです。
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by my-pixy | 2016-02-11 09:04


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