2016年 06月 05日
村野藤吾展本丸
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村野藤吾先生のライフワークの模型と展示会の見学に早朝ひかりで出掛けました。久しぶりの京都でしたが、いろいろな意味でその素晴らしさに魅了されて帰りました。正味は3時間ほどのことでしたが、あの感動の展覧会図録は今回は完全に英文化されいていよいよ手の届かぬ物になっていました。その上大学内の施設を使った展示を、直々のご案内でエピソードを交えながら楽しく見せて頂き ました。製作に努力した学生さん達の苦労も並大抵ではなかったようです。

 何といっても、コンピュータで図面を描いたのでは建築はできない !をスローガンに学生さんに村野先生の図面の模型製作を指導されてきた情熱にも圧倒されますが、ご本人は今なおミノルタの小型カメラでフィルム撮影という筋金入りですから、グレースケールも半端ではないわけです。CAD/CAMで入れ歯はできない ! というところまでは大賛同なのですが、先日、先輩の講演にスライドプロジェクターを調達してその送り音を楽しまれたお話には仰天しました。ちょうど一世代は違うはずですが、先生の今のお悩みは増えていく収蔵品との戦いかとお見かけしました。後半の展示品の中ではわれわれのダイビルやそごうデパート(現ビッグカメラ)などに話を合わせて頂き、その時、村野藤吾先生は何を考えていらしたかを熱っぽく語られました。
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 帰途、加茂川沿いの河川敷に白鷺が飛来していたり、土地の人たちが自前のチェアなどをならべて語り合う姿を目にしたり、バオバブならぬ大木が何気なく生い茂っている様や、そのバックにいつも比叡山が眺められる環境に羨ましさを感じました。穏やかな土地柄に恵まれて人々の暮らしがある姿です。
京都駅と新幹線でプッツリきれて轟音の中、2〜3時間でビッグカメラの脇をすり抜けて帰りました。
不思議な日帰り旅行でしたが、すてきなリフレッシュになりました。 松隈先生が関西人ではなく久留米などに接点があったこともVS意識なしにお話しできたのかなとも思いました。
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この写真は地元の方からお借りしたものです。当日もまったく同じような光景が見られました。比叡山は中央の大きな木のかげになっています。

by my-pixy | 2016-06-05 10:50


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